Wi-Fi 完備のホテルでも有益なモバイル Wi-Fi ルーター「Buffalo WMR-433W」
2016.07.18/Mon/20:07:04
![]() | 出張時のインターネット接続対策のため、モバイル Wi-Fi ルーターを買いました。本製品は有線LAN接続を Wi-Fi 接続に変換するものです。最近は Wi-Fi 完備のホテルが増えましたが、そのようなホテルでも有線接続を Wi-Fi 化する意義は十分あります。 |
【インターネット接続の重要性】
現在、インターネット接続は電気、ガス、水道に次ぐ、第4のユーティリティとも言われています。今や電話よりもインターネット接続の方が重要性が高いのではないでしょうか。
そんなわけで、出張時、ホテルに宿泊する際もインターネット接続は重要な要素となりました。最近のビジネスホテルは、インターネット接続無料を謳っているところも増えました。
【Wi-Fi 接続の一般化】
出張時、宿泊先のホテルでインターネット接続が必要な機器はスマフォ、タブレット、ノートパソコンというところだと思いますが、最近のそれらIT機器は大抵 Wi-Fi 接続機能を備えています。逆に有線 LAN での接続はノートパソコン以外ではできないものがほとんどです。それだけ Wi-Fi はポピュラーな技術になりました。
したがって、ホテル宿泊時には Wi-Fi 接続があれば何とかなります。最近のホテルでは有線LAN接続だけではなくて、Wi-Fi 接続設備を備えているところが主流のようです。しかし、有線LANのみの提供だった場合どうするか。そのための解決策が「モバイル Wi-Fi ルーター」です。有線LANで提供されたインターネット接続を Wi-Fi 接続に変換するものです。
【BuffaloWMR-433W】
近日中に出張予定のホテルには Wi-Fi サービスがあることはわかっていましたが。しかし、今後有線LANのみのホテルに宿泊する可能性が無いとは言えず、その近日中宿泊予定のホテルには有線LANも備わっているため、テストもかねて購入したのがこれ。Buffalo のモバイルルーター WMR-433W です。

パッケージ内容は、本体と電源供給用USBケーブル。各種説明書・保証書。スマフォアプリによる簡単接続用QRコード。

出張時の荷物に全くならない超小型。

本体裏面にはSSIDなど、接続情報が記載されています。

重量もわずか 19g。

【使い方】
この WMR-433W、有線LANを Wi-Fi 化するモバイルWi-Fiルーターとしての利用法がメインですが、その逆の Wi-Fi インターネット接続を有線LANに変換することもできます。これは、旧来のノートPCなど、Wi-Fi環境しかない場所で、有線LANしかネットワークインタフェースを備えていない機器でインターネット接続するために有用です。
使い方は簡単。インターネット接続供給側のLANケーブルを本体に挿し、その後電源用USBケーブルを差し込めばOK。この場合、電源ランプ(右)はWi-Fi側のデータ転送状況を表し、データリンクランプ(左)はInternet側(有線LAN側)の動作状況を表します。どちらも緑色の点滅となれば動作OKです。

出張時に宿泊したホテルでも実際に利用してみましたが、問題なく利用できました。

【5GHz帯利用の効能】
この WMR-433W、私がこだわった仕様を一つ持っています。この Wi-Fi ルーターは切り替えスイッチで、5GHz帯の Wi-Fi 接続を共有できるようになっているのです。

今まで良く使われてきた Wi-Fi 接続の周波数帯は2.4GHz。この帯域は電子レンジやコードレス電話、無線のマウス・キーボード、Bluetoothなどでも使われる帯域のため、電波干渉により接続不安定になることがあります。それもさることながら、出張先のホテルでの Wi-Fi 接続を行う場合、別の問題が発生します。
「Wi-Fi完備」というホテルを謳う以上、すべての客室で Wi-Fi 無線の電波が届いている必要があります。客室によらず均一な接続を保つためには、最低限フロアごとに1つの Wi-Fi 親機が必要ですが、場合によっては1フロアに複数台の Wi-Fi 親機を設置する必要があります。したがって、Wi-Fi 完備のホテルでは多数の Wi-Fi 親機が集中設置され、限られた Wi-Fi チャンネルに電波が過密に送信された結果、Wi-Fi 同士で干渉が発生してしまう可能性が高いのです。
利用したホテルの客室で 2.4GHz 帯の電波利用状況を調べてみたのが次のグラフ。限られたチャンネルに Wi-Fi 通信がひしめき合っているのがわかります。

