ロードバイクのドライブトレイン取替(その5 ケーブル内装ドロップ・ハンドルの取付)
2020.06.08/Mon/23:31:42
![]() | 自作カーボン・ロードバイクの Di2 化企画ですが、ケーブル内装対応のドロップ・ハンドルの納品待ちで中断していました。そのハンドルがようやく届いたので、Di2 対応の総仕上げを行い、作業完了しました。 |
【カーボン・ハンドル到着!】
前回までで、Di2 の仮配線を行い、シフト操作の動作確認まで進みました。しかし、ケーブル類内装にこだわり、Di2 のジャンクションAを「バーエンド装着タイプ」にしたため、ハンドルバーに各種ケーブルが内装できるように設計されたドロップハンドルにハンドルを交換する必要がありました。
4月末に注文した、そのカーボン・ドロップハンドル「RXL SL カーボン ハンドル」は、その納期がおよそ1ヶ月、5月末の納品予定でした。恐らく中国から船便で発送のためだと思われますが、その納期がさらに一週間遅れ、6月初めにようやく到着しました。

購入したのはコレ、「RXL SL カーボン ハンドル
」です。
ステム近くのグリップ部分が幅広で薄型のエアロタイプのカーボン・ドロップハンドルです。

有名サイクルパーツ・メーカー「3T」のエアロハンドル「aeronova
」のパクリとの声も多いですが、私としては中華カーボンの中で、自分のニーズとテイストに合ったものを探し出した結果であって、実は本家のハンドルの存在を最近まで知りませんでした。安価な中華カーボンのフレームに対してハンドルが超高級品というのも場違いな気がするので、安全性に問題がなければこれで構いません。

「中華カーボンフレームに Di2 というのも場違い」という声も聞こえてきそうです。確かに場違いかもしれませんが、私は Di2 を導入してみたいと思います。なぜなら Di2 でもたらされる新たな世界を、ぜひ体験してみたいからです。確かに Di2 は高価なシステムですが、同等な世界をもたらしてくれる、これより安価なものは存在しません。ミスマッチかもしれませんが、その機能が体験できるフレームがあり、その機能をぜひ体験したいという希望があるので、Di2 システムの購入を決断しました。
重量は実測値で、232g。今までのハンドルもカーボンで、重量184g と超軽量であり、48g の重量増となりましたが、ケーブル内装対応のエアロタイプ・ドロップハンドルなので納得しています。
サイズは、420mmタイプを選択。この 420mm という寸法は、アンダーバー側のパイプの中心から中心までの長さ。アッパーショルダーは下ハンより20mm幅が狭いという設計です。実測してみると、下ハンの間隔は 425mm。

アッパーショルダーの幅は 400mm でした。

ステムにマウントする中央部のパイプ外径は、31.8mm と謳っていますが、わずかにそれよりも細く、31.6mm でした。

ステムに取り付ける部分は、このようにザラメ状の粒子を塗り付けた表面加工が施されていて、滑り止めの効果が高まっています。私は、今回は、結合部を入念に脱脂することにし、カーボン・グリスは使いませんでした。組み付け後の試走では、ステムの締め付けトルク 4N・m では、強めのブレーキング時に、ハンドルがずり下がってしまいました。改めて 5N・m まで締め付けトルクを上げたところ、しっかりと固定されました。

ネットの評判を見ると、それほど悪い評価はなく、まずまず。それも、1万円以内で購入可能であるという強烈な安さに起因していると思います。「この値段を考えると…」ということですね。ハンドルの根本的な欠陥に関する指摘は少ないですが、「作りが悪い」という指摘は多いです。特にケーブル穴の「バリ」の問題。穴に鋭いバリが残っていて、ケーブルを満足に通せなかったり、ケーブルが傷だらけになったというコメントが多いです。
そこで、ケーブルを通す穴を見てみると、なるほど「暴力的」でした。

(内装用ケーブル・ホール: 左上)

(内装用ケーブル・ホール: 右上)

(内装用ケーブル・ホール: 左下)

