久しぶりに 9速用チェーンの交換
2019.12.15/Sun/17:21:14
【チェーンの伸びについて】
自転車のチェーンは「伸びます」。伸びるといっても、チェーンプレートが伸びるのではなく、コマとコマを繋ぐリンク軸、軸受けが摩耗し、クリアランスが増えた結果、チェーンの全長が伸びてしまうことが実際発生している現象です。
いずれにしも、チェーンが伸びると、コマとコマの間隔が微妙に広がり、スプロケットの摩耗や変速不調につながります。そこで、チェーンの伸びを判定する、「チェーン・チェッカー」なるものが販売されています。私も一本持っています。そんなに高いものではありません。

(BIKE HAND チェーンチェッカー)
U字型の溝になっている方をチェーンローラーの部分に差し込み、反対側を下ろしてゆきます。その突起がチェーンの中にすっぽりと入ってしまうと NG。入らずに斜めのままであればまだ良好な状態であることを示します。

【MERIDA 9速ロードバイクのチェーン交換】
私が初めて購入したロードバーク、MERIDA RIDE LITE 880。最初は8速コンポーネントでしたが、約2年半前の 2017年4月に Tiagra ベースの9速コンポーネントにグレードアップさせました。その際、チェーンを 8速用から 9速用に交換しているのですが、思えば、それ以来、チェーンを交換していません。うかつでした。

チェーンチェッカーで測ってみると、チェーンをすぐに取り換える必要がある「1.0」の側で、スカスカにチェッカーが入ってしまいました。

一般的には、5,000km 走行したらチェーンを交換すべしといわれています。私は月平均 700km 走ります。2017年4月からなので、2年8ヶ月。実に22,400km もチェーン交換をさぼっていたことになります。
ということで、早速 SHIMANO の 9速純正チェーン「CN-HG93」を購入。交換します。

【チェーン交換】
新品のチェーンはきれいに見えますが、全体的にグリス(油脂)が付いています。

そのまま装着できるようにという SHIMANO の親切な配慮なのですが、私は今、チェーン用の油脂は「AZ チェーンルブ クリーン」というドライ系の油脂を使っているので、初めに脱脂します。パーツクリーナーをバンバン吹きかけても良いのだと思いますが、もう少しマイルドなチェーン洗浄をしました。これです。

チェーン専用洗浄液「AZ チェーン・デグリーサー」を洗浄用広口ボトルに入れ、チェーンを入れてシェイクする方法を用いました。洗浄したチェーンをボトルから出し、水ですすいで水分を拭き取ります。べとべとした油分が抜け、表面がサラサラになりました。この場合、乗車前に改めてチェーンに注油することが必須です。さもないとチェーンに負荷がかかり、寿命が著しく短くなってしまいます。

念のため、チェーンチェッカーを当ててみます。反対側の突起が入ることはなく、延びはないことが確認できました。

チェーン切りを使い、新しいチェーンのコマ数を前のものと同じに合わせます。ここで、新旧チェーンの長さを比べてみます。

私はチェーンの接続にはピンは使わず、ミッシング・リンクを使います。そのため、チェーンの長さは107コマで、装着長は108コマです。古いチェーンは108コマで約半コマ(9mm)延びていました。計算すると約0.5%の延びということになります。

あとは、新しいチェーンを正しい経路に通します。このようなチェーン掛けを使うと、チェーンを一旦通した後で、チェーンを接続しなくても手が離せるので便利です。

次に、ミッシング・リンクを使って、チェーンを接続します。

最後に忘れずに注油して完成。これで一安心です。

5,000km で交換するのは少々もったいないので、次回交換のタイミングは1年後かな…。
【関連ページ】
チェーンの経年変化による伸びと交換
自転車のチェーンのメンテナンス
超音波洗浄によるチェーンの徹底クリーニング
-----
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
自転車のチェーンは「伸びます」。伸びるといっても、チェーンプレートが伸びるのではなく、コマとコマを繋ぐリンク軸、軸受けが摩耗し、クリアランスが増えた結果、チェーンの全長が伸びてしまうことが実際発生している現象です。
いずれにしも、チェーンが伸びると、コマとコマの間隔が微妙に広がり、スプロケットの摩耗や変速不調につながります。そこで、チェーンの伸びを判定する、「チェーン・チェッカー」なるものが販売されています。私も一本持っています。そんなに高いものではありません。

(BIKE HAND チェーンチェッカー)
U字型の溝になっている方をチェーンローラーの部分に差し込み、反対側を下ろしてゆきます。その突起がチェーンの中にすっぽりと入ってしまうと NG。入らずに斜めのままであればまだ良好な状態であることを示します。

【MERIDA 9速ロードバイクのチェーン交換】
私が初めて購入したロードバーク、MERIDA RIDE LITE 880。最初は8速コンポーネントでしたが、約2年半前の 2017年4月に Tiagra ベースの9速コンポーネントにグレードアップさせました。その際、チェーンを 8速用から 9速用に交換しているのですが、思えば、それ以来、チェーンを交換していません。うかつでした。

チェーンチェッカーで測ってみると、チェーンをすぐに取り換える必要がある「1.0」の側で、スカスカにチェッカーが入ってしまいました。

一般的には、5,000km 走行したらチェーンを交換すべしといわれています。私は月平均 700km 走ります。2017年4月からなので、2年8ヶ月。実に22,400km もチェーン交換をさぼっていたことになります。
ということで、早速 SHIMANO の 9速純正チェーン「CN-HG93」を購入。交換します。

【チェーン交換】
新品のチェーンはきれいに見えますが、全体的にグリス(油脂)が付いています。

そのまま装着できるようにという SHIMANO の親切な配慮なのですが、私は今、チェーン用の油脂は「AZ チェーンルブ クリーン」というドライ系の油脂を使っているので、初めに脱脂します。パーツクリーナーをバンバン吹きかけても良いのだと思いますが、もう少しマイルドなチェーン洗浄をしました。これです。

チェーン専用洗浄液「AZ チェーン・デグリーサー」を洗浄用広口ボトルに入れ、チェーンを入れてシェイクする方法を用いました。洗浄したチェーンをボトルから出し、水ですすいで水分を拭き取ります。べとべとした油分が抜け、表面がサラサラになりました。この場合、乗車前に改めてチェーンに注油することが必須です。さもないとチェーンに負荷がかかり、寿命が著しく短くなってしまいます。

念のため、チェーンチェッカーを当ててみます。反対側の突起が入ることはなく、延びはないことが確認できました。

チェーン切りを使い、新しいチェーンのコマ数を前のものと同じに合わせます。ここで、新旧チェーンの長さを比べてみます。

私はチェーンの接続にはピンは使わず、ミッシング・リンクを使います。そのため、チェーンの長さは107コマで、装着長は108コマです。古いチェーンは108コマで約半コマ(9mm)延びていました。計算すると約0.5%の延びということになります。

あとは、新しいチェーンを正しい経路に通します。このようなチェーン掛けを使うと、チェーンを一旦通した後で、チェーンを接続しなくても手が離せるので便利です。

次に、ミッシング・リンクを使って、チェーンを接続します。

最後に忘れずに注油して完成。これで一安心です。

5,000km で交換するのは少々もったいないので、次回交換のタイミングは1年後かな…。
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チェーンの経年変化による伸びと交換
自転車のチェーンのメンテナンス
超音波洗浄によるチェーンの徹底クリーニング
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
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