次は立体テレビか! HYUNDAI VVUON
2009.09.07/Mon/23:17:11
【テレビの進化】
さすがに、私が生まれた頃にはテレビは各家庭にあったのですが、実はモノクロの真空管テレビでした。それからカラーテレビになり、薄型テレビになりました。ブラウン管テレビがいよいよ駆逐されようとしているのですが、それは電子デバイスの歴史として一つの節目になります。
ブラウン管があるうちは、そのテレビがある家庭には「真空管」が存在していると言うことだからです。ブラウン管テレビが消滅することで、前近代的素子の代名詞である「真空管」がついに消滅することになるわけです。
テレビが液晶なりプラズマなり、薄型テレビになりました。次の進化は何かと考えると「立体テレビ」というベクトルが存在します。今まで映画では「立体」というのが売り物になりましたが、テレビではあまり話題になりませんでした。その理由について個人的に考察してみると、「立体画像」という切り口を論じる前にそれより重要なファクターの改善余地があったからだと考えています。
【立体よりも前に必要なこと】
先日のニュースで、ソニーが立体テレビを発売、強化するという記事がありました。ソニーが本腰をいれるというのは、本物です。ようやく立体テレビのマーケットが立ち上がると判断したのでしょう。
テレビの進化の過程は、およそ次のような道筋をたどっています。「白黒」→「カラー」→「高画質」→「大画面」→「高精細」→「情報ソースの高画質化(地デジ、DVD、ブルーレイ)」→「更なる大画面」→「薄型化」→「画質改善(画像処理、倍速処理等)」。並行して音質の改善も図られています。
人間の要求として、まずはちゃんとした絵や音が必要なのであって、それが満足されないうちに「立体化」と言われても、それはおもちゃや遊びでしかなくなってしまうのではないかと仮説を立てています。
前述した、情報ソースとしての成熟度が高まってきて、ようやく人間は次のベクトルを求めることになり、ようやくそれが「立体化」に達したのではないでしょうか。
【新世代立体テレビの先駆け VVUON】
実は、立体テレビはすでに HYUNDAI が発売していて、ビックカメラなどが販売しています。その展示を見てきました。ものは HYUNDAI VVUON E320S です。
でもソースは、色々ありましたが、目を引いたのは女子プロレスリングの中継映像でした。ロングショットがメインの風景と違い、人間が被写体に入るプログラムソースは立体映像の醍醐味が増します。女子プロを見ながら、ワールドカップサッカーを大画面立体テレビでみたら、さぞかし臨場感が得られるのだろうなあと感じました。
NHKも立体テレビ放送の技術研究などをしていて、あと10年もすれば、通常のテレビ放送も立体放送になるのではないかと期待しています。
HYUNDAI VVUON E320S のカタログをもらってきましたので、下に掲げます。HYUNDAI の方式は、走査線の偶数部を左目で、奇数部を右目で見るというパッシブ方式です。立体メガネの電子制御が必要ない代わりに、縦方向の解像度が低下する方式です。
ソニーの表明している方式は立体メガネの左右の制御を電子的に高速で行い、テレビ画面と同期させて右目画像、左目画像を切り替える解像度劣化のない方式なると言うことです。
(もらってきたカタログ)
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
さすがに、私が生まれた頃にはテレビは各家庭にあったのですが、実はモノクロの真空管テレビでした。それからカラーテレビになり、薄型テレビになりました。ブラウン管テレビがいよいよ駆逐されようとしているのですが、それは電子デバイスの歴史として一つの節目になります。
ブラウン管があるうちは、そのテレビがある家庭には「真空管」が存在していると言うことだからです。ブラウン管テレビが消滅することで、前近代的素子の代名詞である「真空管」がついに消滅することになるわけです。
テレビが液晶なりプラズマなり、薄型テレビになりました。次の進化は何かと考えると「立体テレビ」というベクトルが存在します。今まで映画では「立体」というのが売り物になりましたが、テレビではあまり話題になりませんでした。その理由について個人的に考察してみると、「立体画像」という切り口を論じる前にそれより重要なファクターの改善余地があったからだと考えています。
【立体よりも前に必要なこと】
先日のニュースで、ソニーが立体テレビを発売、強化するという記事がありました。ソニーが本腰をいれるというのは、本物です。ようやく立体テレビのマーケットが立ち上がると判断したのでしょう。
テレビの進化の過程は、およそ次のような道筋をたどっています。「白黒」→「カラー」→「高画質」→「大画面」→「高精細」→「情報ソースの高画質化(地デジ、DVD、ブルーレイ)」→「更なる大画面」→「薄型化」→「画質改善(画像処理、倍速処理等)」。並行して音質の改善も図られています。
人間の要求として、まずはちゃんとした絵や音が必要なのであって、それが満足されないうちに「立体化」と言われても、それはおもちゃや遊びでしかなくなってしまうのではないかと仮説を立てています。
前述した、情報ソースとしての成熟度が高まってきて、ようやく人間は次のベクトルを求めることになり、ようやくそれが「立体化」に達したのではないでしょうか。
【新世代立体テレビの先駆け VVUON】
実は、立体テレビはすでに HYUNDAI が発売していて、ビックカメラなどが販売しています。その展示を見てきました。ものは HYUNDAI VVUON E320S です。
でもソースは、色々ありましたが、目を引いたのは女子プロレスリングの中継映像でした。ロングショットがメインの風景と違い、人間が被写体に入るプログラムソースは立体映像の醍醐味が増します。女子プロを見ながら、ワールドカップサッカーを大画面立体テレビでみたら、さぞかし臨場感が得られるのだろうなあと感じました。
NHKも立体テレビ放送の技術研究などをしていて、あと10年もすれば、通常のテレビ放送も立体放送になるのではないかと期待しています。
HYUNDAI VVUON E320S のカタログをもらってきましたので、下に掲げます。HYUNDAI の方式は、走査線の偶数部を左目で、奇数部を右目で見るというパッシブ方式です。立体メガネの電子制御が必要ない代わりに、縦方向の解像度が低下する方式です。
ソニーの表明している方式は立体メガネの左右の制御を電子的に高速で行い、テレビ画面と同期させて右目画像、左目画像を切り替える解像度劣化のない方式なると言うことです。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
カテゴリ: デジモノ
タグ:
立体テレビ
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この記事に対するコメント
こんにちは
はじめまして。「こういうブログをやってみたかった」と思うブログですね。うちのブログでちょっと紹介させてもらいました。本当は、内容も少し引用したかったのですが、ご本人の許可をもらってからと思ったので、リンクだけです。
他にも、面白そうなネタがあるので、また来て見ます。
Re: こんにちは
shino さま:コメントどうもありがとうございました。このようにご意見をもらえると、ブログを書く方も励みになります。応援しておりますので、お互い頑張りましょう。
> はじめまして。
> 「こういうブログをやってみたかった」と思うブログですね。うちのブログでちょっと紹介させてもらいました。本当は、内容も少し引用したかったのですが、ご本人の許可をもらってからと思ったので、リンクだけです。
> 他にも、面白そうなネタがあるので、また来て見ます。
URL | 館長 #-
2010/04/29 20:44 * 編集 *
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2010/04/29 20:44 * 編集 *
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