ワイヤレスでバックライトを備える高コストパフォーマンス・サイクルコンピューター
2016.10.02/Sun/14:07:55
![]() | 最近はブランドにこだわらなければ、低価格で高機能のサイクルコンピューターが手に入るようになりました。2,000円で「ワイヤレス」「バックライト」「積算距離引き継ぎ」のサイコンが買えるなんて隔世の感があります。 |
【サイクルコンピューターに求める要素】
まず、どんな自転車でもサイクルコンピューターはあった方がいいと考えます。サイコンが最低限備えている「速度」、「走行距離」、「総走行距離」のデータは自転車で走行している実感を高めてくれる大きな要素だと考えるからです。
次に、それ以外にサイクルコンピューターに何を求めるか。これは人により、利用用途により異なると考えられますが、私の場合はサイクルコンピューターに以下の三要素を求めます。
【RIXOW ワイヤレスサイクルコンピューター 】
上記三つは、サイクルコンピューターの使い勝手を大きく高めてくれる要素だと思いますが、サイクルコンピューターに低価格を求めるのであれば、今まではその3つともあきらめなくてはならないものでした。しかし、ブランドにこだわらなければ、低価格と上記3要素を兼ね備えるサイクルコンピューターも最近は求めることができます。その一つが「RIXOW ワイヤレスサイクルコンピューター
」です。


パッケージには取付、利用に必要なものが電池も含め一式入っています。説明書は英文なので、覚悟と注意が必要です。

ワイヤレスタイプなのでセンサー部にも電池が必要です。このセンサーの内蔵電池は単5の大きさをしていますが、実は12Vのリチウム電池(MN21タイプ)なので、交換の際は注意が必要です。

【取付】
今回このサイクルコンピューターを取り付けるのは、私が長らく使っている小径折りたたみバイク。このバイクには CATEYE VELO-8 US Edition(有線式)が付いていて、それとの交換です。

CATEYE を取り外します。さようなら CATEYE。いままでありがとう。

次に、センサー部を仮留めします。左前フォークの前方に取り付けます。説明書によると、サイクルコンピューター本体とセンサー部は60cmを超えないようにと書いてあります。今回装着する小径車はタイヤ上端がハンドルから遠いため、センサーと本体との距離が長くなりがちです。その意味でなるべくセンサーはフォーク上部に取り付けるように心がけます。

結局このような位置関係になりました。


センサーの位置がきまったら、結束バンドで固定します。

このセンサーの取り付け位置前提で本体との距離と測ったところ、60cmギリギリです。

本体固定用のブラケットは、添付のゴムバンドで固定することもできましたが、しっかり固定するために添付の結束バンドの方を使いました。


【設定】
設定するために知っておく必要があるのがタイヤの外径です。タイヤのタイプ(インチ数と太さ)がわかれば代表的な値はわかりますが、正確な値を知るには、タイヤ一周の実測値を使います。実測の仕方はこうです。まず、タイヤ前輪の特定の位置にマジックでインクを塗ります。

次にインクの跡がわかりやすく、平らな地面でインク跡が2回付くように自転車をゆっくり前進させます。

2つ付いたインク跡の距離がタイヤの外径です。今回取り付ける自転車のが前輪には 16x1.75 のタイヤを履かせていますが、その外周は、120.7cm ということがわかりました。

そこで、本体のタイヤ周長設定では、"1207"(mm) と入力します。

このサイクルコンピューター、総走行距離の引き継ぎもできます。前のコンピューターの総走行距離を入力し、引き継ぐことにしました。

【取付完了】
取付完了しました。

この状態で車輪を回してみましたが、特に問題なく通信ができているようなので一安心です(※多少問題がありました。下記感想欄をご参照ください)。

【表示モード】
このサイクルコンピューターは競技に使うような高級品ではなく、スタンダードタイプです。そのため、表示モード(機能)についても特に珍しいものがあるわけではなく、割と定番の機能が搭載されています。
<時刻>

