400ルーメン掛け値なし!自転車向け配光パターンを持つ充電式ライト
2017.01.08/Sun/02:15:13
![]() | 前後セットで3,000円弱。「安物買いの…」になるのを避けるため、通常このような価格帯のライトを購入することはないのですが、評判が良いので実際に購入してみました。それが良い意味で大いに期待を裏切るレベルの立派な商品だったのでそのサイクルライトを紹介します。 |
【中華ライトについて】
いわゆる「中華ライト」のコストパフォーマンスは高いと考えています。例えば、「1,000円で1,000ルーメン」を謳っているような中華ライトは検索すればゴロゴロ出てきます。しかし、そのような品を今まで購入していなかったのは、「自転車で使えるか」という観点でリスクやデメリットがありそうだと思えたからです。
ところが、ふと目に留まったこの「SUPTMAX 自転車ライト
」は、その中華ライトのネガティブな側面を払拭しているように思えたので、購入してみることにしました。
フロント用ヘッドライトとリア用のテールライトのセット商品です。

【外観】
フロント用、リア用ともUSB充電式のライトです。本体以外の付属品は取付用ブラケットと充電用USBケーブル程度。

フロント用ライトには英文の説明書が付属していました。

特筆すべきは、その大きさと軽さです。CATEYE の VOLT300 と比べてみます。外形は相当コンパクト。特に前後方向に短いです。

重量も本体と取付ブラケットで77gほど。
CATEYE VOLT 300 は本体のみで 115gでした。

このヘッドライトは本体のみだと約半分の 60g しかありません。

テールライトの重量はフロントよりもさらに軽く、27g でした。

【マウント、充電など】
フロントライトのマウントは、CATEYEのフレックスタイトと同様なタイプ。本体とブラケットは、角度を90°回して挿入し、挿入後本来の方向に向けると固定されるタイプ。

テールライトのマウントはゴムバンドタイプ。約10°の傾斜がマウントについていて、シートポストやヘルメットに取付られるように設計されています。

充電はUSBケーブルで行います。フロントライトは、充電中はこのように本体上面のランプが赤く光ります。

充電が完了すると、このように緑色に変わって充電完了を知らせてくれます。仕様によると、フル充電にかかる時間は2時間とのこと。

このフロントライトは「明るさ・振動センサーによる自動点灯」、「サイドライト」、「フロント50%」、「フロント100%」、「フロント点滅」の5つのモードを持っています。各モードのランタイム(持続時間)の表を掲載しておきます。

黄色のLEDの「サイドライト」モードというのはユニークですね。黄色の光がサイド方向に広がります。それほど明るいものではないので、このモードをどのような際に使うのかはあまりイメージできませんでした。ただしこのモードでのランタイムは24時間もあるので、周囲が明るく、特にライトを用いなくても走れるような場合、バッテリー消費をなるべく抑えたいようなシーンでは有効かもしれません。

テールランプは、アルミ製CNC切り出しの高級感のある精密なものです。充電するためには、マウントにねじ込まれている本体をこのように外します。

すると本体の裏側にUSB端子があるので、ここに充電用USBケーブルを接続して充電する方式です。

充電中は、本体LEDがほのかに赤く光って充電中を知らせます。充電完了時には発光が停止して充電完了を知らせます。テールライトも充電時間は最大2時間とのこと。

【配光・光量】
配光、光量についてはまったく驚かされました。一般的な中華ライトは懐中電灯としては使えるものの、その配光を考えると自転車には使いにくいものがほとんどでした。ところが、このライトは違いました。まず、横方向に光がかなり広がるので、側面からの自動車や歩行者に、自分の存在をアピールできます。

また、いわゆる中華ライトは、その実スペックと謳われているスペックとに大幅なかい離があるものがほとんどでした。しかし、このライトは違いました。点灯させてみると、その明るさは相当なものでした。

300ルーメンの高性能ライト、CATEYE VOLT 300 と比べてみても、そのパワーは負けていません。

また、光の配光がすばらしい。自転車用ライトとして大事なところを押さえています。下の写真は照らす光の集光パターンですが、4角形に光がうまく誘導されています。特に配光上部がうまくカットされています。これは適正に光軸を調整すれば、前方の歩行者や対向車を眩惑することを防ぐことができることを意味しています。

この配光は、ち密に設計された反射板とLEDの位置によって実現されたものです。

VOLT300 の集光パターンと比べてみます。VOLT300 は光が同心円状に広がります。それに対して、このSUPTMAX 自転車ライトでは、光が4角形に集光され、上部がするどくカットされていることがわかります。また、この明るさを比べる限り、このライトの400ルーメンという性能は「掛け値なし」とみなせます。

テールライトの光量は約10ルーメンとのこと。レンズの集光で、後方にスポット的に光が絞られる設計になっているため、真後ろから見るとととても明るいライトでした。ランタイムは仕様によると最大24時間とのこと。

