プラズマテレビ Panasonic TH-P37X1 + ラックシアター SC-HTR110-K (その1) 画質・音質編
2009.09.08/Tue/23:23:39
![]() | プラズマテレビを販売しているメーカーは少なくなり、とうとう大手では Panasonic、日立だけになってしまいました。今回紹介する TH-P37X1 はプラズマテレビとしてはお手ごろ価格の Panasonic の自信作です。 セットで買ったラックシアター SC-HTR110-K との連携についても説明します。 |
【プラズマテレビ】
最近はプラズマテレビは劣勢ですね。だんだんと製造メーカーが減ってゆき、プラズマの盟主、パイオニアも撤退を表明し、いまやプラズマテレビはパナソニックと日立しか新製品を投入していません。その背景には液晶テレビの大きな進化と低価格化があると考えています。
かつてはプラズマと液晶には明確なすみわけがありました。「大画面ならプラズマ」、「40型以下は液晶」と。昔は技術的に大きな液晶パネルが作れなかった事情があり、40型以上の大画面を求めるのであれば、自ずと選択肢はプラズマとなりました。また、プラズマは視野角が広く取れ、微妙な色の表現が出しやすいので、広い部屋で大人数で見たり、映画を見たりする向きにはプラズマテレビが進められていました。
ところが、液晶パネルの作成技術の進化により、そのような住み分けがなくなってしまいました。したがって、プラズマはひとえにその表示の味(ブラウン管的な映り)にしか特長を出せなくなってしまいました。今後、プラズマテレビが存在感を出してゆくには相当なアピール(画質、価格等)が必要になると考えています。
【見え方と設定】
TH-P37X1 は普及価格帯のプラズマテレビです。いままでブラウン管テレビを使っていて、液晶テレビのシャープ過ぎる画質がなじめない人にとっては良い選択だと思います。また、ラックシアター SC-HTR110-K は 37 型の薄型テレビにマッチする大きさのテレビ台であると共に、2つのフロントスピーカーと1つのサブウーファーをそれぞれ 65Wx2, 90Wx1 のアンプで駆動するスピーカーシステムでもあります。
テレビとラックをセットで買ったので、デザインのまとまりは非常に良いです。

これは、テレビの電源を入れた直後のお知らせ表示。

シアターラック部分の写真。前面左に操作パネルがあります。

ラックの右下(床面近く)には、そのラックがサポートしているサウンドフォーマットのロゴが印刷されています。

テレビの画像を見てみると、液晶とは違って大変やわらかい画像であることがわかります。色合いも自然です。シャープさはありませんので細かいテロップ等が出る番組には向きませんが、映画やドラマなど、人物中心の番組の視聴には合っていると思われます。

設定画面を見てみます。リモコンのメニューボタンを押すと以下のメニューがポップアップします。

このテレビは画質設定として「スタンダード」、「シネマ」、「ダイナミック」、「リビング」、「ユーザー」の5つのプリセット値を選択可能です。「画質を調整する」を選択して画質メニューを開くと、まずは「スタンダード」の設定値が現れます。このモードはくっきりさわやかで、一般的なテレビ番組を見るのに適していると思われます。

「シネマ」モードの設定値はこのようになっています。このモードにするとまぶしさと黒つぶれが抑えられ、映画の光源がもたらす色温度の低い白が設定され、映画調の色彩になります。

「ダイナミック」は、メリハリを極度に出したモードで、日光が差し込む明るい部屋などに適するモードです(別の言い方をすれば、派手さを演出する「売り場」モードとも言える)。

「リビング」は「ダイナミック」を少々おとなしめにした感覚。これは常用できそうです。

「ユーザー」は初期値は「スタンダード」に近い設定なっていますが、このモードはこの設定のままで使うと言うより、ユーザーが好みの画質を追い込んで使うためのマニュアル設定モードという位置づけです。

音質設定に関しては「スタンダード」、「スタジアム」、「ミュージック」、「シネマ」、「ニュース」の5つのモードが用意されています。
最初は「スタンダード」。最も標準的なモードです。

次は「スタジアム」。サラウンド効果が入り、臨場感に富んだ音場になります。スポーツ中継などに適するモードです。

「ミュージック」、「ニュース」モードは「スタンダード」と同じプリセット値が設定されています。音楽を聴くときのお好みはユーザーがおのおの設定してくださいと言うことでしょうか。


「シネマ」に関しても「スタジアム」を同じです。必要に応じてユーザーが変えてくださいということでしょう。もしかすると、高音・低音以外の調整できない部分として、音質処理が各モードで異なっているのかもしれません。