(12時間/24時間表示切替式)
<総走行距離>

(再設定可能。0.1km 単位)
<走行距離>

(トリップメーター。1m 単位)
<最高速度>

(トリップメーター連動)
<平均速度>

(トリップメーター連動)
<走行時間>

(トリップメーター連動)
<スキャンモード>

(時刻表示以外のモードを4秒毎に切替表示)
【感想】
2,000円という最安価レベルのサイクルコンピューターですが、私の望む「ワイヤレス」、「バックライト」、「距離引き継ぎ」の機能を持っているので非常にコストパフォーマンスが良い商品です。また、バックライトはELではなく、LEDなのか非常に明るく、夜間でも夕暮れ時でも文字をはっきりと見ることができました。

(バックライト・オフ)

(バックライト・オン)
バックライトは本体の左右のどちらのボタンを押しても約2秒間点灯します。ただし消費電力削減のため、内蔵の時計の時刻によってライトが点灯する時間帯を設けています。具体的にはライトが点灯する時間帯は18:00~6:00までのようです。
あと、センサーから本体への電波の到達性についてですが、普段は問題ありません。しかし、夜間、本体のすぐ横でライト(CATEYE VOLT300)を点灯したところ、通信が妨害されるのか動作が不安定になりました。フルパワー点灯の際は特に問題なく動作しますが、どうもライトを点滅モードや減光モードにするとうまく動いてくれません。したがって、ライトを本体から少々遠ざけ、なるべくフルパワー点灯モードを使うことで回避しています。
ともかくこの位の価格で付加価値の高いサイクルコンピューターが手に入る時代になりました。CATEYEをはじめとするブランド製サイクルコンピューターにも、何からの影響があることでしょう。消費者にとって良い刺激になってくれれば良いなと考えています。
-----
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
まず、どんな自転車でもサイクルコンピューターはあった方がいいと考えます。サイコンが最低限備えている「速度」、「走行距離」、「総走行距離」のデータは自転車で走行している実感を高めてくれる大きな要素だと考えるからです。
次に、それ以外にサイクルコンピューターに何を求めるか。これは人により、利用用途により異なると考えられますが、私の場合はサイクルコンピューターに以下の三要素を求めます。
- ワイヤレス接続
- バックライト搭載
- 総走行距離の引き継ぎ(再設定)
【RIXOW ワイヤレスサイクルコンピューター 】
上記三つは、サイクルコンピューターの使い勝手を大きく高めてくれる要素だと思いますが、サイクルコンピューターに低価格を求めるのであれば、今まではその3つともあきらめなくてはならないものでした。しかし、ブランドにこだわらなければ、低価格と上記3要素を兼ね備えるサイクルコンピューターも最近は求めることができます。その一つが「RIXOW ワイヤレスサイクルコンピューター
注記: レビュー記事作成に当たり本商品のサンプル提供を受けています。それ以外の便宜や記事内容に関する要請は受けていません。


パッケージには取付、利用に必要なものが電池も含め一式入っています。説明書は英文なので、覚悟と注意が必要です。

ワイヤレスタイプなのでセンサー部にも電池が必要です。このセンサーの内蔵電池は単5の大きさをしていますが、実は12Vのリチウム電池(MN21タイプ)なので、交換の際は注意が必要です。

【取付】
今回このサイクルコンピューターを取り付けるのは、私が長らく使っている小径折りたたみバイク。このバイクには CATEYE VELO-8 US Edition(有線式)が付いていて、それとの交換です。

CATEYE を取り外します。さようなら CATEYE。いままでありがとう。

次に、センサー部を仮留めします。左前フォークの前方に取り付けます。説明書によると、サイクルコンピューター本体とセンサー部は60cmを超えないようにと書いてあります。今回装着する小径車はタイヤ上端がハンドルから遠いため、センサーと本体との距離が長くなりがちです。その意味でなるべくセンサーはフォーク上部に取り付けるように心がけます。

