今、大人気の Surface 3 を使ってみた
2015.07.26/Sun/23:01:15
【Surface 3 とは】
Surface 3 は Microsoft がプロデュースした Windows タブレットです。最近の定説として Microsoft がハードウェアを作っても、鳴かず飛ばずが多いのですが、このマシン、以下の特長があります。
言わば、通常の Windows ノートパソコンとしての仕様を持ちながら、タブレットの手軽さと低価格性をもたらした魅力的な製品であることが分かります。
Surface には色々なタイプがあります。今回利用してみたのは Surface 3(64GB, 4GBモデル)。Surface シリーズの比較ページはこちら。
【外観・重量等】
10インチタイプの本体は、B5サイズ。持ち運びにも抵抗ない大きさです。キーボード・カバーを閉じると、カバーの裏側はスエード調になっていて、高級感があります。

一転、裏側はアルミ調。「調」と言いましたが、本体は本当のアルミだと思います。裏側に仕込まれている開閉式の「脚」は樹脂製です。

Surface Pro など、以前のバージョンの Surface では、この脚が開く角度が任意角度固定方式だったのですが、今回の Surface 3 では開く角度が3段階に改められました。恐らく、自由位置停止方式だと、開閉を多数重ねると、固定力がだんだん抜けてきてしまう問題が発生したのかも知れません。Surface 3 の3段階方式であれば、定められた位置では、脚がかっちり固定されるため、固定力が抜けてしまう不具合はなさそうです。

キーボードの手前部分がマグネットで本体とくっつき、適度なチルトができるようになっています。この状態でもキーボード・カバーは、カバーと呼ぶのが失礼なほどベースの剛性も保たれ、ストローク感のある打ちやすいものでした。

ディスプレイの最下部にタッチ操作をしなければならない場合など、このようにキーボードを底面にべたっと付けることもできます。

キーボードは、マグネットによる着脱式です。簡単に取り外しができます。感心したのが装着の容易さです。装着の際は意識して位置合わせをしなくても、キーボードの端に本体下部を近づけてゆくだけで、「パシッ!」をキーボードが想定通りの位置に寸分の狂いもなく張り付きます。これは非常に便利!おそらく、マグネットの位置や咬合部の形状を練りに練って実験も重ねた結果でしょう。いい仕事してます。

また、このキーボードはライトも内蔵しています。航空機など暗い環境でタイピングを行うことも問題なくできます。

さて、本体重量の実測値は 639g。カタログスペックは622g なので、ちょっと「サバ読み」ですね。内蔵 SIM が 17gあるとは思えませんし...。

キーボードカバーの重量は 265g。

その結果、キーボードカバー込の合計重量は905g でした。700g台のノートPCもある状況で、905g は決して軽いとは言えません。しかし、がっしりしていて質感が異常に高いので、この重さも納得できます。

ACアダプタは Micro USB タイプです。ただし電源は専用品が添付されていて(多分一般的スマフォ用では容量が足りないため)、このようにスタイリッシュなものです。


この充電ケーブルは本体接続時は側面にフィットし、端子部が出っ張らないようになっています。また給電時はランプが光ります。

一般的なスマフォ用 USB 電源が使えるかというと微妙です。この添付品の電源はこのように 2.5A の容量があります。この位ないと、稼働中に充電するなど、すべてのシーンでの電力をカバーできないのかもしれません。

電源一式の重量は 112g。本体一式と併せ、合計 1,017g がシステム全体の重量となります。

【ドッキング・ステーション】
3Dゲームや動画編集などの重い仕事をするのでない限り、このマシンを家でのメインマシンにすることもできます。このタブレットには 64bit 版 Windows 8.1、4GB RAM、Intel Atom X7、128GB SSD が載っています。試しに Full HD 60FPS の YouTube 動画を見てみましたが、余裕で再生しました。ブラウザや Office 関連アプリの普段使いであれば、問題ないパワーを持っています。
ただし、ホームユースであれば、ストレージやマウス、キーボード、ディスプレイ、サウンドを強化したいところです。そのようなニーズに応えるため、ドッキングステーションが用意されています。

