ツーリングに最適なワイヤーロック「Active Winner 自転車ロック」
2015.09.27/Sun/23:10:14
【ロックが別売りの自転車について】
巷に存在する大多数の自転車には、購入時にロックが付いています。電動自転車を含め、シティ・サイクル(俗にいうママチャリ)には「サークル・ロック」という後輪を回らなくするロックが元々付いています。例えば次のようなものです。


(ボディサークル錠
)
ところが、割と高価なロードバイクや小径車、MTB 等には購入時にはロックは付いてきません。その理由としては、そのような性能を求めたり、趣味のための自転車には、余分なコストや重量が加わるロックを足すことを避けるということの他に、「これでOK」というロックがないということが大きな理由だと思います。
買い物自転車の場合は、近所のスーパーや学校に乗り付けることを想定し、そのようなシーンで盗難に遭わないようにすれば良く、その場合は、それほど高価な自転車ではないため、作り付けのサークルロックが最も適切だといえます。
【ロックを使い分ける】
ところが、高価なロードバイクやMTBなどでは、「このロックでOK」という決定版がありません。なぜなら、そのような自転車は、第一に「乗っているとき」が重要なのであって、そのようなときはロックなど無用の長物です。しかし、そのような自転車は概して高価で貴重なものが多く、停めて自転車から離れている場合は、その離れている状況それぞれに応じたロックが必要だからです。
私は、下記のようなロックを利用シーンによって使い分けています。

A: ロードバイク(Merida)の購入時に付属してきたワイヤーロック
B: アルミ製U字ロック
C: キーシリンダー型ロングワイヤーロック
上記については、下記のような特性があり、駐輪時間で使い分けています。
ロックAは、軽いですが...

ワイヤーの径が細いため、セキュリティレベルとしては非常に低いものです。

ロックBは重量はそこそこありますが、

U字シャフト径が 14mm もあり、持っているロックの中では最も破壊耐性が高いロックです。

ロックCは、ロックBと併用したり、ちょっとした遠乗りの際に利用しているものです。重さは 564g と重量級です。

上記のように、私の場合、シーン別で持っていくロックを変えています。
【Acrive Winner 自転車ロック】
実のところ、上記ロックA(標準添付品ワイヤーロック)は、今まであまり出番がありませんでした。その理由は、30分以上駐輪するには不安なほどワイヤーの径が細く、セキュリティ・レベルが低くて不安だったからです。
そう考えていたところ、そのロックAのポジションにハマるワイヤーロックを試用する機会をいただきました。最近発売になった「Acrive Winner 自転車ロック」です。

ワイヤーの長さは70cm あります。また太さは約12mm。これならばペンチやニッパーでは当然簡単には切れません。人目のある場所に止める前提であれば、数時間の駐輪も安心なレベルです。

実測重量 260g。前述ロックAよりも重くはなりましたが、不安で使えないものよりは、多少の重量があってもしっかりしたものを選びたいです。また、この商品、Amazonのページ
では本体重量300gと出ています。個体差にしては大きいので、もしかすると Amazonのページ
での誤記か、発売前に軽量化を施したのかもしれません。

ロードバイクでのロングツーリング時は、それほど長時間(10時間以上)の駐輪はありません。しかし、食事やちょっとした休憩、散策のため、2、3時間、駐輪することは十分あり得ます。その際、従来のロックA単独では不十分でしたが、ACTIVE WINNER 自転車ロックであれば、この2、3時間をクリアすることができるでしょう。ロングツーリング時は、このロック1つ持ってゆくという選択肢が出てきました。
また、鍵の要らないダイヤル式というのも良い点です。私の持っていたロックA(購入時添付品)は開錠番号が「固定式」であったため、聞きなれない4桁の番号を暗記する必要がありました。その点、この ACTIVE WINNER では、ロック解除の状況で、このシリンダー部をセット方向に回すことで自分の好みの4桁番号に開錠番号をセットすることができます。

ダイヤルの回転の滑らかさにも驚きました。回すのが気持ちよくなるほどです。
【地球ロックの重要性】
ロードバイクの場合、「地球ロック」という考え方が大事です。サークルロックのように、後輪が回らないようにするだけだと、高価なロードバイクの場合は、軽量であることも相まって、ひょいと持ち上げてロックをしたまま持ってかれてしまうからです。したがって、ロードバイクをロックする場合は、地面に設置されている構造物に自転車を括り付けることが望まれます。
ここで、撮影の都合上、庭の物干し台の柱を地上構造物に見立て、考察してみます。

