ベランダ掃除、壁掃除の神機「ケルヒャーK3サイレント」
2017.02.12/Sun/12:20:47
![]() | ベランダやモルタル壁の汚れが気になり、今までずっと欲しかったケルヒャーの高圧洗浄機 K3 サイレントを購入し、早速使ってみました。それがまた期待通りのすごい奴。ベランダや外壁が瞬時に楽に新品同様になりました。 |
【高圧洗浄機について】
今住んでいる家に引っ越してきて約8年。いろいろなところがだんだん汚れてきました。こまめに掃除できるところは掃除しているのですが、人間の体力ではどうしてもきれいにしきれないところがあります。その典型例が外壁やベランダのタイルです。長い年月を経て、汚れが強力に固着しているのと同時に、対象面積が広いため、人間の手でごしごし掃除するには多大な労力が必要となってしまいます。
そこで、かねてから欲しかったのが高圧洗浄機。この分野に関しては私は、メーカーにこだわりを持っていて、「ケルヒャー」を第一に考えます。長年高圧洗浄機を作ってきた歴史、ドイツ企業でありながらも日本のマーケットを意識した商品構成など、私はこのメーカー(ケルヒャージャパン)を非常にポジティブに見ています。
歴史ある会社だけに、数々のクリーニング・プロジェクトの実績も豊富。清掃対象にダメージを残さずにきれいにする実績が評価され、東京にある重要文化財「日本橋」のクリーニングをケルヒャーが受託したくらいです。
(ご参考)ケルヒャー日本橋クリーニングプロジェクト
【ケルヒャー K3 サイレント】
ケルヒャーの家庭向け高圧洗浄機は、その性能(能力)別に K2, K3, K4, K5 の4ランクの製品があります。今回私が購入したのは「ケルヒャー K3 サイレント
(ベランダ)」です。

この K3 シリーズの特長は小型で静かということです。高出力モーターは冷却が重要です。通常の家電製品ではその冷却は空冷で、空気孔が必要となります。しかし、その空気孔はモーターから外部への音の伝達経路ともなるので、空気孔からはモーターの回転音が発散してしまいます。
この K3 では、モーターの冷却に、本機が送水ポンプである特徴を活用しました。モーターの周りを吸入した水が循環し、その水の経路でモーターを冷却する「水冷」方式を採用。その結果、モーターは剛性の高い水冷ハウジングに密閉され、空冷方式では達成できない静音性を確保することに成功しています。

(水冷方式概要図 ケルヒャーHP より)
早速開けてみます。このセットは K3 サイレントの標準セット(本体、高圧ホース、ノズル2本他)にベランダ用デッキブラシ、延長パイプ、自吸用ホース(3m)を加えたセットです。

【組み立てと給水方式】
このセットには、ポリタンクやバケツ等に汲んである水を吸い上げることを想定した「自吸用ホース」が同梱されています。

私の場合、この高圧洗浄機をベランダについている給水コンセントに直接つないで利用したいと考えていました。吸水コンセントは「サンエー」のこのタイプです(Simplet)。

そこで、何らかのホースの一方の端に、この給水コンセントをつなぐため、このサンエーの純正ホースジョイントを別途購入しておきました。

これを使うと、こんな感じで「カチッ」と簡単確実に接続できます。

このジョイントを接続するホースは「専用品」しかないのかと考え、別売りのケルヒャー純正「水道ホース(3m)」も買いました。

ところが、標準添付の「自吸用ホース」をよく調べてみると、このように逆止弁付きタンク側吸い口はホースが取り外し可能になっていることを発見!

