サブノート比較論(ポメラ、Loox U、VAIO Type P)
2009.09.10/Thu/22:34:35
最近はネットブックを含めると、いろいろと小さなノートPCが増えてきました。私はサブノート好きなので、さらに小さいモバイルノートという観点で、4つの代表選手(ポメラ、LooX U、VAIO Type P、NetWalker)について、比較を論じて見たいと思います。
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【ネットブック万歳】
2007年に ASUS が EeePC というネットブックをリリースしてから二年、ネットブックは完全に市場での認知を得ました。私はノートPCの値段が30万円という頃からノートPCを購入していましたので、この価格破壊には隔世の感があります。
ネットブックは安く売るべくして作ってあるので、通常のノートPCと比べると性能や画面やキーボードなどで見劣りする部分があります。したがって、ネットブックが安いのはある意味当たり前なのですが、その低価格化が通常のノートPCに波及しているのが私にとってはうれしいところです。
見かけが同じものが3倍の値段で売られていたら安い方に流れてしまう人も多いはず。そこで、メーカーや販売店には厳しい流れですが、ネットブックではない高性能ノートPCの価格もネットブックに引きずられて低価格化しています。これは購入者にとっては非常にうれしいことです。
そんな状況なので、私個人はネットブックというカテゴリーの商品は当面買わないと思いますが、それよりも欲しいものがあります。「サブノート」というカテゴリーです。大きさとしてはB5サイズ以下を指します。そのカテゴリーの商品には今非常に興味を持っていて、Kingjim のポメラ、富士通の LOOX U、SONY の VAIO Type P、SHARP の NetWalker の4つを見比べ、自分なりの比較をしてみたいと思います。
【ポメラ】
【LOOX U】
【VAIO Type P】
【NetWalker】
【各機種比較】
個人的にピックアップした観点で、4機種の比較表を作成してみました。NetWalker 以外はどれも触ったことがありますので、主観的項目に関しては実感したものです。
これを見て何を思うかと言うと、パソコン機能を求めず、キーボードによるテキスト入力機能だけを求めるのであれば、あらゆる点でポメラに軍配が上がります。キーボードの出来とキータッチは最も良く、価格も圧倒的に安いです。
ところが、PC機能を求めると Type P か LOOX U となります。その代わり値段が高くなります。そのうちタッチタイプができるキーボードと高精細画面に価値を認めるのであれば Type P となります。
最後に、メールチェック、返信やブラウザ閲覧、ブログ更新などが出来ればよく、特に PC 向けのアプリをインストールする必要がないという場合は、NetWalker になります。
私の場合は、外出時でも Internet サービスを使いたい。そのため自然とポメラは候補から外れます。あとは外出先でストレスのないタッチタイプを求めるかですが、その場合は Type P となります。ところが Type P は OS が現在 Vista しかありません(例外的に SONY Style での通販モデルは XP にカスタマイズ可能)。と言うことは発売が控えている Windows 7 にOSをバージョンアップした機種が11月に発売されると言うことになります。したがって、現時点で Type P を購入するのも現実的ではありません(Window 7 へのアップブレードサービスがすでに始まっていました。詳細はココ)。
NetWalker に関しては、現在未発売です。やはり実際に触ってから購入を決めたいものです。
このように比較してゆくと、今のところは Windows 7 への無償アップグレードの権利がついた Type P が発売されれば、それが現時点最も有力的な購入候補となっています。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
2007年に ASUS が EeePC というネットブックをリリースしてから二年、ネットブックは完全に市場での認知を得ました。私はノートPCの値段が30万円という頃からノートPCを購入していましたので、この価格破壊には隔世の感があります。
ネットブックは安く売るべくして作ってあるので、通常のノートPCと比べると性能や画面やキーボードなどで見劣りする部分があります。したがって、ネットブックが安いのはある意味当たり前なのですが、その低価格化が通常のノートPCに波及しているのが私にとってはうれしいところです。
見かけが同じものが3倍の値段で売られていたら安い方に流れてしまう人も多いはず。そこで、メーカーや販売店には厳しい流れですが、ネットブックではない高性能ノートPCの価格もネットブックに引きずられて低価格化しています。これは購入者にとっては非常にうれしいことです。