こんな形をしています。セット時の本体角度は固定です。


本体装着時は、ちょっとした儀式を行う必要があります。まずは、サイド部をこのように左右に開きます。

この状態でタブレットを上から乗せて…。

開いたサイド部を、両手で押して閉じます。

「カシャン」という小気味良い音と共に、コネクターが差し込まれ、本体が固定されます。

別売りですが Surface 3 では筆圧も感知できる専用ペンも利用可能です。

この専用ペンはドッキングステーションのサイド部にマグネットで取り付けておくことができるようになっています。


ドッキングステーションはバスパワーの USB など、各種ポートを内蔵しているため、本体用の電源よりも余裕のある電源を内蔵しています。

ドッキングステーションに搭載されている各種ポートを見てみます。まずはポート背面。左から順にヘッドホンミニジャック、USB 2.0 x 2、LAN端子、外部ディスプレイ(mini ディスプレイポート)、AC 100V 入力です。

左側面にはポートはありませんが、ケンジントンロックを差し込む盗難予防スロットがあります。

右側面には USB 3.0 x 2 が配備されています。外付けHDDなどはこちらに接続可能ですね。

このように、ドッキング・ステーションを用いると、デスクトップタイプのキーボード、マウスを接続し、有線ネットワーク、外付けディスプレイを利用して、据え置き型PCと同じ使い勝手にすることができます。
「これさえあれば、何もいらない。」
3Dゲームや画像、動画編集等を行わないひとにとっては、まさにそうかもしれません。Windows だし、Office も使えるし、かっこいいし、使いやすいし、そして安い!しかも SIM Free で LTE 通信自在。ビジネスユーザーにとっては真剣に検討すべきマシンだと感じました。
【関連ページ】
Surface デバイスの比較(Microsoft 公式ページ)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
Surface 3 は Microsoft がプロデュースした Windows タブレットです。最近の定説として Microsoft がハードウェアを作っても、鳴かず飛ばずが多いのですが、このマシン、以下の特長があります。
- Intel x86 系プロセッサが載った Windows マシンである
- 10.8インチの Full HD(1920x1080)ディスプレイパネルが付いている
- ストローク感があり打ちやすいキーボード(キーボード・カバー)が脱着できる
- LTE通信モジュール内蔵(SIMフリー)
- 公称連続稼働時間10時間
- Office 365 の1年分ライセンス付き
言わば、通常の Windows ノートパソコンとしての仕様を持ちながら、タブレットの手軽さと低価格性をもたらした魅力的な製品であることが分かります。
Surface には色々なタイプがあります。今回利用してみたのは Surface 3(64GB, 4GBモデル)。Surface シリーズの比較ページはこちら。
【外観・重量等】
10インチタイプの本体は、B5サイズ。持ち運びにも抵抗ない大きさです。キーボード・カバーを閉じると、カバーの裏側はスエード調になっていて、高級感があります。

一転、裏側はアルミ調。「調」と言いましたが、本体は本当のアルミだと思います。裏側に仕込まれている開閉式の「脚」は樹脂製です。

Surface Pro など、以前のバージョンの Surface では、この脚が開く角度が任意角度固定方式だったのですが、今回の Surface 3 では開く角度が3段階に改められました。恐らく、自由位置停止方式だと、開閉を多数重ねると、固定力がだんだん抜けてきてしまう問題が発生したのかも知れません。Surface 3 の3段階方式であれば、定められた位置では、脚がかっちり固定されるため、固定力が抜けてしまう不具合はなさそうです。

キーボードの手前部分がマグネットで本体とくっつき、適度なチルトができるようになっています。この状態でもキーボード・カバーは、カバーと呼ぶのが失礼なほどベースの剛性も保たれ、ストローク感のある打ちやすいものでした。

