SHOEI Z-7 に「聴くだけブルートゥース2」を装着する
2017.07.23/Sun/22:57:34
私、遠くやあまり通ったことがない場所にツーリングに行く場合は、自転車にナビゲーションを装着しています。最近バイクにも乗るようになったのですが、バイクでも同じくナビゲーションを取り付けています。ただし、バイクは耳が隠れるヘルメットを装着する上に、エンジン音、風切り音などの影響でナビゲーションの内蔵スピーカーでは案内音声を聞くことはできません。
ヘルメット装着の妨げになるためヘッドホンを装着するわけにもいきません。それではということで、カナル型のインナーイヤータイプのイヤホンを装着してヘルメットを被ると、走行中に耳が痛くなったりすることが考えられるのに加え、周囲の音を遮断してしまうので、そもそも道路交通法違反です。
(東京都道路交通規則 第8条5項)高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
【ヘルメット装着型スピーカー】
そのような課題を解決するため、最近はヘルメット装着型スピーカーシステムが存在します。大抵の機種はナビゲーションシステムとは Bluetooth で接続します。高級機種では、電話ができたり、トランスミッター機能で一緒に走っているツーリング仲間と会話できたりするものもありますが、私はナビの音声や BGM が聞ければ良いので、マイクなどを持たず、レシーバー機能に特化した「聴くだけブルートゥース2」を購入しました。

【外観】
パッケージ内容は、本体、説明書、保証書、スピーカー、スピーカー取付シート、スピーカー位置調整パッド、本体取付シート(1対)です。

取り付ける対象のヘルメットは、これも最近購入した SHOEI Z-7 です。

最近のヘルメットの潮流なのかもしれませんが、この Z-7、内部にスピーカーを取り付けるための仕組みが講じられています。下の写真は、ヘルメット装着時に耳が位置する部分の内装なのですが、

その部分のイヤーパッドが取り外せるようになっています。イヤーパッドを取り外すと、このように直径約4cmのくぼみが作り込まれ、ヘルメット装着用の薄型スピーカーを収められるようになっています。

「聴くだけブルートゥース2」本体の電源は単4型乾電池1本です。リチウムイオン電池にしなかったのは、乾電池でも動作時間が十分保てるからなのでしょうか。電池が切れてもいつでも調達できるのはありがたいです。

メーカーによるとアルカリ乾電池推奨とのことですが、私はEBL単四充電池

本体の操作は3つのボタンだけ。電源や音量調節などの機能をすべてこの3つで賄います。そのためボタンが大きく、走行中でも判別しやすいです。それに加え、ボタンが本体の下側についているため、本体の厚みを利用して、親指で「つまむ」ように操作できるので安全かつ確実な操作ができます。

本体 LED は赤の1灯式。走行中に操作するものなので、基本的に LED は作動中は見ることはありません。電池の残容量低下なども、音で案内されます。

【取付】
まず、取付を容易に進めるため、ヘルメットの内装を取り外します。私はチンガードだけを外して作業しましたが、ヘッドパッドも取り外した方が作業性は良さそうです。

次に、スピーカーを取り付けます。付属のスピーカーの裏側にはマジックテープが付いています。

したがって、スピーカー本体を直接取り付けず、一端マジックテープの台座シートをヘルメットに貼り付ける方式です。

スピーカーの位置調整用に厚さ約4mmのパッドが添付されています。必要に応じて耳を圧迫しない範囲でスピーカーを耳に近づけるために利用します(私は使用しました)。

ヘルメットのスピーカー装着位置に、

このようにスピーカーを取り付けます。

本体は、ヘルメットの左側下部に取り付けます。

Bluetooth のペアリングを試しに手持ちのスマフォで行ってみましたが、問題なくペアリングできました。

取付作業時間は調整も含め、約1時間強といったところ。無事完了しました。

厚みがあるので、多少横に張り出しますが、前述した通り、この厚みが操作性を良くしている肝なので是認します。

【実走行と感想】
さて、その装着したヘルメット内蔵スピーカーの使い勝手を確かめる目的もかねて、自転車でも何度か行ったことがある神奈川県のヤビツ峠にツーリングに出かけました。今回乗ったのは SUZUKI の 150cc バイク、「GIXXER(ジグサー)」です。

これで、ヤビツ峠に行きました。バイクの場合は峠の上りは自転車とは異なり、楽しんで上ることができました。自転車でここを上った後の達成感は格別ですが、バイクはバイクでよいものです。

さて、ナビゲーションシステムは、ずっと前から愛用中の SONY nav-u NV-U37 をハンドルにマウントして利用。

ところが、この NV-U37、Bluttooth 出力はありません。イヤホン出力しかないので、この TROND Bluetooth トランスミッターを使いました。このトランスミッター、このように「超小型」です。

これだけ小さいので、ナビの裏側にテープで貼り付けておけます。この Bluetooth トランスミッターを利用して、NV-U37 の音声を Bluetooth で送信してカーナビの音声を利用しました。トランスミッターを利用する場合は音楽プレーヤーの曲の送りや戻しの操作は当然ながらできませんね。
音質は良好。走行中も問題なく音声を聞くことができました。BGM も聞けて、楽しいツーリングになりました。

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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