結局このような位置関係になりました。


センサーの位置がきまったら、結束バンドで固定します。

このセンサーの取り付け位置前提で本体との距離と測ったところ、60cmギリギリです。

本体固定用のブラケットは、添付のゴムバンドで固定することもできましたが、しっかり固定するために添付の結束バンドの方を使いました。


【設定】
設定するために知っておく必要があるのがタイヤの外径です。タイヤのタイプ(インチ数と太さ)がわかれば代表的な値はわかりますが、正確な値を知るには、タイヤ一周の実測値を使います。実測の仕方はこうです。まず、タイヤ前輪の特定の位置にマジックでインクを塗ります。

次にインクの跡がわかりやすく、平らな地面でインク跡が2回付くように自転車をゆっくり前進させます。

2つ付いたインク跡の距離がタイヤの外径です。今回取り付ける自転車のが前輪には 16x1.75 のタイヤを履かせていますが、その外周は、120.7cm ということがわかりました。

そこで、本体のタイヤ周長設定では、"1207"(mm) と入力します。

このサイクルコンピューター、総走行距離の引き継ぎもできます。前のコンピューターの総走行距離を入力し、引き継ぐことにしました。

【取付完了】
取付完了しました。

この状態で車輪を回してみましたが、特に問題なく通信ができているようなので一安心です(※多少問題がありました。下記感想欄をご参照ください)。

【表示モード】
このサイクルコンピューターは競技に使うような高級品ではなく、スタンダードタイプです。そのため、表示モード(機能)についても特に珍しいものがあるわけではなく、割と定番の機能が搭載されています。
<時刻>

(12時間/24時間表示切替式)
<総走行距離>

(再設定可能。0.1km 単位)
<走行距離>

(トリップメーター。1m 単位)
<最高速度>

(トリップメーター連動)
<平均速度>

(トリップメーター連動)
<走行時間>

(トリップメーター連動)
<スキャンモード>

(時刻表示以外のモードを4秒毎に切替表示)
【感想】
2,000円という最安価レベルのサイクルコンピューターですが、私の望む「ワイヤレス」、「バックライト」、「距離引き継ぎ」の機能を持っているので非常にコストパフォーマンスが良い商品です。また、バックライトはELではなく、LEDなのか非常に明るく、夜間でも夕暮れ時でも文字をはっきりと見ることができました。

(バックライト・オフ)

(バックライト・オン)
バックライトは本体の左右のどちらのボタンを押しても約2秒間点灯します。ただし消費電力削減のため、内蔵の時計の時刻によってライトが点灯する時間帯を設けています。具体的にはライトが点灯する時間帯は18:00~6:00までのようです。
あと、センサーから本体への電波の到達性についてですが、普段は問題ありません。しかし、夜間、本体のすぐ横でライト(CATEYE VOLT300)を点灯したところ、通信が妨害されるのか動作が不安定になりました。フルパワー点灯の際は特に問題なく動作しますが、どうもライトを点滅モードや減光モードにするとうまく動いてくれません。したがって、ライトを本体から少々遠ざけ、なるべくフルパワー点灯モードを使うことで回避しています。
ともかくこの位の価格で付加価値の高いサイクルコンピューターが手に入る時代になりました。CATEYEをはじめとするブランド製サイクルコンピューターにも、何からの影響があることでしょう。消費者にとって良い刺激になってくれれば良いなと考えています。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
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この記事に対するコメント
こんばんは〜すでに7000キロも走ってらしゃるんですか(^o^)/
素晴らしい☆☆☆ 僕は初めてダホンにサイコンを着けました。10年くらい前のですがちょっと楽しいの覚えました。
素晴らしい☆☆☆ 僕は初めてダホンにサイコンを着けました。10年くらい前のですがちょっと楽しいの覚えました。
Re: タイトルなし
ひでたけさんコメントありがとうございました。ちょっとした距離の場所ならば、なるべく自転車で行くことを心がけていたら、積み重なってそこそこの距離になりました。でも年月はかかっていると思いますよ。サイコンがあると励みにもなりますよね。
URL | 館長 #-
2016/10/02 23:43 * 編集 *
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2016/10/02 23:43 * 編集 *
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