(内装用ケーブル・ホール: 右下)
このままケーブルを通すと、思いっきりアウター・ケーブルがやられそうです。何やらサメの口の中みたいです。そこで、ここは対策を施します。これです。

ダイソーで購入した電動ルーターです。これに、ダイヤモンド砥石ビットを取り付けて使用します。

膝の上にハンドルを置いて、ルーターで研磨します。安全性を毀損してはいけないので必要以上に削ることは避け、バリだけをしっかり削り取ります。経験はありませんが、歯医者が歯を削っているような気分です。軸がブレブレなので、このルーターで精密な作業はできませんが、バリ取りくらいならこれで十分です。ガラスや陶器に彫刻を施すなどの用途には、それなりのルーターを使うべきだと思います。

完了しました。これでアウターケーブルが何とか通るでしょう。少なくともエッジが喰い込んでケーブルが傷だらけになったり、止まってしまう恐れはなくなったはずです。

【取付作業】
さて、取付作業に入ります。まずは STI レバーの取り付けです。ステムにハンドルを固定する前に、STI レバーを取付、平らな面でがタツキが無いようにすれば、STIレバーの取付の左右のばらつきを最小化することができます。

STI レバー取付部にも、ザラメ状の滑り止め加工が施されています。STI の取り付けは、メーカー指定締め付けトルクは 6~8N・m ですが、それよりも下の 5N・m のトルクで現状は安定しています。

次に配線ですが、狭いハンドル内を通す作業なので、それなりに大変でした。順序としては、Di2 エレクトリックケーブルを通したのち、ブレーキ用のアウターケーブルを通す順番です。どれも、そのケーブル自体を普通に差し込んで、簡単に出てくるものではありません。以下のツールを用いて先に誘導用のケーブルを通す必要があります。

特に SHIMANO のケーブル・ライナーとマスキングテープは重宝しました。写真には出ていませんが、このほかに細口のラジオペンチ、LEDライト(穴の中を見る)、使い古しのインナーシフトケーブルが活躍しました。
次の写真は、Di2 ケーブルの配線イメージです。フレームからのエレクトリックケーブルは、中央部の Bluetooth 通信ユニット(EW-WU111)に向けて接続する計画です。

ここで、写真の中央にある Di2 Bluetooth 通信ユニットに起因するアクシデントが発生しました。希望(事前イメージ)では、このパーツをハンドル中央部の丸いパイプの部分まで持っていけると考えていました。しかし、このパーツは厚さが8mm 程度あり、厚みが薄いエアロ・バートップ部分には入って行きません。バーエンドからショルダー部分までしか入りませんでした。ピンセットやケーブルで引っ張って押し込むと、このパーツがハンドル内部に喰い込み、途方に暮れる可能性があります。
そのため、問題なくケーブルが送り込めるレベル(通信ユニットをハンドルショルダーまで)に留めました。しかし、Y型エレクトリックケーブル「EW-JC130」のサイズが最も長いMM型であったことに救われ、それでもケーブルが右側の STI レバーに届きました。そのように苦心して、数時間かけて何とかエレクトリックケーブルを通し終えました。

次に、同様にガイド・ケーブルを通す技を駆使して、ブレーキ用アウターケーブルを通します。内部にエレクトリックケーブルの接続部部分がありますので、決して無理をしないように様子を見ながら通します。

アウターケーブルを取付、インナーブレーキワイヤーを通してブレーキに接続しました。

バーエンド内蔵型ジャンクションAも問題なく装着されました。

残るはバー・テープを巻くだけです。写真では、バーエンド・キャップが写っていますが、これは使いません。バーエンドにジャンクションAを装着した場合、バーテープをバーエンド内側に押し込んでキャップで固定することができず、バーテープをバーエンドの端に合うように、最初から斜めにカットして巻き始めることが必要になるからです。

バー・テーブの装着完了。今回はケーブルが内蔵なので、バーテープはステムの方まで巻かず、ショルダーの部分までです。

正面から見ると、ケーブル類は実質前後のブレーキ・ケーブルしか見えず、シフトケーブルが消滅したかのようにすっきりしています。

その理由は、Di2 のエレクトリックケーブルが細いことが大きいですが、このようにリア・ブレーキケーブルを、STI レバー付属品のケーブルクランプでまとめているからです。

これで、実質完成。乗車可能な状態になりました!