ロックB(U字ロック)の場合、U字の部分に自転車のフレームと構造物を一緒に入れてロックする必要があります。すると、ロックBで地球ロックをするためには、かなり細目のパイプ状構造物が、自転車のフレームパイプと近い位置にある必要があります。

U字ロックを構造物に括り付けるのは相当に良い状況でないと実現できないものです。その点、ACTIVE WINNER の新しいワイヤーロックならば、70cm とワイヤーの長さに余裕がありますので、仮に細いパイプが見つからず、ガードレールや街灯の柱程度の太さの構造物に自転車を括り付けることができます。


ワイヤー長に余裕があるので、下記のように後輪ホイールも一緒にロックできます。


このロックといえども、本当のプロの手にかかれば破られてしまいます。プロの餌食になりやすい状況、例えば、毎日定位置駐輪する場合とか、長時間(10時間以上)人目の触れない場所に停めなければならない場合などは、私はロックB(U字ロック)とロックC(キーシリンダー型ロングワイヤーロック)を併用します。

【コンパクトさの恩恵】
この ACTIVE WINNER 自転車ロックは70cmのワイヤーを2巻きするとこんなにコンパクトになります。

ロングツーリング時はこのロックだけ持ってゆきたいところです。この大きさならばバックパックに気軽に放り込めます。もしも、バックパックすら持たないライディングの場合でも、このように気軽にハンドルにひっかけておくことができます。

しっかりしたベルクロテープバンド(100円ショップで売っているレベル)が2つあれば、このようにフレームに取り付けるのも可能でしょう。

【まとめ】
ACTIVE WINNER 自転車ロックは、ロングツーリング時にロックをこれ一つにできる意味において、ロングツーリングに非常に相性の良いロックだと言えるでしょう。通勤通学など常に置き場所が一定だったり、長時間駐輪だったりして、「その道のプロ」に狙われやすい駐輪状況の場合は、これだけでは不安です。さらにU字ロックを併用して複数ロックにするなど、セキュリティ・レベルを引き上げる必要があります。


(ACTIVE WINNER 自転車ロック
)
-----
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
巷に存在する大多数の自転車には、購入時にロックが付いています。電動自転車を含め、シティ・サイクル(俗にいうママチャリ)には「サークル・ロック」という後輪を回らなくするロックが元々付いています。例えば次のようなものです。
(ボディサークル錠
ところが、割と高価なロードバイクや小径車、MTB 等には購入時にはロックは付いてきません。その理由としては、そのような性能を求めたり、趣味のための自転車には、余分なコストや重量が加わるロックを足すことを避けるということの他に、「これでOK」というロックがないということが大きな理由だと思います。
買い物自転車の場合は、近所のスーパーや学校に乗り付けることを想定し、そのようなシーンで盗難に遭わないようにすれば良く、その場合は、それほど高価な自転車ではないため、作り付けのサークルロックが最も適切だといえます。
【ロックを使い分ける】
ところが、高価なロードバイクやMTBなどでは、「このロックでOK」という決定版がありません。なぜなら、そのような自転車は、第一に「乗っているとき」が重要なのであって、そのようなときはロックなど無用の長物です。しかし、そのような自転車は概して高価で貴重なものが多く、停めて自転車から離れている場合は、その離れている状況それぞれに応じたロックが必要だからです。
私は、下記のようなロックを利用シーンによって使い分けています。

A: ロードバイク(Merida)の購入時に付属してきたワイヤーロック
B: アルミ製U字ロック
C: キーシリンダー型ロングワイヤーロック
上記については、下記のような特性があり、駐輪時間で使い分けています。
種類 | 標準ワイヤー | U字ロック | 極太ロングワイヤー |
---|---|---|---|
破壊耐性 | × | ○ | △ |
重量 | ○ | △ | × |
設置自由度 | △ | × | ○ |
用途 | 超短時間駐輪 | 長時間駐輪 | 中・長時間駐輪 |
場所 | 不定駐輪先 | 固定駐輪先 | 固定・不定併用 |
ロックAは、軽いですが...

