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子供用自転車のクランクのサイズアップ

2016.04.30/Sat/00:40:44

IMGP4669.jpg子供の成長に合わせ、子供用自転車のクランク長とクランク歯数をサイズアップしました。
【4年前購入の子供用自転車】

我が家の次男(現在中学校1年生)の乗っている自転車は、4年前に購入したサイクルベースあさひの「プレシジョン・ジュニア」(22インチ)。現在の彼の身長は155cm。本当なら22インチサイズは卒業すべきところなのですが、ロングサイズのシートポストに取り換えて、乗り続けています。

IMG_9014.jpgIMGP4655.jpg
(購入当時)(現在)

ただし、シート高を上げただけではしっくりこない点があります。クランクサイズです。このプレシジョン・ジュニアのフロントクランクには36Tのクランクが付いていて、少々アンダーサイズです。ちょっとスピードを出すと、足が忙しくなってしまいます。

IMGP4659.jpg

もっと大きな問題があります。クランク長が140mmしかありません。一般にクランク長は身長の1/10程度が適正だと言われています。身長155cmの彼にとって、この140mmのクランクは明らかに短く、ペダルを回す力が入らないと思われます。

IMGP4657.jpg

下記は、子供用自転車のインチ数と適応身長の表ですが、22インチサイズに対する身長は116cm~141cmであるため、クランクサイズ140mmは、その自転車に乗る対象を考えると適正サイズであり、自転車の設計に問題があるわけではありません。このサイズの自転車に乗り続ける方針に無理があるというべきでしょう。

サイズ適正身長範囲
20インチ112 ~ 134cm
22インチ116 ~ 141cm
24インチ123 ~ 147cm
26インチ136 ~ 157cm


【クランク新調】

本来は自転車の新調が筋でしょうが、クランクの交換で延命を図ります。フロントの歯数36Tは体格を考えると少々ローギアードなので40Tにします。同時にクランク長を少し長くするので、スピードが乗ると同時に踏みやすくもなるはずです。下記グラフは「GD」(クランク1回転で自転車が進む距離)で、自転車の総合的ギア比の目安となるものです。

20160429-01.png

フロント36Tの場合、トップギアでも GD は4.55m。子供としてはちょっとスピードを出すイメージの時速25km/hの速度のケイデンス(1分間のクランクの回転数)は約90。時速25km/hを出すにはちょっと忙しい感じです。それがフロント40TとなるとGDは5.06mとなり、25km/h のケイデンスは80となり、だいぶ楽なペダリングで済みます。

ということで新しいクランクを買いました。「リンエイ Wガードギヤクランクセット 40T ブラック」。クランク長152mm、40T のフロントクランクです。

IMGP4669.jpg

IMGP4674.jpg

クランクの歯数が大きくなるので、原則チェーンもそれに合わせて長くする必要があります。したがって、シマノの6速対応チェーン「CN-HG40」を合わせて買いました。

IMGP4672.jpg

【チェーン取り外し】

チェーンを取り換えるため、チェーンはチェーン切りを使って外します。

IMGP4664.jpg

取り外したチェーンのコマ数を数えます。すると、ちょうど100コマであることが分かりました。

IMGP4673.jpg

新調したシマノの CN-HG40 のコマ数は 116コマ。

IMGP4675.jpg

フロントの歯数が4T分増えるので、新しいチェーンは計算上104コマになります。厳密にはディレイラーのキャパや元の調整状況などを勘案して最適値を改めて考えるべきでしょうが、今まで問題なく動いていたこともあり、今回は機械的に104コマとします。下記写真で下向きになった部分のチェーンを切り落とします。

IMGP4676.jpg

通常、チェーンを切る場合は、ピンは完全は抜かず、一方のプレートに残ったままにします。そのピンを接続のために再利用することがあるからです。もしもピンを両方のプレートから完全に抜いてしまうと、チェーン切りでそのピンを押し込むのが大変困難になってしまいます。

ただし、今回購入したシマノ CN-HG40 には純正のコネクティングピン(接続ピン)が添付されています。したがって、このコネクティングピンを接続に使えるので、ピンは完全に押し出してしまいます。

IMGP4680.jpg
(コネクティングピンと完全に押し出した既存チェーンピン)

【クランク交換】

クランクを交換します。このタイプのクランクを取り外す際に必ず必要なのがこの「コッタレス抜き」です。私は定番商品「シマノ TL-FC10」を使っています。

IMGP4660.jpg

クランクが外れました。この機会に BB(ボトムブラケット)のシャフトを指で回して回り具合を確かめましたが、スムーズに回るので、今回は BB のメンテナンスは省略しました。

IMGP4668.jpg

その後、新しいクランクを取り付けます。非常に幸運だったのが、取り付けクリアランス。これが 40T クランクを取り付けた後のフレームパイプとのクリアランス状況です。

IMGP4678.jpg

すんでのところでフレームとのクリアランスを確保できました。欲を出して 48T を入れたらフレームと接触していたかもしれません。また、クランク長も注意が必要です。大人サイズの 165mm などにしたら、子供用自転車の BB の地上高は低く設定されているため、自転車をこぐ際にペダルが地面に接触しかねないほど、地面からのクリアランスが狭くなってしまうかもしれません。

クランクを取り付けたら次はチェーンの取り付けです。この作業はチェーンフィクサーを利用すると作業がはかどり、無用なストレスから解放されます。

IMGP4681.jpg

チェーンをつなぐため、チェーン切りでコネクティングピンを押し込みます。押し込む加減ですが、案外奥まで押し込む感じです。押し込みが不足だと、その部分のリンクが自由に曲がらず、走行抵抗の増加だけでなく、走行中のチェーンの脱落につながります。ちゃんとした位置まで押し込めば、必ずチェーンが抵抗なく曲げ伸ばしできるようになりますので、チェーンのフリクションを確認しながら、しっかりとピンを押し込むようにします。上から見れば、だいたいこのくらいまで押し込むレベルです。

IMGP4683.jpg

側面プレート部から見ると、ほとんどでっぱりがなくなっています。このレベルまで押し込むようにします。

IMGP4684_201604300002034e9.jpg

【完成】

作業完了です。これで4年前購入の22インチ自転車は延命です。フロントクランクが若干大きくなって、見た目のバランスも良くなりました。子供用自転車に乗るのは若干抵抗がありましたが、大きな問題がないかどうかは乗ってみないとわからないため、恥を忍んで家の近所で乗ってみました。以前の140mmクランクだと、私がこぐと、ただシャカシャカ忙しくペダルを踏む割には進まなかったのが、進みもだいぶ良くなりました。ペダルが地面と干渉することもありませんでした。

IMGP4687.jpg

いろいろと手を入れているのと、この自転車は一般的ジュニアサイクルというよりも、クロスバイクを子供用のジオメトリーにした設計のため、オンロードを走る場合はすいすい走ることができる自転車になりました。現在身長156cmの次男も中学校にいる間に160cmを突破するでしょう。そのときは、もう大人用自転車です。それまではこれに乗ってもらうようにします。

IMGP4685.jpg



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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。


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