最後に、アクセサリー(サイコン、ライト、マウント類)を取り付けます。

取付完了。いかにも今風のロードバイクのコックピットになりました。

ライトやサイクルコンピューター類を取り付けた、実走状態での車重も測っておきました。7.49kg。Ultegra 化、Di2 化で、およそ500g軽量化されました。

【感想】
まず、今回ハンドルが変わったのですが、それに伴い下ハンを握った際のブレーキレバーへのリーチが遠くなりました。STIレバーは、最初はレバーが最も開いた状態になっていると思われるので、リーチ調整を行い、ブレーキレバーを気持ち近くに調整して、良い感じになりました。
また、本来のエアロ効果を考えると、このハンドルはエアロ形状の平たい部分を地面と平行にする位の判読角度設定を想定しているのだと思います。しかし、その角度では、私にはグリップが遠すぎ、低すぎでした。したがって、若干ハンドル角度を持ち上げ、STIレバーのブラケット先端を上げ気味に位置を調整しました。その結果、手のひらがすっぽり収まり、快適になりました。
完成してから、かれこれ 100km 程度乗っています。約1年半前、「フル・カーボン・バイクを自作する」という思いの下で、作成したロードバイク。リーズナブルに作ることを目的として、105 コンポを用いたフル・カーボン・ロードバイクでした。それだけで「すごく贅沢」をしたのですが、現在は、Ultegra Di2 のコンポに乗せ換えとなってしまいました。趣味の自転車は、絶え間なく良いものが欲しくなるという、いわば「沼」ですね。今回、相当予算を掛けてしまいましたが、Di2、新型エアロ・カーボンハンドル、Ultegra グレード。満足しないはずがありません。予算約15万をかけたのですが、満足感の方が当然高いです。
Di2 のインプレッションは別の機会に譲るとして、今回の壮大な計画、「自作フル・カーボン・ロードバイクを Di2 化する」というシリーズは、これを以って完結とさせていただきたいと思います。
【関連ページ】
ロードバイクのドライブトレイン取替(その4 ケーブルグロメットをシマノ製に交換)
ロードバイクのドライブトレイン取替(その3 カーボンロードに Ultegra Di2 取付)
ロードバイクのドライブトレイン取替(その2 アルミロードの11速化)
ロードバイクのドライブトレイン取替(その1 アルミロードの分解整備)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その6 完成編)
SLR-EV に変わった新型105(BR-5800) 導入編
やはり必需品。ワイヤーカッター (WC-150)
ロードバイクのケーブルの全交換
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
前回までで、Di2 の仮配線を行い、シフト操作の動作確認まで進みました。しかし、ケーブル類内装にこだわり、Di2 のジャンクションAを「バーエンド装着タイプ」にしたため、ハンドルバーに各種ケーブルが内装できるように設計されたドロップハンドルにハンドルを交換する必要がありました。
4月末に注文した、そのカーボン・ドロップハンドル「RXL SL カーボン ハンドル」は、その納期がおよそ1ヶ月、5月末の納品予定でした。恐らく中国から船便で発送のためだと思われますが、その納期がさらに一週間遅れ、6月初めにようやく到着しました。

購入したのはコレ、「RXL SL カーボン ハンドル
ステム近くのグリップ部分が幅広で薄型のエアロタイプのカーボン・ドロップハンドルです。

有名サイクルパーツ・メーカー「3T」のエアロハンドル「aeronova

「中華カーボンフレームに Di2 というのも場違い」という声も聞こえてきそうです。確かに場違いかもしれませんが、私は Di2 を導入してみたいと思います。なぜなら Di2 でもたらされる新たな世界を、ぜひ体験してみたいからです。確かに Di2 は高価なシステムですが、同等な世界をもたらしてくれる、これより安価なものは存在しません。ミスマッチかもしれませんが、その機能が体験できるフレームがあり、その機能をぜひ体験したいという希望があるので、Di2 システムの購入を決断しました。
重量は実測値で、232g。今までのハンドルもカーボンで、重量184g と超軽量であり、48g の重量増となりましたが、ケーブル内装対応のエアロタイプ・ドロップハンドルなので納得しています。
サイズは、420mmタイプを選択。この 420mm という寸法は、アンダーバー側のパイプの中心から中心までの長さ。アッパーショルダーは下ハンより20mm幅が狭いという設計です。実測してみると、下ハンの間隔は 425mm。

