ツーリング向け完全防水超大容量サドルバッグ
2019.08.09/Fri/13:12:57
【荷物積載方法あれこれ】
本来、ロードバイクは軽快に走ることに特化した自転車であるため、荷物を積載する配慮はなされていません。したがって、原則論としては、必要な荷物は身に着けたり、背負うことが基本となります。

(サイクリング用バックパック)
次の方法として、シートポストがアルミであれば、リクセンカウルのバリオラックを使って、荷物を入れたバッグを括り付ける方法があります。

(リクセンカウルのバリオラック)
さらに大容量の荷物を積むのであれば、パニアバッグ(サイドバッグ)が必要です。しかしパニアバッグを取り付けるためには、リアキャリアを取り付ける必要があり、ロードバイクにはそれがハードルとなります。幸い、私は特殊なパーツを利用して、リアキャリアを取り付け、ロードバイクにパニアバッグを取り付けることに成功しています。

(オルトリーブのパニアバッグ)
【大容量サドルバッグ】
今回の試みは、バックパックと同等以上の荷物を、特殊パーツを介さずに積載できないかというものです。そこで調べると、「大容量サドルバッグ」というものが存在することを知り、早速購入してみました。

(Rhinowalk 大容量サドルバッグ
)
単体で見せると、その大きさが分かりづらいですが…

普通のサドルバッグと比べると、これ、笑っちゃうほど大きいサドルバッグです。

メーカー説明によると容量は10L。ヘルメットと比べても、その大きさが際立ちます。

このサドルバッグのポイントは、「完全防水」であること。PVC素材でできているため、素材自体が水を通さないのに加え、縫い目がなく、溶着方式で生成されているため、雨が浸水しない構造になっています。

バッグの入り口部分もジッパーではなく、巻き付けて閉じるロールアップ構造になっているため、雨の浸水経路をなくしています。通常のサドルバッグと異なり、このバッグの中には衣類や食料など、濡れては困るものを収納することが多いです。雨が降るたびにレインカバーで覆うのは面倒であるため、完全防水という機能は大きなメリットです。バッグの後ろに見えているのは、添付品の補助ストラップ。必要に応じて使うものです。

(バッグの開け口はベルクロテープによるロールアップ方式)
【取付】
取り付けは、シートポストへ2点、サドルレールへ1点で取り付け、計3点で支持するものです。バッグ長が長いため、取り付け部分はしっかりと固定できるようにするための配慮がなされています。内部には樹脂製のフレームが仕込まれていて、後端が長く突出しても、バッグが中折れしないように設計されています。まずはシートポスト部の固定部分は大型ベルクロテープによる2点留め。

3点目は、サドルレールにナイロンバンドを通して吊り下げ固定です。このバンドは吊り下げ荷重に耐えるためのものですが、個人的にはこのバンドについても、しっかりと締めつけた方が良いと思います。その理由は、このベルトが緩いと、ダンシングしたときなど、車体が横に振られる状況でバッグが大きく左右に振れてしまうからです。

このサドルバッグは相当大型である(長い)ため、装着すると「ドロヨケ」としての機能も果たします。

バッグ上部にはゴム製のバンジーコードがしつらえてありますので、ジャケットや手袋、インフレーターなど、濡れても良く、すぐに取り出したいものを括り付けておくことが可能です。

この位の容量があれば、小ぶりのバックパックを担ぐのを省略することができるでしょう。また、バッグパックと併用すれば、日帰りツーリング(キャンプ)もこなすことができそうです。

また、このバッグの開け口はロールアップ式なので、収納量が少ない場合は、開け口をどんどん巻いてしまうことにより、バッグ長を短くおさえることができます。いろいろと融通が効きそうです。

【試用】
遠出に使うのは今後の課題として、まずは使い勝手を調べるため、買い物に利用してみました。5km 程度走った先のホームセンターで、これだけのものを買いました(スプレー缶4つと散水ノズル)。

これを全部、このバッグに突っ込みます。問題なくすべて飲み込みました。

これでもバッグの最大長は不要だったので、開け口を何回か丸めて、バッグ長を短くして納めました。このときは、念のため、付属の補助ベルトをサドル下からバッグ下に回し、補助ベルトの使い勝手も確かめました。結果、バッグが走行中に不安定になったり、後輪に干渉したりするような問題は全くありませんでした。

この中に、テントやタープポールを収納することはできないと思いますが、小型のクッカーやストーブは入るでしょう。また、このバッグは超大型ながら、サドルとシートポストに装着するタイプのサドルバッグであるため、カーボンシートポストのロードバイクでも装着することが可能だと思います。今後、ツーリングに使うのが楽しみです。
【関連ページ】
完全防水の定番パニアバッグ「オルトリーブ バックローラー シティ」
ダボ穴のないロードバイクにリアキャリアを取り付ける
携帯用コンロの「完成形」。イワタニ「カセットガス ジュニア」CB-JRB-3
手軽に行ける湾岸地区の城南島キャンプ場で「小川張り」
都心でテント泊ができる「城南島海浜公園キャンプ場」
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
本来、ロードバイクは軽快に走ることに特化した自転車であるため、荷物を積載する配慮はなされていません。したがって、原則論としては、必要な荷物は身に着けたり、背負うことが基本となります。

