ポルシェ911ターボ vs 日産GT-R
2009.09.21/Mon/22:33:23
PORCHE が日本車を本気でライバル視したことはつい最近までなかったと思います。ところが 2007年10月27日に日産が発表した GT-R は、ポルシェにとってライバルとして認められたように見えます。2008年4月17日、ニュルブルクリンク・オールドコースで GT-R が記録したマークした7分29秒3という記録に対して「疑念」の声明を発表したり、今年のマイナーチェンジでポルシェターボの性能を GT-R の性能をちょうど超えるように引き上げたりする状況は、ポルシェが GT-R を意識している証拠だと思われます。
光栄なことだと思います。
光栄なことだと思います。
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Porche 911 turbo | Nissan GT-R |
【ニュルブルクリンク北コース】
よく「あのクルマはニュルブルクリンクを何分何秒で走った」と評価されます。何故ニュルなのでしょう。その理由は、世界中のクルマの性能を比べるのに、日本のサーキットではデータが取れないことがまず一つ。もっと大きな理由としてニュルブルクリンク北コースは全長 22.81km の長いコースの中に、車の総合性能を試すことができるありとあらゆる道路事情が織り込まれていることです。つまりニュルを攻略するのにごまかしは通用しません。したがって、ニュルで速い車は間違いなく一般的通常舗装路で速い車になるからです。
さて、ニュルブルクリンク北コースの 2009年8月現在の市販車のコースレコードは下記のようになっています。(Wikipedia より引用)
このランキングに名前を連ねるクルマは間違いなく世界最速クラスです。日本の GT-R は1億円で 1001 馬力のブガッティ・ヴェイロンよりも速いのですね。
【911ターボのマイナーチェンジ】
現行型ポルシェターボのエンジン性能は、480ps, 63.2kg-m でしたが、9月のマイナーチェンジで、500ps, 66.3kg-m と上げてきました。これにより、485ps, 60.0kg-m の GT-R をエンジンスペック上で凌駕し、0-100km/h の値も 3.4 秒と GT-R の 3.5 秒を上回りました。
今回のマイナーチェンジは、日産 GT-R の存在をポルシェは明らかに意識していることの表れだと思います。速いことを売りにしている 1,900万円以上のクルマが、その半分未満の価格のクルマに速さで敗れ去ることは見過ごせなかったのでしょう。

(マイナーチェンジ前の現行型 911 ターボ)
表 ポルシェ・ターボ vs 日産GT-R
さて、現行市販ポルシェでニュルが一番速い車は 911 ターボではありません。2,600万円もする 911GT2 です。それでも GT-R の記録にはかないません。
日本も凄いクルマを作ったものです。石油事情に逆行したとも言われかねないですが、このような夢のクルマを日本全体で数種類は持っていたいものです。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
よく「あのクルマはニュルブルクリンクを何分何秒で走った」と評価されます。何故ニュルなのでしょう。その理由は、世界中のクルマの性能を比べるのに、日本のサーキットではデータが取れないことがまず一つ。もっと大きな理由としてニュルブルクリンク北コースは全長 22.81km の長いコースの中に、車の総合性能を試すことができるありとあらゆる道路事情が織り込まれていることです。つまりニュルを攻略するのにごまかしは通用しません。したがって、ニュルで速い車は間違いなく一般的通常舗装路で速い車になるからです。
さて、ニュルブルクリンク北コースの 2009年8月現在の市販車のコースレコードは下記のようになっています。(Wikipedia より引用)
改修後の全長22.810kmの記録
- 6分48秒 - ラディカル・SR8LM / Michael Vergers (2009年8月20日)
- 6分55秒 - ラディカル・SR8 / Michael Vergers (2005年9月28日)
- 7分11秒57 - 2009 グンペルト・アポロスポーツ /(2009年8月13日)
- 7分22秒01 - 2009 ダッジ・バイパーSRT-10 ACR / トム・コロネル(2008年8月18日)
- 7分24秒03 - マセラティ・MC12 / Marc Basseng (2008年8月)
- 7分24秒07 - パガーニ・ゾンダ F Clubsport / Marc Basseng (2008年8月)
- 7分25秒03 - エンツォ・フェラーリ / Marc Basseng (2008年8月)
- 7分26秒04 - 2009 シボレー・コルベット C6 ZR1 / Jim Mero(2008年6月27日)
- 7分26秒70 - 2009 日産・GT-R / 鈴木利男(2009年4月23日)
- 7分27秒82 - パガーニ・ゾンダ F Clubsport / Marc Basseng (2007年9月)
- 7分28秒 - ポルシェ・カレラGT / Walter Röhrl(2004年7月2日)
- 7分32秒02 - ポルシェ911GT2 /Walter Röhrl(2007年)
- 7分33秒06 - ケーニグセグ CCX / Marc Basseng (2008年8月)
- 7分40秒 - ブガッティ・ヴェイロン16.4 /
- 7分40秒 - メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン / Klaus Ludwig
- 7分40秒 - ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640 / Giorgio Sanna
- 7分40秒06 - フォードGT / Markus Draper
- 7分50秒 - BMW・M3 CSL/ Horst von Saurma
- 7分54秒 - NISMOスカイラインR34 GT-R Z-Tune / 田中哲也
- 7分56秒 - Honda NSX-R (NA2) /黒澤元治
このランキングに名前を連ねるクルマは間違いなく世界最速クラスです。日本の GT-R は1億円で 1001 馬力のブガッティ・ヴェイロンよりも速いのですね。
【911ターボのマイナーチェンジ】
現行型ポルシェターボのエンジン性能は、480ps, 63.2kg-m でしたが、9月のマイナーチェンジで、500ps, 66.3kg-m と上げてきました。これにより、485ps, 60.0kg-m の GT-R をエンジンスペック上で凌駕し、0-100km/h の値も 3.4 秒と GT-R の 3.5 秒を上回りました。
今回のマイナーチェンジは、日産 GT-R の存在をポルシェは明らかに意識していることの表れだと思います。速いことを売りにしている 1,900万円以上のクルマが、その半分未満の価格のクルマに速さで敗れ去ることは見過ごせなかったのでしょう。

(マイナーチェンジ前の現行型 911 ターボ)
表 ポルシェ・ターボ vs 日産GT-R
項目 | 911 turbo マイナー前 |
911 turbo マイナー後 |
GT-R マイナー後 |
---|---|---|---|
最高出力 | 480ps/6000rpm | 500ps/6000rpm | 485ps/6400rpm |
最大トルク | 63.2kg-m | 66.3kg-m | 60.0kg-m |
最高速度 | 310km/h | 312km/h | 310km/h |
0-100km加速 | 3.7秒 | 3.4秒 | 3.5秒 |
ニュル best lap | 7分40秒 | ??? | 7分26秒70 |
値段 | 1921万円 | ??? | 861万円 |
さて、現行市販ポルシェでニュルが一番速い車は 911 ターボではありません。2,600万円もする 911GT2 です。それでも GT-R の記録にはかないません。
日本も凄いクルマを作ったものです。石油事情に逆行したとも言われかねないですが、このような夢のクルマを日本全体で数種類は持っていたいものです。
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カテゴリ: クルマ・バイク
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