アッパーショルダーの幅は 400mm でした。

ステムにマウントする中央部のパイプ外径は、31.8mm と謳っていますが、わずかにそれよりも細く、31.6mm でした。

ステムに取り付ける部分は、このようにザラメ状の粒子を塗り付けた表面加工が施されていて、滑り止めの効果が高まっています。私は、今回は、結合部を入念に脱脂することにし、カーボン・グリスは使いませんでした。組み付け後の試走では、ステムの締め付けトルク 4N・m では、強めのブレーキング時に、ハンドルがずり下がってしまいました。改めて 5N・m まで締め付けトルクを上げたところ、しっかりと固定されました。

ネットの評判を見ると、それほど悪い評価はなく、まずまず。それも、1万円以内で購入可能であるという強烈な安さに起因していると思います。「この値段を考えると…」ということですね。ハンドルの根本的な欠陥に関する指摘は少ないですが、「作りが悪い」という指摘は多いです。特にケーブル穴の「バリ」の問題。穴に鋭いバリが残っていて、ケーブルを満足に通せなかったり、ケーブルが傷だらけになったというコメントが多いです。
そこで、ケーブルを通す穴を見てみると、なるほど「暴力的」でした。

(内装用ケーブル・ホール: 左上)

(内装用ケーブル・ホール: 右上)

(内装用ケーブル・ホール: 左下)

(内装用ケーブル・ホール: 右下)
このままケーブルを通すと、思いっきりアウター・ケーブルがやられそうです。何やらサメの口の中みたいです。そこで、ここは対策を施します。これです。

ダイソーで購入した電動ルーターです。これに、ダイヤモンド砥石ビットを取り付けて使用します。

膝の上にハンドルを置いて、ルーターで研磨します。安全性を毀損してはいけないので必要以上に削ることは避け、バリだけをしっかり削り取ります。経験はありませんが、歯医者が歯を削っているような気分です。軸がブレブレなので、このルーターで精密な作業はできませんが、バリ取りくらいならこれで十分です。ガラスや陶器に彫刻を施すなどの用途には、それなりのルーターを使うべきだと思います。

完了しました。これでアウターケーブルが何とか通るでしょう。少なくともエッジが喰い込んでケーブルが傷だらけになったり、止まってしまう恐れはなくなったはずです。

【取付作業】
さて、取付作業に入ります。まずは STI レバーの取り付けです。ステムにハンドルを固定する前に、STI レバーを取付、平らな面でがタツキが無いようにすれば、STIレバーの取付の左右のばらつきを最小化することができます。

STI レバー取付部にも、ザラメ状の滑り止め加工が施されています。STI の取り付けは、メーカー指定締め付けトルクは 6~8N・m ですが、それよりも下の 5N・m のトルクで現状は安定しています。

次に配線ですが、狭いハンドル内を通す作業なので、それなりに大変でした。順序としては、Di2 エレクトリックケーブルを通したのち、ブレーキ用のアウターケーブルを通す順番です。どれも、そのケーブル自体を普通に差し込んで、簡単に出てくるものではありません。以下のツールを用いて先に誘導用のケーブルを通す必要があります。

特に SHIMANO のケーブル・ライナーとマスキングテープは重宝しました。写真には出ていませんが、このほかに細口のラジオペンチ、LEDライト(穴の中を見る)、使い古しのインナーシフトケーブルが活躍しました。
次の写真は、Di2 ケーブルの配線イメージです。フレームからのエレクトリックケーブルは、中央部の Bluetooth 通信ユニット(EW-WU111)に向けて接続する計画です。