ワイヤーの径が細いため、セキュリティレベルとしては非常に低いものです。

ロックBは重量はそこそこありますが、

U字シャフト径が 14mm もあり、持っているロックの中では最も破壊耐性が高いロックです。

ロックCは、ロックBと併用したり、ちょっとした遠乗りの際に利用しているものです。重さは 564g と重量級です。

上記のように、私の場合、シーン別で持っていくロックを変えています。
【Acrive Winner 自転車ロック】
実のところ、上記ロックA(標準添付品ワイヤーロック)は、今まであまり出番がありませんでした。その理由は、30分以上駐輪するには不安なほどワイヤーの径が細く、セキュリティ・レベルが低くて不安だったからです。
そう考えていたところ、そのロックAのポジションにハマるワイヤーロックを試用する機会をいただきました。最近発売になった「Acrive Winner 自転車ロック」です。

ワイヤーの長さは70cm あります。また太さは約12mm。これならばペンチやニッパーでは当然簡単には切れません。人目のある場所に止める前提であれば、数時間の駐輪も安心なレベルです。

実測重量 260g。前述ロックAよりも重くはなりましたが、不安で使えないものよりは、多少の重量があってもしっかりしたものを選びたいです。また、この商品、Amazonのページ

ロードバイクでのロングツーリング時は、それほど長時間(10時間以上)の駐輪はありません。しかし、食事やちょっとした休憩、散策のため、2、3時間、駐輪することは十分あり得ます。その際、従来のロックA単独では不十分でしたが、ACTIVE WINNER 自転車ロックであれば、この2、3時間をクリアすることができるでしょう。ロングツーリング時は、このロック1つ持ってゆくという選択肢が出てきました。
また、鍵の要らないダイヤル式というのも良い点です。私の持っていたロックA(購入時添付品)は開錠番号が「固定式」であったため、聞きなれない4桁の番号を暗記する必要がありました。その点、この ACTIVE WINNER では、ロック解除の状況で、このシリンダー部をセット方向に回すことで自分の好みの4桁番号に開錠番号をセットすることができます。

ダイヤルの回転の滑らかさにも驚きました。回すのが気持ちよくなるほどです。
【地球ロックの重要性】
ロードバイクの場合、「地球ロック」という考え方が大事です。サークルロックのように、後輪が回らないようにするだけだと、高価なロードバイクの場合は、軽量であることも相まって、ひょいと持ち上げてロックをしたまま持ってかれてしまうからです。したがって、ロードバイクをロックする場合は、地面に設置されている構造物に自転車を括り付けることが望まれます。
ここで、撮影の都合上、庭の物干し台の柱を地上構造物に見立て、考察してみます。

ロックB(U字ロック)の場合、U字の部分に自転車のフレームと構造物を一緒に入れてロックする必要があります。すると、ロックBで地球ロックをするためには、かなり細目のパイプ状構造物が、自転車のフレームパイプと近い位置にある必要があります。

U字ロックを構造物に括り付けるのは相当に良い状況でないと実現できないものです。その点、ACTIVE WINNER の新しいワイヤーロックならば、70cm とワイヤーの長さに余裕がありますので、仮に細いパイプが見つからず、ガードレールや街灯の柱程度の太さの構造物に自転車を括り付けることができます。


ワイヤー長に余裕があるので、下記のように後輪ホイールも一緒にロックできます。


このロックといえども、本当のプロの手にかかれば破られてしまいます。プロの餌食になりやすい状況、例えば、毎日定位置駐輪する場合とか、長時間(10時間以上)人目の触れない場所に停めなければならない場合などは、私はロックB(U字ロック)とロックC(キーシリンダー型ロングワイヤーロック)を併用します。

【コンパクトさの恩恵】
この ACTIVE WINNER 自転車ロックは70cmのワイヤーを2巻きするとこんなにコンパクトになります。

ロングツーリング時はこのロックだけ持ってゆきたいところです。この大きさならばバックパックに気軽に放り込めます。もしも、バックパックすら持たないライディングの場合でも、このように気軽にハンドルにひっかけておくことができます。

しっかりしたベルクロテープバンド(100円ショップで売っているレベル)が2つあれば、このようにフレームに取り付けるのも可能でしょう。

【まとめ】
ACTIVE WINNER 自転車ロックは、ロングツーリング時にロックをこれ一つにできる意味において、ロングツーリングに非常に相性の良いロックだと言えるでしょう。通勤通学など常に置き場所が一定だったり、長時間駐輪だったりして、「その道のプロ」に狙われやすい駐輪状況の場合は、これだけでは不安です。さらにU字ロックを併用して複数ロックにするなど、セキュリティ・レベルを引き上げる必要があります。
(ACTIVE WINNER 自転車ロック
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
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