微振動低減のため極厚バーテープ OGK Kabuto BT-09 を試す
2015.05.06/Wed/23:40:10
【アルミ・フレーム・ロードバイクと走行振動】
今やロードバイクのフレームの主流は完全にカーボンとなりました。コストや耐久性以外の面では他の素材(アルミ、スチール)に対して秀でていて、予算さえ見合えばカーボン・フレームのロードバイクを選ばない理由はないと思います。
私の場合、予算的な都合と、最初のロードバイクでもあり、取り扱いにも通じてない状況でデリケートなカーボン・フレームバイクを買うのは避けようということで、アルミ・フレームバイクを購入し、現在に至っています。
ただし、アルミのフレームは不整路面の振動をかなりダイレクトに乗り手に伝えます。日本の道路の整備水準は極めて高いと言われていて、他の国よりはずっと環境は良いのですが、それでも、乗り心地が良いに越したことはありません。
「カーボン・フレーム・バイク」に乗り換えるという抜本的行動は置いておくとして、バイクの乗り心地を改善するには、いくつかの方策があります。
今回、一番最後の「バーテープを厚めの衝撃吸収性の高いものにする」という方策を試すことにしました。
【OGK Kabuto BT-09】
やるのであれば「極厚」のものを試そうということで、厚さ 4mm という OGK Kabuto 「BT-09」を買いました。

パッケージの中身は、バーテープ本体(2本)とブレーキ・レバー取付バンドカバー用のバーテープ(2本)、ビニールテープ(2本)、バーエンド・キャップ(2個)です。

素材は軽くてやわらかいEVA素材。断面を見ると、こんなに分厚いです。

実測すると、最厚部は仕様通り 4mm でした。

【取付】
まず、古いバーテープを取り外し、ハンドルバーに残った糊も取り除きます。

今回取り付けるバーテープは極厚のため、ブラケット部をうまくカバーできない可能性があります。そのため、事前にブレーキレバー(STIレバー)の取付金属バンドをカバーすることにします。


振動吸収効果を高めるため、今回はさらに「これ」を仕込むことにしました。100円ショップで買ってきた衝撃吸収パッドです。

このように、通常走行時に手に圧力がかかる部分に衝撃吸収パッドを配置し、バーテープを巻く時にずれないようにセロハンテープで留めておきます。

さらに、パッドの段差の部分を埋めるように、余ったバーテープをハンドル中央部に足しておきます。巻きあがりの径が太くなることが予想されますが、覚悟の上なので気にせず実行します。