今回は、画質・音質メニューの紹介にとどめます。その他の設定に関しては次回ということで。
Panasonic TH-P37X1 + ラックシアター SC-HTR110-K (その1) 音質・画質編
Panasonic TH-P37X1 + ラックシアター SC-HTR110-K (その2) ビエラリンク編
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
最近はプラズマテレビは劣勢ですね。だんだんと製造メーカーが減ってゆき、プラズマの盟主、パイオニアも撤退を表明し、いまやプラズマテレビはパナソニックと日立しか新製品を投入していません。その背景には液晶テレビの大きな進化と低価格化があると考えています。
かつてはプラズマと液晶には明確なすみわけがありました。「大画面ならプラズマ」、「40型以下は液晶」と。昔は技術的に大きな液晶パネルが作れなかった事情があり、40型以上の大画面を求めるのであれば、自ずと選択肢はプラズマとなりました。また、プラズマは視野角が広く取れ、微妙な色の表現が出しやすいので、広い部屋で大人数で見たり、映画を見たりする向きにはプラズマテレビが進められていました。
ところが、液晶パネルの作成技術の進化により、そのような住み分けがなくなってしまいました。したがって、プラズマはひとえにその表示の味(ブラウン管的な映り)にしか特長を出せなくなってしまいました。今後、プラズマテレビが存在感を出してゆくには相当なアピール(画質、価格等)が必要になると考えています。
【見え方と設定】
TH-P37X1 は普及価格帯のプラズマテレビです。いままでブラウン管テレビを使っていて、液晶テレビのシャープ過ぎる画質がなじめない人にとっては良い選択だと思います。また、ラックシアター SC-HTR110-K は 37 型の薄型テレビにマッチする大きさのテレビ台であると共に、2つのフロントスピーカーと1つのサブウーファーをそれぞれ 65Wx2, 90Wx1 のアンプで駆動するスピーカーシステムでもあります。
テレビとラックをセットで買ったので、デザインのまとまりは非常に良いです。

これは、テレビの電源を入れた直後のお知らせ表示。

シアターラック部分の写真。前面左に操作パネルがあります。

ラックの右下(床面近く)には、そのラックがサポートしているサウンドフォーマットのロゴが印刷されています。

テレビの画像を見てみると、液晶とは違って大変やわらかい画像であることがわかります。色合いも自然です。シャープさはありませんので細かいテロップ等が出る番組には向きませんが、映画やドラマなど、人物中心の番組の視聴には合っていると思われます。

設定画面を見てみます。リモコンのメニューボタンを押すと以下のメニューがポップアップします。

このテレビは画質設定として「スタンダード」、「シネマ」、「ダイナミック」、「リビング」、「ユーザー」の5つのプリセット値を選択可能です。「画質を調整する」を選択して画質メニューを開くと、まずは「スタンダード」の設定値が現れます。このモードはくっきりさわやかで、一般的なテレビ番組を見るのに適していると思われます。

「シネマ」モードの設定値はこのようになっています。このモードにするとまぶしさと黒つぶれが抑えられ、映画の光源がもたらす色温度の低い白が設定され、映画調の色彩になります。

「ダイナミック」は、メリハリを極度に出したモードで、日光が差し込む明るい部屋などに適するモードです(別の言い方をすれば、派手さを演出する「売り場」モードとも言える)。

「リビング」は「ダイナミック」を少々おとなしめにした感覚。これは常用できそうです。

「ユーザー」は初期値は「スタンダード」に近い設定なっていますが、このモードはこの設定のままで使うと言うより、ユーザーが好みの画質を追い込んで使うためのマニュアル設定モードという位置づけです。

音質設定に関しては「スタンダード」、「スタジアム」、「ミュージック」、「シネマ」、「ニュース」の5つのモードが用意されています。
最初は「スタンダード」。最も標準的なモードです。

次は「スタジアム」。サラウンド効果が入り、臨場感に富んだ音場になります。スポーツ中継などに適するモードです。

「ミュージック」、「ニュース」モードは「スタンダード」と同じプリセット値が設定されています。音楽を聴くときのお好みはユーザーがおのおの設定してくださいと言うことでしょうか。


「シネマ」に関しても「スタジアム」を同じです。必要に応じてユーザーが変えてくださいということでしょう。もしかすると、高音・低音以外の調整できない部分として、音質処理が各モードで異なっているのかもしれません。

今回は、画質・音質メニューの紹介にとどめます。その他の設定に関しては次回ということで。
Panasonic TH-P37X1 + ラックシアター SC-HTR110-K (その1) 音質・画質編
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カテゴリ: デジモノ
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