したがって、この自吸用ホースにサンエーのジョイントを取り付けることにしました。Amazon で購入した「水道ホース」は無用となったので、「返品」処理を行いました(ちょっと送料が無駄になりました)。

次に高圧ホースを差し込みます。

あとは、ハンドルやトリガーガンホルダーを本体に取り付けて完成。

【収納】
2つあるノズルは本体背面にセットできるので、この K3 は K2 よりも大柄ですが、収納は K2 よりも場所を取らないように設計されています。

我が家の場合、ベランダに面した給湯器の下に入れたかったのですが、このようにうまく収まりました。

【実利用と感想】
「超楽!強力!効率的!」。もっと早く買っておけばよかったと思うことしきり。まずは外壁下部にこびりついた緑の苔(こけ)ですが、この部分はブラシでこすってもなかなか落ちない厄介な汚れです。それが…。

平たく水が噴射されるバリオ・スプレー・ランスで一往復させると、あっという間に落ちました!感動です。音も静か。本体からの音はだいたい一昔前の掃除機レベルの音に収まっています。主に発生する音は水の噴射音、衝突音ですね。YouTube に動画をアップロードしましたので、どの程度の様子かは見ていただく方が良いと思います。
次にデッキ・クリーナーを使ったベランダの床タイルの清掃。これも、人力でデッキプラシでゴシゴシこするのとは次元が違うレベルの清掃力を発揮します。特にタイルの間の目地(めじ)に注目。施工当初の真っ白な目地になります。洗剤も使わないのにこの威力はすごいです。次の写真の中央付近の4枚のタイルの部分がこのデッキクリーナーで清掃した部分。

当然タイル自体もきれいになります。次の写真の右側が清掃完了した部分。左側がこれからの部分。公平に比較できるように、左側の部分も、一旦水で表面の泥や砂は洗い流しています。それでも一目瞭然です。

また、このデッキクリーナーがうれしいのは水が飛び散らないことですね。ブラシの内面で強力な水噴射が起こるので、ブラシが清掃面から浮かないように軽く押し当てながらこすっていれば、水が飛びません。原則として、この種の高圧洗浄機を使う際は、水が飛び散るものと覚悟し、汚れても良い服装で臨むべきだと思いますが、それでも水はねが少ないのは良いことです。これも YouTube に動画をアップロードしました。
年月と風雨を経て、赤茶けた色のタイルでしたが、ケルヒャーでの清掃によって入居当初の白さを取り戻しました。

高圧洗浄機なんて大掃除位の頻度でしか出番がないのかと思っていましたが、こんなに手軽で効果的ならば週一回でも使えます。マイカーやバイク、BMX サイクル等を持っていれば更に出番は増えるでしょう。最近は前よりもずっと安くなりましたので買って損は決してないと思います。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
今住んでいる家に引っ越してきて約8年。いろいろなところがだんだん汚れてきました。こまめに掃除できるところは掃除しているのですが、人間の体力ではどうしてもきれいにしきれないところがあります。その典型例が外壁やベランダのタイルです。長い年月を経て、汚れが強力に固着しているのと同時に、対象面積が広いため、人間の手でごしごし掃除するには多大な労力が必要となってしまいます。
そこで、かねてから欲しかったのが高圧洗浄機。この分野に関しては私は、メーカーにこだわりを持っていて、「ケルヒャー」を第一に考えます。長年高圧洗浄機を作ってきた歴史、ドイツ企業でありながらも日本のマーケットを意識した商品構成など、私はこのメーカー(ケルヒャージャパン)を非常にポジティブに見ています。
歴史ある会社だけに、数々のクリーニング・プロジェクトの実績も豊富。清掃対象にダメージを残さずにきれいにする実績が評価され、東京にある重要文化財「日本橋」のクリーニングをケルヒャーが受託したくらいです。
(ご参考)ケルヒャー日本橋クリーニングプロジェクト
【ケルヒャー K3 サイレント】
ケルヒャーの家庭向け高圧洗浄機は、その性能(能力)別に K2, K3, K4, K5 の4ランクの製品があります。今回私が購入したのは「ケルヒャー K3 サイレント

この K3 シリーズの特長は小型で静かということです。高出力モーターは冷却が重要です。通常の家電製品ではその冷却は空冷で、空気孔が必要となります。しかし、その空気孔はモーターから外部への音の伝達経路ともなるので、空気孔からはモーターの回転音が発散してしまいます。
この K3 では、モーターの冷却に、本機が送水ポンプである特徴を活用しました。モーターの周りを吸入した水が循環し、その水の経路でモーターを冷却する「水冷」方式を採用。その結果、モーターは剛性の高い水冷ハウジングに密閉され、空冷方式では達成できない静音性を確保することに成功しています。

