超軽量・コンパクトな3シーズン向け Natural Hike 封筒型シュラフ
2015.10.25/Sun/23:06:58
【シュラフ(寝袋)について】
宿泊を伴う登山には質の良いシュラフが必須です。また、登山に用いるシュラフには様々あり、リスクを最小化するためには、その選択は奥が深いものです。私は登山の経験は少ないので、登山向けのシュラフについて論じることはできません。今回、10月に車中泊を計画していて、その際用いる手ごろなシュラフを探していましたが、いいものが見つかったので、それについて紹介したいと思います。
【Natural Hike 封筒型シュラフ】
今回私が購入したのは、「NatureHike 軽量 封筒型 シュラフ
」というものです。中国は浙江省(せっこうしょう)を本拠とする新進アウトドアグッズメーカー Nature Hike の商品です。
いわゆる「高級品」ではありませんが、価格に対して相当良質な商品を製造していると、高い評判があり購入してみました。買ったのはネイビー(紺色)です。山岳用具では、あえて派手な色を求める向きもありますが、この紺色、落ち着いていて車中泊やキャンプで使うには適当だと思いました。

検品合格証や品質保証タグなどが付いています。通販のため、どの程度の効力を持つのか不明ですが、このようなタグを付けてくることだけでも、品質について気を配っている一つの証だと考えられ、好印象です。

商品の収納袋に付いている説明タグ。最低使用温度は9℃と書かれています。

このシュラフはダウンではなく、化繊の綿ですが、実測してみると収納袋込みで 671g。相当軽量です。

通常収納状態もとともコンパクト。実測で32cm x 12cm でした。

しかし、この商品がすごいのが、さらにコンパクトになるところ。収納袋がコンプレッション・バッグになっています。

ベルトを徐々に引き絞ると簡単に全長 20cm になります。余力としてはもう少し絞ることもできそうでしたが、やめました。ザックや自転車用バッグの収納量に限りがある場合、この省スペース性は非常に助かります。

圧縮を行わなくても相当コンパクトなので、このように自転車のリアキャリアにすっきり収まります。

さて、本体を取り出してみます。保温力ではマミー型に劣るとされていますが、初心者にも扱いやすい封筒型です。

サイズを実測してみましたが、全長は 180cm。

全幅は 68cm でした。

商品説明には 190cm x 75cm と書かれていますが、それは適用身長と適用胴体幅のことではないでしょうか。私は 170cm の標準体型ですが、実際中に入ってみたところ、余裕もあり寸法に不足はありませんでした。
封筒型のいいところは、温度調節のため本体を自由に開けることができるところです。本商品もジッパーで側面を開けることができます。内側にもジッパー引手が付いているので、中から開けることも容易にできます。


ジッパーは底部にも回り込んでいて、さらに終端部も取り外して全開できるようになっています。

ジッパーを全開すると、このように一枚の掛布団として利用可能です。封筒型の良いところですね。

収納は、コツをつかめば簡単。平らなところでパタパタと折っていって、最後は型崩れしないように気を付けながら、端っこから空気を追い出しながらゆっくり巻いていきます。

巻き終わったら、その巻きが崩れないように抑えながら収納袋に滑り込ませればOKです。この収納袋だけでも下手すれば 1,000円も行きそうなクオリティなのに、シュラフ全体で 2,000円ちょっと。すさまじいコストパフォーマンスです。
【実利用と感想】
車中泊をする計画があり、早速使ってきました。この季節、外の最低気温はおよそ15℃程度。車内とて、暖房をかけておくことはできないので、朝方は 18℃程度になるはずです。当然布団等もなく就寝すると風邪をひきそうな状況です。
今回利用した車は、残念ながらフルフラットにはならず、助手席を最大限倒して利用することにしました。

こんな感じでシュラフを敷いて、寝ようという魂胆です。

結果としては、問題なく使えました。実は、最初は封筒型のまま寝ようとしたのですが、広げて掛布団として利用しました。おそらく、車内温度は20℃程度。その温度で封筒型のままで寝るのは保温力が高すぎて暑すぎました。そのため、ジッパーを開けて布団として利用してちょうどいい感じでした。それほど分厚い綿が入っているわけではありませんが、綿の性能が良いのか、このシュラフはかなりの保温性能を持っていることがわかりました。これなら、平地ユース(キャンプ、車中泊)であれば、冬でも利用可能かもしれないと感じました。
自転車で、キャンプ場で一泊することも視野に入れて購入した商品。小型軽量なので、いつか、自転車でキャンプ場に行き、このシュラフでテント泊をすることを楽しみにしています。
【関連ページ】
NatureHike 公式HP(英語)
【追記】
その後、ソロテント内でこれを使い、通常の服装(部屋着)で90分程度の睡眠を取ってみました(外気温12℃)。何とか寝られます。ただし、上半身は重ね着していて問題なかったのですが、下半身は薄手のナイロン系スラックスだけだったので足元が少々寒かったです。最低利用温度9℃を謳っていますが、9℃で利用するためには中で暖かいものを着込む(特に下半身)必要がありそうです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
宿泊を伴う登山には質の良いシュラフが必須です。また、登山に用いるシュラフには様々あり、リスクを最小化するためには、その選択は奥が深いものです。私は登山の経験は少ないので、登山向けのシュラフについて論じることはできません。今回、10月に車中泊を計画していて、その際用いる手ごろなシュラフを探していましたが、いいものが見つかったので、それについて紹介したいと思います。
【Natural Hike 封筒型シュラフ】
今回私が購入したのは、「NatureHike 軽量 封筒型 シュラフ
いわゆる「高級品」ではありませんが、価格に対して相当良質な商品を製造していると、高い評判があり購入してみました。買ったのはネイビー(紺色)です。山岳用具では、あえて派手な色を求める向きもありますが、この紺色、落ち着いていて車中泊やキャンプで使うには適当だと思いました。

