来年は3Dテレビ元年?
2009.10.14/Wed/18:59:31
「ヴァーチャルボーイ」って知っている方いるでしょうか?任天堂のゲーム機の中で数少ない「失敗作」です。赤いゴーグルのような本体に顔を当て、片眼ずつに別々の絵を見せる「立体ゲームマシン」でした。
(Virtual Boy from Wikipedia Commons)
ところがこのゲーム機は早々に失速し、失敗に終わりました。
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ところがこのゲーム機は早々に失速し、失敗に終わりました。
【失敗の理由】
その理由については、wikipedia によると、次のように述べられています。
私見ですが、人間の視覚が要求する情報には優先順位があると考えています。それを踏み外すと広く一般に受け入れられなかったり、「キワモノ」扱いで消えていってしまう、と。
<静止画の場合>
<動画の場合>
バーチャルボーイは「動画」について上記 1~5 を満たすことなく、いきなり 6 を提供したがため、人間の心理に受け入れられず、キワモノと化したのではないでしょうか。
【テレビについて】
テレビはその点、正常進化を遂げてきました。まず、白黒テレビがカラー化され、メーカーや放送局の技術向上によって画質が高められました。さらに地デジへの移行や倍速技術により動きの滑らかさや高精細性、大画面化が達成されました。前記1から5へと順を追って進化してきたと考えます。
その「次」はどうなるか。音響や嗅覚などの他の五感へのバイパスは抜きにして、映像という観点で「次」を考えると、いよいよ「立体視」に入るタイミングに達したのではないかと思います。
このブログでも以前、韓国HYUNDAI社の立体テレビ VVUON の紹介を書いたのですが、今年(2009年)のCEATEC Japan ではパナソニック、ソニー、シャープなどの各社で3Dテレビが出展されました。
これら日本の代表的家電メーカーが3Dテレビを出展し、来年には市販することを表明しているということは、2010年は3Dテレビ元年になる可能性が高いです。
【今後の3Dコンテンツ】
先日テレビで、もうじき公開される清水崇監督が撮った3D映画、「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」の撮影エピソードを放送していました。その中で監督が「3Dを定着させるためには、3Dを使って飛び出しを演出するのではなく、奥行きを感じさせるように自然にすることが大事で、飛び出しはピンポイントのアクセントとして使ってゆく」というようなことを述べていました。
なるほどど思いました。映画におけるCGに関しても同じようなことが言えて、初期のCGは、CG技術を誇らしげに誇張するようなものが散見されましたが、現在のCGは違います。なるべく本物らしく、自然に描写するために使われています。3Dもそのような使われ方に収束してゆくのではと思います。
来年からは3Dコンテンツも徐々に増えてゆくのだと思います。新し物好きの私としては非常に楽しみです。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
その理由については、wikipedia によると、次のように述べられています。
- 赤~黒のモノトーン映像でインパクトに欠け、映像メディアや印刷媒体での広報に限界があった
- 身動きができないプレイスタイルや、プレイヤー以外に画面が見えないことなどから、試遊台での広報活動も効果的でなかった
- 大勢でのゲームプレイを好む子供に受け入れられなかった
私見ですが、人間の視覚が要求する情報には優先順位があると考えています。それを踏み外すと広く一般に受け入れられなかったり、「キワモノ」扱いで消えていってしまう、と。
<静止画の場合>
- 1. 画質
- 2. 色
- 3. 精細度
- 4. 画像の大きさ
<動画の場合>
- 1. 色
- 2. 画質
- 3. 動きの滑らかさ
- 4. 精細度
- 5. 画像の大きさ
- 6. 3D(立体視?)
バーチャルボーイは「動画」について上記 1~5 を満たすことなく、いきなり 6 を提供したがため、人間の心理に受け入れられず、キワモノと化したのではないでしょうか。
【テレビについて】
テレビはその点、正常進化を遂げてきました。まず、白黒テレビがカラー化され、メーカーや放送局の技術向上によって画質が高められました。さらに地デジへの移行や倍速技術により動きの滑らかさや高精細性、大画面化が達成されました。前記1から5へと順を追って進化してきたと考えます。
その「次」はどうなるか。音響や嗅覚などの他の五感へのバイパスは抜きにして、映像という観点で「次」を考えると、いよいよ「立体視」に入るタイミングに達したのではないかと思います。
このブログでも以前、韓国HYUNDAI社の立体テレビ VVUON の紹介を書いたのですが、今年(2009年)のCEATEC Japan ではパナソニック、ソニー、シャープなどの各社で3Dテレビが出展されました。
これら日本の代表的家電メーカーが3Dテレビを出展し、来年には市販することを表明しているということは、2010年は3Dテレビ元年になる可能性が高いです。
【今後の3Dコンテンツ】
先日テレビで、もうじき公開される清水崇監督が撮った3D映画、「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」の撮影エピソードを放送していました。その中で監督が「3Dを定着させるためには、3Dを使って飛び出しを演出するのではなく、奥行きを感じさせるように自然にすることが大事で、飛び出しはピンポイントのアクセントとして使ってゆく」というようなことを述べていました。
なるほどど思いました。映画におけるCGに関しても同じようなことが言えて、初期のCGは、CG技術を誇らしげに誇張するようなものが散見されましたが、現在のCGは違います。なるべく本物らしく、自然に描写するために使われています。3Dもそのような使われ方に収束してゆくのではと思います。
来年からは3Dコンテンツも徐々に増えてゆくのだと思います。新し物好きの私としては非常に楽しみです。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
カテゴリ: 家電・時計
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