ここで、写真の中央にある Di2 Bluetooth 通信ユニットに起因するアクシデントが発生しました。希望(事前イメージ)では、このパーツをハンドル中央部の丸いパイプの部分まで持っていけると考えていました。しかし、このパーツは厚さが8mm 程度あり、厚みが薄いエアロ・バートップ部分には入って行きません。バーエンドからショルダー部分までしか入りませんでした。ピンセットやケーブルで引っ張って押し込むと、このパーツがハンドル内部に喰い込み、途方に暮れる可能性があります。
そのため、問題なくケーブルが送り込めるレベル(通信ユニットをハンドルショルダーまで)に留めました。しかし、Y型エレクトリックケーブル「EW-JC130」のサイズが最も長いMM型であったことに救われ、それでもケーブルが右側の STI レバーに届きました。そのように苦心して、数時間かけて何とかエレクトリックケーブルを通し終えました。

次に、同様にガイド・ケーブルを通す技を駆使して、ブレーキ用アウターケーブルを通します。内部にエレクトリックケーブルの接続部部分がありますので、決して無理をしないように様子を見ながら通します。

アウターケーブルを取付、インナーブレーキワイヤーを通してブレーキに接続しました。

バーエンド内蔵型ジャンクションAも問題なく装着されました。

残るはバー・テープを巻くだけです。写真では、バーエンド・キャップが写っていますが、これは使いません。バーエンドにジャンクションAを装着した場合、バーテープをバーエンド内側に押し込んでキャップで固定することができず、バーテープをバーエンドの端に合うように、最初から斜めにカットして巻き始めることが必要になるからです。

バー・テーブの装着完了。今回はケーブルが内蔵なので、バーテープはステムの方まで巻かず、ショルダーの部分までです。

正面から見ると、ケーブル類は実質前後のブレーキ・ケーブルしか見えず、シフトケーブルが消滅したかのようにすっきりしています。

その理由は、Di2 のエレクトリックケーブルが細いことが大きいですが、このようにリア・ブレーキケーブルを、STI レバー付属品のケーブルクランプでまとめているからです。

これで、実質完成。乗車可能な状態になりました!

最後に、アクセサリー(サイコン、ライト、マウント類)を取り付けます。

取付完了。いかにも今風のロードバイクのコックピットになりました。

ライトやサイクルコンピューター類を取り付けた、実走状態での車重も測っておきました。7.49kg。Ultegra 化、Di2 化で、およそ500g軽量化されました。

【感想】
まず、今回ハンドルが変わったのですが、それに伴い下ハンを握った際のブレーキレバーへのリーチが遠くなりました。STIレバーは、最初はレバーが最も開いた状態になっていると思われるので、リーチ調整を行い、ブレーキレバーを気持ち近くに調整して、良い感じになりました。
また、本来のエアロ効果を考えると、このハンドルはエアロ形状の平たい部分を地面と平行にする位の判読角度設定を想定しているのだと思います。しかし、その角度では、私にはグリップが遠すぎ、低すぎでした。したがって、若干ハンドル角度を持ち上げ、STIレバーのブラケット先端を上げ気味に位置を調整しました。その結果、手のひらがすっぽり収まり、快適になりました。
完成してから、かれこれ 100km 程度乗っています。約1年半前、「フル・カーボン・バイクを自作する」という思いの下で、作成したロードバイク。リーズナブルに作ることを目的として、105 コンポを用いたフル・カーボン・ロードバイクでした。それだけで「すごく贅沢」をしたのですが、現在は、Ultegra Di2 のコンポに乗せ換えとなってしまいました。趣味の自転車は、絶え間なく良いものが欲しくなるという、いわば「沼」ですね。今回、相当予算を掛けてしまいましたが、Di2、新型エアロ・カーボンハンドル、Ultegra グレード。満足しないはずがありません。予算約15万をかけたのですが、満足感の方が当然高いです。
Di2 のインプレッションは別の機会に譲るとして、今回の壮大な計画、「自作フル・カーボン・ロードバイクを Di2 化する」というシリーズは、これを以って完結とさせていただきたいと思います。
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SLR-EV に変わった新型105(BR-5800) 導入編
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
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