そんな状況なので、私個人はネットブックというカテゴリーの商品は当面買わないと思いますが、それよりも欲しいものがあります。「サブノート」というカテゴリーです。大きさとしてはB5サイズ以下を指します。そのカテゴリーの商品には今非常に興味を持っていて、Kingjim のポメラ、富士通の LOOX U、SONY の VAIO Type P、SHARP の NetWalker の4つを見比べ、自分なりの比較をしてみたいと思います。
【ポメラ】
![]() | キングジムが 2008年11月に発売したテキスト入力に特化したキーボード入力デバイスです。漢字変換プログラムとして ATOK を搭載し折りたたみキーボードを備え、キーピッチ17mmを確保しています。ただし、パソコンとしての機能はなく、プログラムのインストールはできません。ただひたすらキーボードで快適にテキスト入力を行うのに特化した電子文具です。 |
【LOOX U】
![]() | 富士通が2008年8月に発売したサブノート。当初は Windows Vista 搭載で価格は 12万円と工学でしたが、2009年春には Windows XP を搭載し価格も安くなりました。回転可能なタッチパネルディスプレイを備えた極小PCです。 |
【VAIO Type P】
![]() | SONY が2009年1月に発売したサブノート。ワイド型の超高解像度液晶とタッチタイピング可能な 16.5mm キーピッチのキーボードを備えた超小型PCです。OS は Windows Vista のみとなっています。(例外的に通販サイト SONY Style では Windows XP のカスタマイズモデルが購入可能) |
【NetWalker】
![]() | SHARP が 8/27 に発表し、9月25日発売予定のサブノートです。これの特長は PC ではあるものの、Intel の CPU ではなく、OS が Linux であることです。したがって、PC マニアでない限りはメーカーがプリインストールしている各種インターネット向けソフトウェアを利用する前提で購入する電子機器です。 |
【各機種比較】
個人的にピックアップした観点で、4機種の比較表を作成してみました。NetWalker 以外はどれも触ったことがありますので、主観的項目に関しては実感したものです。
ポメラ | LOOX U | Type P | NetWalker | |
---|---|---|---|---|
重量 | 370g+電池 | 565g | 758g | 409g |
キーピッチ | 17mm | 15mm | 16.5mm | 14mm |
Internet機能 | × | ○ | ○ | ○ |
ディスプレイ | 4inch 640x480 |
5.6inch 1280×800 |
8inch 1600×768 |
5inch 1,024×600 |
連続利用時間 | 20時間 | 5時間 | 4.5時間 | 10時間 |
保存領域 | 48KB+SD | 60GB | 128GB | 2GB+SDHC |
OS | 独自 | XP | Vista | Ubuntu |
キータッチ | ○ | △ | ○ | × |
体感レスポンス | ○ | ○ | △ | ○ |
価格 | 約15,000円 | 約70,000円 | 約55,000円 | 約40,000円 |
これを見て何を思うかと言うと、パソコン機能を求めず、キーボードによるテキスト入力機能だけを求めるのであれば、あらゆる点でポメラに軍配が上がります。キーボードの出来とキータッチは最も良く、価格も圧倒的に安いです。
ところが、PC機能を求めると Type P か LOOX U となります。その代わり値段が高くなります。そのうちタッチタイプができるキーボードと高精細画面に価値を認めるのであれば Type P となります。
最後に、メールチェック、返信やブラウザ閲覧、ブログ更新などが出来ればよく、特に PC 向けのアプリをインストールする必要がないという場合は、NetWalker になります。
私の場合は、外出時でも Internet サービスを使いたい。そのため自然とポメラは候補から外れます。あとは外出先でストレスのないタッチタイプを求めるかですが、その場合は Type P となります。ところが Type P は OS が現在 Vista しかありません(例外的に SONY Style での通販モデルは XP にカスタマイズ可能)。と言うことは発売が控えている Windows 7 にOSをバージョンアップした機種が11月に発売されると言うことになります。したがって、現時点で Type P を購入するのも現実的ではありません(Window 7 へのアップブレードサービスがすでに始まっていました。詳細はココ)。
NetWalker に関しては、現在未発売です。やはり実際に触ってから購入を決めたいものです。
このように比較してゆくと、今のところは Windows 7 への無償アップグレードの権利がついた Type P が発売されれば、それが現時点最も有力的な購入候補となっています。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
カテゴリ: パソコン・インターネット
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