(2.4Ghz帯の Wi-Fi チャンネル利用状況)
それに対して 5GHz 帯の利用状況はこの位。過密さはほとんどありません。

(同じ部屋での 5GHz帯の Wi-Fi チャンネル利用状況)
利用したホテルでは、新しい設計なのか、5GHz 帯の Wi-Fi 無線電波が飛んでいましたが、通常の「Wi-Fi完備」を謳うホテルでは、大抵 2.4GHz 帯の電波しか飛んでいません。2.4GHz で接続した場合、上記のように過密な電波利用状況で接続することになり、実効速度や接続安定性が損なわれる可能性が高くなります。もしも自分が使っているIT機器が 5GHz 帯の Wi-Fi 接続が可能であれば、本ルーターを利用して有線 LAN を 5GHz 帯の Wi-Fi 無線に変換して接続することで接続速度と安定性を両方獲得できます。その意味で、この「WMR-433W」のような 5GHz 帯 Wi-Fi 対応モバイルルーターを出張時に持ってゆくことは大きな意義があることなのです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
現在、インターネット接続は電気、ガス、水道に次ぐ、第4のユーティリティとも言われています。今や電話よりもインターネット接続の方が重要性が高いのではないでしょうか。
そんなわけで、出張時、ホテルに宿泊する際もインターネット接続は重要な要素となりました。最近のビジネスホテルは、インターネット接続無料を謳っているところも増えました。
【Wi-Fi 接続の一般化】
出張時、宿泊先のホテルでインターネット接続が必要な機器はスマフォ、タブレット、ノートパソコンというところだと思いますが、最近のそれらIT機器は大抵 Wi-Fi 接続機能を備えています。逆に有線 LAN での接続はノートパソコン以外ではできないものがほとんどです。それだけ Wi-Fi はポピュラーな技術になりました。
したがって、ホテル宿泊時には Wi-Fi 接続があれば何とかなります。最近のホテルでは有線LAN接続だけではなくて、Wi-Fi 接続設備を備えているところが主流のようです。しかし、有線LANのみの提供だった場合どうするか。そのための解決策が「モバイル Wi-Fi ルーター」です。有線LANで提供されたインターネット接続を Wi-Fi 接続に変換するものです。
【BuffaloWMR-433W】
近日中に出張予定のホテルには Wi-Fi サービスがあることはわかっていましたが。しかし、今後有線LANのみのホテルに宿泊する可能性が無いとは言えず、その近日中宿泊予定のホテルには有線LANも備わっているため、テストもかねて購入したのがこれ。Buffalo のモバイルルーター WMR-433W です。

パッケージ内容は、本体と電源供給用USBケーブル。各種説明書・保証書。スマフォアプリによる簡単接続用QRコード。

出張時の荷物に全くならない超小型。

本体裏面にはSSIDなど、接続情報が記載されています。

重量もわずか 19g。

【使い方】
この WMR-433W、有線LANを Wi-Fi 化するモバイルWi-Fiルーターとしての利用法がメインですが、その逆の Wi-Fi インターネット接続を有線LANに変換することもできます。これは、旧来のノートPCなど、Wi-Fi環境しかない場所で、有線LANしかネットワークインタフェースを備えていない機器でインターネット接続するために有用です。
使い方は簡単。インターネット接続供給側のLANケーブルを本体に挿し、その後電源用USBケーブルを差し込めばOK。この場合、電源ランプ(右)はWi-Fi側のデータ転送状況を表し、データリンクランプ(左)はInternet側(有線LAN側)の動作状況を表します。どちらも緑色の点滅となれば動作OKです。

出張時に宿泊したホテルでも実際に利用してみましたが、問題なく利用できました。

【5GHz帯利用の効能】
この WMR-433W、私がこだわった仕様を一つ持っています。この Wi-Fi ルーターは切り替えスイッチで、5GHz帯の Wi-Fi 接続を共有できるようになっているのです。

今まで良く使われてきた Wi-Fi 接続の周波数帯は2.4GHz。この帯域は電子レンジやコードレス電話、無線のマウス・キーボード、Bluetoothなどでも使われる帯域のため、電波干渉により接続不安定になることがあります。それもさることながら、出張先のホテルでの Wi-Fi 接続を行う場合、別の問題が発生します。
「Wi-Fi完備」というホテルを謳う以上、すべての客室で Wi-Fi 無線の電波が届いている必要があります。客室によらず均一な接続を保つためには、最低限フロアごとに1つの Wi-Fi 親機が必要ですが、場合によっては1フロアに複数台の Wi-Fi 親機を設置する必要があります。したがって、Wi-Fi 完備のホテルでは多数の Wi-Fi 親機が集中設置され、限られた Wi-Fi チャンネルに電波が過密に送信された結果、Wi-Fi 同士で干渉が発生してしまう可能性が高いのです。
利用したホテルの客室で 2.4GHz 帯の電波利用状況を調べてみたのが次のグラフ。限られたチャンネルに Wi-Fi 通信がひしめき合っているのがわかります。

(2.4Ghz帯の Wi-Fi チャンネル利用状況)
それに対して 5GHz 帯の利用状況はこの位。過密さはほとんどありません。

(同じ部屋での 5GHz帯の Wi-Fi チャンネル利用状況)
利用したホテルでは、新しい設計なのか、5GHz 帯の Wi-Fi 無線電波が飛んでいましたが、通常の「Wi-Fi完備」を謳うホテルでは、大抵 2.4GHz 帯の電波しか飛んでいません。2.4GHz で接続した場合、上記のように過密な電波利用状況で接続することになり、実効速度や接続安定性が損なわれる可能性が高くなります。もしも自分が使っているIT機器が 5GHz 帯の Wi-Fi 接続が可能であれば、本ルーターを利用して有線 LAN を 5GHz 帯の Wi-Fi 無線に変換して接続することで接続速度と安定性を両方獲得できます。その意味で、この「WMR-433W」のような 5GHz 帯 Wi-Fi 対応モバイルルーターを出張時に持ってゆくことは大きな意義があることなのです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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