【感想】
自転車用でちゃんとした(高性能な)ライトは中華ライトからは選べないという先入観がありました。今回購入したSUPTMAX 自転車ライト
は、その先入観を見事に打ち砕くものでした。
【関連ページ】
自転車用ライトの"新"定番「VOLT300」と定番「SG-355B」を比べてみる
小さいくせに強力な自転車用ライト GENTOS SG-355B 閃
中華ライトを自転車に取り付ける定番ツール「Bikeguy バイクライトホルダー」
自転車向けセパレート型高輝度ライトの性能と機能を検証する
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
いわゆる「中華ライト」のコストパフォーマンスは高いと考えています。例えば、「1,000円で1,000ルーメン」を謳っているような中華ライトは検索すればゴロゴロ出てきます。しかし、そのような品を今まで購入していなかったのは、「自転車で使えるか」という観点でリスクやデメリットがありそうだと思えたからです。
ところが、ふと目に留まったこの「SUPTMAX 自転車ライト
フロント用ヘッドライトとリア用のテールライトのセット商品です。

【外観】
フロント用、リア用ともUSB充電式のライトです。本体以外の付属品は取付用ブラケットと充電用USBケーブル程度。

フロント用ライトには英文の説明書が付属していました。

特筆すべきは、その大きさと軽さです。CATEYE の VOLT300 と比べてみます。外形は相当コンパクト。特に前後方向に短いです。

重量も本体と取付ブラケットで77gほど。
CATEYE VOLT 300 は本体のみで 115gでした。

このヘッドライトは本体のみだと約半分の 60g しかありません。

テールライトの重量はフロントよりもさらに軽く、27g でした。

【マウント、充電など】
フロントライトのマウントは、CATEYEのフレックスタイトと同様なタイプ。本体とブラケットは、角度を90°回して挿入し、挿入後本来の方向に向けると固定されるタイプ。

テールライトのマウントはゴムバンドタイプ。約10°の傾斜がマウントについていて、シートポストやヘルメットに取付られるように設計されています。

充電はUSBケーブルで行います。フロントライトは、充電中はこのように本体上面のランプが赤く光ります。

充電が完了すると、このように緑色に変わって充電完了を知らせてくれます。仕様によると、フル充電にかかる時間は2時間とのこと。

このフロントライトは「明るさ・振動センサーによる自動点灯」、「サイドライト」、「フロント50%」、「フロント100%」、「フロント点滅」の5つのモードを持っています。各モードのランタイム(持続時間)の表を掲載しておきます。

黄色のLEDの「サイドライト」モードというのはユニークですね。黄色の光がサイド方向に広がります。それほど明るいものではないので、このモードをどのような際に使うのかはあまりイメージできませんでした。ただしこのモードでのランタイムは24時間もあるので、周囲が明るく、特にライトを用いなくても走れるような場合、バッテリー消費をなるべく抑えたいようなシーンでは有効かもしれません。

テールランプは、アルミ製CNC切り出しの高級感のある精密なものです。充電するためには、マウントにねじ込まれている本体をこのように外します。

すると本体の裏側にUSB端子があるので、ここに充電用USBケーブルを接続して充電する方式です。

充電中は、本体LEDがほのかに赤く光って充電中を知らせます。充電完了時には発光が停止して充電完了を知らせます。テールライトも充電時間は最大2時間とのこと。

【配光・光量】
配光、光量についてはまったく驚かされました。一般的な中華ライトは懐中電灯としては使えるものの、その配光を考えると自転車には使いにくいものがほとんどでした。ところが、このライトは違いました。まず、横方向に光がかなり広がるので、側面からの自動車や歩行者に、自分の存在をアピールできます。

また、いわゆる中華ライトは、その実スペックと謳われているスペックとに大幅なかい離があるものがほとんどでした。しかし、このライトは違いました。点灯させてみると、その明るさは相当なものでした。

300ルーメンの高性能ライト、CATEYE VOLT 300 と比べてみても、そのパワーは負けていません。

また、光の配光がすばらしい。自転車用ライトとして大事なところを押さえています。下の写真は照らす光の集光パターンですが、4角形に光がうまく誘導されています。特に配光上部がうまくカットされています。これは適正に光軸を調整すれば、前方の歩行者や対向車を眩惑することを防ぐことができることを意味しています。

この配光は、ち密に設計された反射板とLEDの位置によって実現されたものです。

VOLT300 の集光パターンと比べてみます。VOLT300 は光が同心円状に広がります。それに対して、このSUPTMAX 自転車ライトでは、光が4角形に集光され、上部がするどくカットされていることがわかります。また、この明るさを比べる限り、このライトの400ルーメンという性能は「掛け値なし」とみなせます。

テールライトの光量は約10ルーメンとのこと。レンズの集光で、後方にスポット的に光が絞られる設計になっているため、真後ろから見るとととても明るいライトでした。ランタイムは仕様によると最大24時間とのこと。

【感想】
自転車用でちゃんとした(高性能な)ライトは中華ライトからは選べないという先入観がありました。今回購入したSUPTMAX 自転車ライト
【関連ページ】
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
中華ライト
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