検品合格証や品質保証タグなどが付いています。通販のため、どの程度の効力を持つのか不明ですが、このようなタグを付けてくることだけでも、品質について気を配っている一つの証だと考えられ、好印象です。

商品の収納袋に付いている説明タグ。最低使用温度は9℃と書かれています。

このシュラフはダウンではなく、化繊の綿ですが、実測してみると収納袋込みで 671g。相当軽量です。

通常収納状態もとともコンパクト。実測で32cm x 12cm でした。

しかし、この商品がすごいのが、さらにコンパクトになるところ。収納袋がコンプレッション・バッグになっています。

ベルトを徐々に引き絞ると簡単に全長 20cm になります。余力としてはもう少し絞ることもできそうでしたが、やめました。ザックや自転車用バッグの収納量に限りがある場合、この省スペース性は非常に助かります。

圧縮を行わなくても相当コンパクトなので、このように自転車のリアキャリアにすっきり収まります。

さて、本体を取り出してみます。保温力ではマミー型に劣るとされていますが、初心者にも扱いやすい封筒型です。

サイズを実測してみましたが、全長は 180cm。

全幅は 68cm でした。

商品説明には 190cm x 75cm と書かれていますが、それは適用身長と適用胴体幅のことではないでしょうか。私は 170cm の標準体型ですが、実際中に入ってみたところ、余裕もあり寸法に不足はありませんでした。
封筒型のいいところは、温度調節のため本体を自由に開けることができるところです。本商品もジッパーで側面を開けることができます。内側にもジッパー引手が付いているので、中から開けることも容易にできます。


ジッパーは底部にも回り込んでいて、さらに終端部も取り外して全開できるようになっています。

ジッパーを全開すると、このように一枚の掛布団として利用可能です。封筒型の良いところですね。

収納は、コツをつかめば簡単。平らなところでパタパタと折っていって、最後は型崩れしないように気を付けながら、端っこから空気を追い出しながらゆっくり巻いていきます。

巻き終わったら、その巻きが崩れないように抑えながら収納袋に滑り込ませればOKです。この収納袋だけでも下手すれば 1,000円も行きそうなクオリティなのに、シュラフ全体で 2,000円ちょっと。すさまじいコストパフォーマンスです。
【実利用と感想】
車中泊をする計画があり、早速使ってきました。この季節、外の最低気温はおよそ15℃程度。車内とて、暖房をかけておくことはできないので、朝方は 18℃程度になるはずです。当然布団等もなく就寝すると風邪をひきそうな状況です。
今回利用した車は、残念ながらフルフラットにはならず、助手席を最大限倒して利用することにしました。

こんな感じでシュラフを敷いて、寝ようという魂胆です。

結果としては、問題なく使えました。実は、最初は封筒型のまま寝ようとしたのですが、広げて掛布団として利用しました。おそらく、車内温度は20℃程度。その温度で封筒型のままで寝るのは保温力が高すぎて暑すぎました。そのため、ジッパーを開けて布団として利用してちょうどいい感じでした。それほど分厚い綿が入っているわけではありませんが、綿の性能が良いのか、このシュラフはかなりの保温性能を持っていることがわかりました。これなら、平地ユース(キャンプ、車中泊)であれば、冬でも利用可能かもしれないと感じました。
自転車で、キャンプ場で一泊することも視野に入れて購入した商品。小型軽量なので、いつか、自転車でキャンプ場に行き、このシュラフでテント泊をすることを楽しみにしています。
【関連ページ】
NatureHike 公式HP(英語)
【追記】
その後、ソロテント内でこれを使い、通常の服装(部屋着)で90分程度の睡眠を取ってみました(外気温12℃)。何とか寝られます。ただし、上半身は重ね着していて問題なかったのですが、下半身は薄手のナイロン系スラックスだけだったので足元が少々寒かったです。最低利用温度9℃を謳っていますが、9℃で利用するためには中で暖かいものを着込む(特に下半身)必要がありそうです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
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