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Vブレーキの音鳴りを解消する

2019.05.03/Fri/19:04:36

DSC00683.jpg先日購入したサイクルベースあさひのクロスバイク「プレシジョン・スポーツ」。そのフロント Vブレーキが盛大に「鳴く」ため、対策を施しました。
【プレシジョン・スポーツについて】

高校に進学した子供用として、平成最後の GW に自転車を買い換えました。購入した自転車は、サイクルベースあさひのプレシジョン・スポーツです。

DSC00662.jpg

【Vブレーキの鳴きについて】

気になる点は複数ありますが、4万円という価格と利用用途(週末の移動のみ)を考えると、この自転車に対する印象は限りなくポジティブです。しかし、気になる点のうち、「どうしても直したい点」が一つありました。それは「ブレーキの鳴き」です。

この自転車自体の問題なのか、Vブレーキの宿命なのか、はっきりしませんが、この自転車の前輪ブレーキは、派手に鳴きます。その音が大きいため、前輪ブレーキを使うことがはばかられるほどです。この状態は安全性の低下につながるため、早期解決を図りたいところでした。


Vブレーキの鳴きの症状 (再生時間: 5秒)

【一般的対策】

ネットで調べると、Vブレーキは「よく鳴く」らしく、対策に関する多数の記事がすぐに見つかりました。要約すると下記のような内容に収れんされます。

  • リムが汚れていると振動、ひいては音が発生するため、リムを清掃する
  • 新品ブレーキシューの摺動面が平滑すぎるとブレーキング時に悪性の振動が発生しやすい。あらかじめ、シューの摺動面にやすり掛けを施し、摺動面をある程度粗めにする
  • ブレーキシューに「トーイン」(シューの前端部を狭め、リムに前端部から当たるようにすること)を施す
  • ブレーキシューを「立派なもの」に交換する
  • Vブレーキ自体を立派なものに交換する
  • ブレーキ取付剛性強化のため、ブレーキ・ブースターを装着する

【実対策】

<リムの清掃>

まず、ダメもとでリムを掃除しました。新車のリムであるため、多大な汚れが付着しているとは考えにくく、これによって問題が解消されるとは予想しませんでしたが、最初の一歩として、パーツクリーナーをウエスに付けて、リムサイドのふき取り掃除を行いました。しかし、ウエスには多少の汚れが転写されましたが、ブレーキの鳴きについては、案の定、何の改善もありませんでした。

<トーイン調整>

次に行ったのは、トーイン調整です。私はロードバイクのトーイン調整を意識していたため、ブレーキシューの後半分に0.5mm程度の厚紙を挟んだ状態でブレーキをかけた状態での、「マイルドな」トーイン調整を行いました。この位のレベルのトーイン角度です。

DSC00703.jpg

しかし、この措置では音鳴りは解消されませんでした。
(注: 後述しますが、大きなレベルのトーイン調整で問題は解決されました)

<ブレーキシュー交換>

この自転車は、安価であるがため、様々な部分でコストダウンが図られています。まずは、Vブレーキ自体が、ノーブランドです。

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ブレーキ・シューもまた、ノーブランドです。よく見ると、「PROMAX」というブランド刻印はありました。

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次にブレーキ・シューを「いいもの」に交換することにしました。調達したのはこれ。「SHIMANO M70T4」です。

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シューの摺動面を見ると、ツルツルではなくしっとりとしたつや消し状態となっていて、期待が持てそうです。

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早速、取り換えてみます。作業は簡単。必要ツールは5mm の六角レンチだけ。位置調整、トーイン調整をどれだけ丁寧にやるかによりますが、5分もあれば作業完了です。

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オリジナル(ProMAX)と新規購入(SHIMANO M70T4)のシューを比較します。長さはほとんど同じ。SHIMANO の方が多少シューの幅が大きそうです。