ディスプレイの最下部にタッチ操作をしなければならない場合など、このようにキーボードを底面にべたっと付けることもできます。

キーボードは、マグネットによる着脱式です。簡単に取り外しができます。感心したのが装着の容易さです。装着の際は意識して位置合わせをしなくても、キーボードの端に本体下部を近づけてゆくだけで、「パシッ!」をキーボードが想定通りの位置に寸分の狂いもなく張り付きます。これは非常に便利!おそらく、マグネットの位置や咬合部の形状を練りに練って実験も重ねた結果でしょう。いい仕事してます。

また、このキーボードはライトも内蔵しています。航空機など暗い環境でタイピングを行うことも問題なくできます。

さて、本体重量の実測値は 639g。カタログスペックは622g なので、ちょっと「サバ読み」ですね。内蔵 SIM が 17gあるとは思えませんし...。

キーボードカバーの重量は 265g。

その結果、キーボードカバー込の合計重量は905g でした。700g台のノートPCもある状況で、905g は決して軽いとは言えません。しかし、がっしりしていて質感が異常に高いので、この重さも納得できます。

ACアダプタは Micro USB タイプです。ただし電源は専用品が添付されていて(多分一般的スマフォ用では容量が足りないため)、このようにスタイリッシュなものです。


この充電ケーブルは本体接続時は側面にフィットし、端子部が出っ張らないようになっています。また給電時はランプが光ります。

一般的なスマフォ用 USB 電源が使えるかというと微妙です。この添付品の電源はこのように 2.5A の容量があります。この位ないと、稼働中に充電するなど、すべてのシーンでの電力をカバーできないのかもしれません。

電源一式の重量は 112g。本体一式と併せ、合計 1,017g がシステム全体の重量となります。

【ドッキング・ステーション】
3Dゲームや動画編集などの重い仕事をするのでない限り、このマシンを家でのメインマシンにすることもできます。このタブレットには 64bit 版 Windows 8.1、4GB RAM、Intel Atom X7、128GB SSD が載っています。試しに Full HD 60FPS の YouTube 動画を見てみましたが、余裕で再生しました。ブラウザや Office 関連アプリの普段使いであれば、問題ないパワーを持っています。
ただし、ホームユースであれば、ストレージやマウス、キーボード、ディスプレイ、サウンドを強化したいところです。そのようなニーズに応えるため、ドッキングステーションが用意されています。

こんな形をしています。セット時の本体角度は固定です。


本体装着時は、ちょっとした儀式を行う必要があります。まずは、サイド部をこのように左右に開きます。

この状態でタブレットを上から乗せて…。

開いたサイド部を、両手で押して閉じます。

「カシャン」という小気味良い音と共に、コネクターが差し込まれ、本体が固定されます。

別売りですが Surface 3 では筆圧も感知できる専用ペンも利用可能です。

この専用ペンはドッキングステーションのサイド部にマグネットで取り付けておくことができるようになっています。


ドッキングステーションはバスパワーの USB など、各種ポートを内蔵しているため、本体用の電源よりも余裕のある電源を内蔵しています。

ドッキングステーションに搭載されている各種ポートを見てみます。まずはポート背面。左から順にヘッドホンミニジャック、USB 2.0 x 2、LAN端子、外部ディスプレイ(mini ディスプレイポート)、AC 100V 入力です。

左側面にはポートはありませんが、ケンジントンロックを差し込む盗難予防スロットがあります。

右側面には USB 3.0 x 2 が配備されています。外付けHDDなどはこちらに接続可能ですね。

このように、ドッキング・ステーションを用いると、デスクトップタイプのキーボード、マウスを接続し、有線ネットワーク、外付けディスプレイを利用して、据え置き型PCと同じ使い勝手にすることができます。
「これさえあれば、何もいらない。」
3Dゲームや画像、動画編集等を行わないひとにとっては、まさにそうかもしれません。Windows だし、Office も使えるし、かっこいいし、使いやすいし、そして安い!しかも SIM Free で LTE 通信自在。ビジネスユーザーにとっては真剣に検討すべきマシンだと感じました。
【関連ページ】
Surface デバイスの比較(Microsoft 公式ページ)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: パソコン・インターネット
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