(水冷方式概要図 ケルヒャーHP より)
早速開けてみます。このセットは K3 サイレントの標準セット(本体、高圧ホース、ノズル2本他)にベランダ用デッキブラシ、延長パイプ、自吸用ホース(3m)を加えたセットです。

【組み立てと給水方式】
このセットには、ポリタンクやバケツ等に汲んである水を吸い上げることを想定した「自吸用ホース」が同梱されています。

私の場合、この高圧洗浄機をベランダについている給水コンセントに直接つないで利用したいと考えていました。吸水コンセントは「サンエー」のこのタイプです(Simplet)。

そこで、何らかのホースの一方の端に、この給水コンセントをつなぐため、このサンエーの純正ホースジョイントを別途購入しておきました。

これを使うと、こんな感じで「カチッ」と簡単確実に接続できます。

このジョイントを接続するホースは「専用品」しかないのかと考え、別売りのケルヒャー純正「水道ホース(3m)」も買いました。

ところが、標準添付の「自吸用ホース」をよく調べてみると、このように逆止弁付きタンク側吸い口はホースが取り外し可能になっていることを発見!

したがって、この自吸用ホースにサンエーのジョイントを取り付けることにしました。Amazon で購入した「水道ホース」は無用となったので、「返品」処理を行いました(ちょっと送料が無駄になりました)。

次に高圧ホースを差し込みます。

あとは、ハンドルやトリガーガンホルダーを本体に取り付けて完成。

【収納】
2つあるノズルは本体背面にセットできるので、この K3 は K2 よりも大柄ですが、収納は K2 よりも場所を取らないように設計されています。

我が家の場合、ベランダに面した給湯器の下に入れたかったのですが、このようにうまく収まりました。

【実利用と感想】
「超楽!強力!効率的!」。もっと早く買っておけばよかったと思うことしきり。まずは外壁下部にこびりついた緑の苔(こけ)ですが、この部分はブラシでこすってもなかなか落ちない厄介な汚れです。それが…。

平たく水が噴射されるバリオ・スプレー・ランスで一往復させると、あっという間に落ちました!感動です。音も静か。本体からの音はだいたい一昔前の掃除機レベルの音に収まっています。主に発生する音は水の噴射音、衝突音ですね。YouTube に動画をアップロードしましたので、どの程度の様子かは見ていただく方が良いと思います。
次にデッキ・クリーナーを使ったベランダの床タイルの清掃。これも、人力でデッキプラシでゴシゴシこするのとは次元が違うレベルの清掃力を発揮します。特にタイルの間の目地(めじ)に注目。施工当初の真っ白な目地になります。洗剤も使わないのにこの威力はすごいです。次の写真の中央付近の4枚のタイルの部分がこのデッキクリーナーで清掃した部分。

当然タイル自体もきれいになります。次の写真の右側が清掃完了した部分。左側がこれからの部分。公平に比較できるように、左側の部分も、一旦水で表面の泥や砂は洗い流しています。それでも一目瞭然です。

また、このデッキクリーナーがうれしいのは水が飛び散らないことですね。ブラシの内面で強力な水噴射が起こるので、ブラシが清掃面から浮かないように軽く押し当てながらこすっていれば、水が飛びません。原則として、この種の高圧洗浄機を使う際は、水が飛び散るものと覚悟し、汚れても良い服装で臨むべきだと思いますが、それでも水はねが少ないのは良いことです。これも YouTube に動画をアップロードしました。
年月と風雨を経て、赤茶けた色のタイルでしたが、ケルヒャーでの清掃によって入居当初の白さを取り戻しました。

高圧洗浄機なんて大掃除位の頻度でしか出番がないのかと思っていましたが、こんなに手軽で効果的ならば週一回でも使えます。マイカーやバイク、BMX サイクル等を持っていれば更に出番は増えるでしょう。最近は前よりもずっと安くなりましたので買って損は決してないと思います。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: 家電・時計
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