DSC00688.jpg

摺動面の品質については、明らかに SHIMANO M70T4 の方が良さそうです。ゴムの成型後、研磨処理を施しているようにも見えます。

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ネットのコメントでは、この SHIMANO M70T4 にシューを交換したら「鳴きが止まった」という意見が多く見られ、期待していたのですが、残念ながら音鳴りは収まりませんでした。

【明確なトーイン設定で解決】

さて、残された手段としては、「ブレーキ交換」、「ブレーキ・ブースター装着」位しかありません。せっかくの新車のブレーキを早々に交換するのももったいないと考え、ブレーキ・ブースターの注文を行いました。

しかし、いろいろ考えた末、「強度なトーイン設定は試していないな」と思い直し、大きなトーイン角度を付けてみました。

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前方中央から見るとこんな感じ。明確な「ハの字」になっています。この角度は、ブレーキ・シューの角度調整範囲の最大値位です。

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この状態でブレーキをかけてみると、音鳴りが見事に解消しました。


トライ・アンド・エラーの顛末 (再生時間: 34秒)

今回、明確なトーインを設定することで音鳴りを解消させることができました。「ブレーキ・ブースター」については未装着ですが、パーツ到着後には取り付けて、効果を見たいと思います。何故なら、この自転車、後輪ブレーキは全く音鳴りしません。その理由は、サークル錠として取り付けられたブレーキ・ブースターにあると考えています。

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強烈なトーインが施されているということは、シューが擦り減ってトーイン角度が解消してゆくと、再び音鳴りが始まることが予想されます。また、ブレーキのかけ始めでシューの前端がリムに接触し、ブレーキレバーを握り込んでゆくに従ってブレーキシューの接触面積が大きくなってゆくセッティングとなっているため、ブレーキ・フィーリングが「やわ」になり、あまり心地よい感触ではありません。その意味でも、ブレーキ・ブースターは追加装着してみたいと思います(本ページに追記します)。



【追記: ブレーキブースター装着で根本的解決】

本ブログのアップロード当日に、Amazon で注文していたブレーキブースターが届きました。

DSC00717.jpg

早速取り付けます。台座取付ボルトを取り外す必要があります。

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実のところ、私は Vブレーキを取り扱ったのは今回が初めて。この台座取付ボルトを外すと、Vブレーキ本体が外れ、ばねも外れて収集が付かなくなるかもしれないと恐れていました。しかし、その心配は杞憂で、ボルトを外しただけでは、ブレーキ本体はそのまま台座に収まっていることがわかりました。一安心です。

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今回取り付けるブレーキブースターは、樹脂製のスリーブで、ブレーキ本体から離されて装着されます。そのため装着ボルトに大きなトルクをかけて固定することができません。そこで今回利用したのがボルトのゆるみ止め液。この製品は「中強度」のため、ゆるみ止めの機能を保ちつつ、取り外す際の障壁にはなりません。

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装着完了しました。ブレーキ本体を外す必要がないため、作業は非常に簡単でした。

DSC00721.jpg

この段階で、「トーイン」のレベルを再調整し、ブレーキシューの摺動面がブレーキング時にすべてリムに接触するように戻しました。ブレーキブースターがない場合は、ブレーキの鳴きが発生する状況です。

その作業完了後、外に出て前輪でハードブレーキングを行ったところ、「ブレーキは鳴きませんでした!」。つまり、この Vブレーキの鳴きの根本的解決は、台座の取付剛性不足の解消を行うことだったということが判明しました。

恐らく、このプレシジョン・スポーツのブレーキ台座はスチール製のフォークにスポット溶接レベルの安直さで取り付けられていて、ブレーキング時に簡単に振動してしまうのでしょう。ブレーキ台座がアルミフォークやカーボンフォークにしっかりと取り付けられていれば発生しない問題点だったのかもしれません。この点、廉価クラスの問題点が露呈したのでしょう。

ともあれ、これで、過度なトーインによるブレーキタッチのぐにゃぐにゃした感触が解消し、ブレーキシューの偏摩耗や、音鳴りの再発を心配しなくてもよくなりました。良かったです。


ロックタイト)ねじロック 243 中強度タイプ

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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