(サイクリング用バックパック)
次の方法として、シートポストがアルミであれば、リクセンカウルのバリオラックを使って、荷物を入れたバッグを括り付ける方法があります。

(リクセンカウルのバリオラック)
さらに大容量の荷物を積むのであれば、パニアバッグ(サイドバッグ)が必要です。しかしパニアバッグを取り付けるためには、リアキャリアを取り付ける必要があり、ロードバイクにはそれがハードルとなります。幸い、私は特殊なパーツを利用して、リアキャリアを取り付け、ロードバイクにパニアバッグを取り付けることに成功しています。

(オルトリーブのパニアバッグ)
【大容量サドルバッグ】
今回の試みは、バックパックと同等以上の荷物を、特殊パーツを介さずに積載できないかというものです。そこで調べると、「大容量サドルバッグ」というものが存在することを知り、早速購入してみました。

(Rhinowalk 大容量サドルバッグ
単体で見せると、その大きさが分かりづらいですが…

普通のサドルバッグと比べると、これ、笑っちゃうほど大きいサドルバッグです。

メーカー説明によると容量は10L。ヘルメットと比べても、その大きさが際立ちます。

このサドルバッグのポイントは、「完全防水」であること。PVC素材でできているため、素材自体が水を通さないのに加え、縫い目がなく、溶着方式で生成されているため、雨が浸水しない構造になっています。

バッグの入り口部分もジッパーではなく、巻き付けて閉じるロールアップ構造になっているため、雨の浸水経路をなくしています。通常のサドルバッグと異なり、このバッグの中には衣類や食料など、濡れては困るものを収納することが多いです。雨が降るたびにレインカバーで覆うのは面倒であるため、完全防水という機能は大きなメリットです。バッグの後ろに見えているのは、添付品の補助ストラップ。必要に応じて使うものです。

(バッグの開け口はベルクロテープによるロールアップ方式)
【取付】
取り付けは、シートポストへ2点、サドルレールへ1点で取り付け、計3点で支持するものです。バッグ長が長いため、取り付け部分はしっかりと固定できるようにするための配慮がなされています。内部には樹脂製のフレームが仕込まれていて、後端が長く突出しても、バッグが中折れしないように設計されています。まずはシートポスト部の固定部分は大型ベルクロテープによる2点留め。

3点目は、サドルレールにナイロンバンドを通して吊り下げ固定です。このバンドは吊り下げ荷重に耐えるためのものですが、個人的にはこのバンドについても、しっかりと締めつけた方が良いと思います。その理由は、このベルトが緩いと、ダンシングしたときなど、車体が横に振られる状況でバッグが大きく左右に振れてしまうからです。

このサドルバッグは相当大型である(長い)ため、装着すると「ドロヨケ」としての機能も果たします。

バッグ上部にはゴム製のバンジーコードがしつらえてありますので、ジャケットや手袋、インフレーターなど、濡れても良く、すぐに取り出したいものを括り付けておくことが可能です。

この位の容量があれば、小ぶりのバックパックを担ぐのを省略することができるでしょう。また、バッグパックと併用すれば、日帰りツーリング(キャンプ)もこなすことができそうです。

また、このバッグの開け口はロールアップ式なので、収納量が少ない場合は、開け口をどんどん巻いてしまうことにより、バッグ長を短くおさえることができます。いろいろと融通が効きそうです。

【試用】
遠出に使うのは今後の課題として、まずは使い勝手を調べるため、買い物に利用してみました。5km 程度走った先のホームセンターで、これだけのものを買いました(スプレー缶4つと散水ノズル)。

これを全部、このバッグに突っ込みます。問題なくすべて飲み込みました。

これでもバッグの最大長は不要だったので、開け口を何回か丸めて、バッグ長を短くして納めました。このときは、念のため、付属の補助ベルトをサドル下からバッグ下に回し、補助ベルトの使い勝手も確かめました。結果、バッグが走行中に不安定になったり、後輪に干渉したりするような問題は全くありませんでした。

この中に、テントやタープポールを収納することはできないと思いますが、小型のクッカーやストーブは入るでしょう。また、このバッグは超大型ながら、サドルとシートポストに装着するタイプのサドルバッグであるため、カーボンシートポストのロードバイクでも装着することが可能だと思います。今後、ツーリングに使うのが楽しみです。
【関連ページ】
完全防水の定番パニアバッグ「オルトリーブ バックローラー シティ」
ダボ穴のないロードバイクにリアキャリアを取り付ける
携帯用コンロの「完成形」。イワタニ「カセットガス ジュニア」CB-JRB-3
手軽に行ける湾岸地区の城南島キャンプ場で「小川張り」
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
サドルバッグ
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