【完成】
旧バーテープの除去と休憩も含め、作業時間2時間弱。完成しました。遠目に見てもハンドルが太くなったのが分かります。

ハンドル上部には、衝撃吸収パッドを巻き込んでいるので、下ハンドルよりも太くなっていることが一目瞭然です。


【印象・感想】
以前使っていたバーテープは「汚れにくい」と定評のある OGK Kabuto の BT-03。それと比べると、ハンドルの径の増加が良く分かります。すっきり感と全体の印象(見た目)は、BT-03 の方が良さそうです。
握った感じは、ブラケットポジションの場合はそれほど変わりません。上ハンドル、下ハンドルを握った際は、柔らかくて握りやすい感じでした。これならば、サイクル・グラブ(手袋)をしなくても、それなりの距離を走れてしまうかもしれません。
肝心の振動吸収性について、劇的ではありませんが効果は感じました。特に高速走行中の細かい振動の伝わり方が、今までよりもマイルドになりました。低速で路面の凹凸をこえるような周期の長い「ドーン」という衝撃に関しては、乗り方によって「いなせる」こともあり、それほど大きな差は感じられませんでした。
これから数ヶ月試してみて、次はまた違うものにトライするかもしれません。バーテープは定期的に変えるものなので、いろいろなタイプを試して自分に合ったものを見つけたいと思います。
【関連ページ】
OGK Kabuto BT-09 商品公式ページ
Sam Moanie(サムモニー) MTBカスタムシート
後方確認に便利なロードバイク用バックミラー Busch & Muler 901/2
11速対応完組ホイール SHIMANO RS21
【追記】
その後1週間ほど利用してみて、古いアスファルト路面など、路面の凹凸が出てきた路面では、微振動が相当吸収されていることが分かりました。ハンドル交換前はバイブレーターに触れているように伝わってきた振動が、「明らかにまろやか」になっています。しっかりとした効果があることが判明し、うれしくなりました。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
今やロードバイクのフレームの主流は完全にカーボンとなりました。コストや耐久性以外の面では他の素材(アルミ、スチール)に対して秀でていて、予算さえ見合えばカーボン・フレームのロードバイクを選ばない理由はないと思います。
私の場合、予算的な都合と、最初のロードバイクでもあり、取り扱いにも通じてない状況でデリケートなカーボン・フレームバイクを買うのは避けようということで、アルミ・フレームバイクを購入し、現在に至っています。
ただし、アルミのフレームは不整路面の振動をかなりダイレクトに乗り手に伝えます。日本の道路の整備水準は極めて高いと言われていて、他の国よりはずっと環境は良いのですが、それでも、乗り心地が良いに越したことはありません。
「カーボン・フレーム・バイク」に乗り換えるという抜本的行動は置いておくとして、バイクの乗り心地を改善するには、いくつかの方策があります。
- タイヤを太いタイヤにする
- タイヤの空気圧を低めにする
- スポークのテンションを緩める
- サドルを衝撃吸収性の高いものにする
- ハンドル・バーをカーボン素材にする
- バーテープを厚めの衝撃吸収性の高いものにする
今回、一番最後の「バーテープを厚めの衝撃吸収性の高いものにする」という方策を試すことにしました。
【OGK Kabuto BT-09】
やるのであれば「極厚」のものを試そうということで、厚さ 4mm という OGK Kabuto 「BT-09」を買いました。

パッケージの中身は、バーテープ本体(2本)とブレーキ・レバー取付バンドカバー用のバーテープ(2本)、ビニールテープ(2本)、バーエンド・キャップ(2個)です。

素材は軽くてやわらかいEVA素材。断面を見ると、こんなに分厚いです。

実測すると、最厚部は仕様通り 4mm でした。

【取付】
まず、古いバーテープを取り外し、ハンドルバーに残った糊も取り除きます。

今回取り付けるバーテープは極厚のため、ブラケット部をうまくカバーできない可能性があります。そのため、事前にブレーキレバー(STIレバー)の取付金属バンドをカバーすることにします。


振動吸収効果を高めるため、今回はさらに「これ」を仕込むことにしました。100円ショップで買ってきた衝撃吸収パッドです。

このように、通常走行時に手に圧力がかかる部分に衝撃吸収パッドを配置し、バーテープを巻く時にずれないようにセロハンテープで留めておきます。

さらに、パッドの段差の部分を埋めるように、余ったバーテープをハンドル中央部に足しておきます。巻きあがりの径が太くなることが予想されますが、覚悟の上なので気にせず実行します。

【完成】
旧バーテープの除去と休憩も含め、作業時間2時間弱。完成しました。遠目に見てもハンドルが太くなったのが分かります。

ハンドル上部には、衝撃吸収パッドを巻き込んでいるので、下ハンドルよりも太くなっていることが一目瞭然です。


【印象・感想】
以前使っていたバーテープは「汚れにくい」と定評のある OGK Kabuto の BT-03。それと比べると、ハンドルの径の増加が良く分かります。すっきり感と全体の印象(見た目)は、BT-03 の方が良さそうです。
![]() | ![]() |
OGK Kabuto BT-03 カーボンタイプ | OGK Kabuto BT-09 超厚手タイプ |
握った感じは、ブラケットポジションの場合はそれほど変わりません。上ハンドル、下ハンドルを握った際は、柔らかくて握りやすい感じでした。これならば、サイクル・グラブ(手袋)をしなくても、それなりの距離を走れてしまうかもしれません。
肝心の振動吸収性について、劇的ではありませんが効果は感じました。特に高速走行中の細かい振動の伝わり方が、今までよりもマイルドになりました。低速で路面の凹凸をこえるような周期の長い「ドーン」という衝撃に関しては、乗り方によって「いなせる」こともあり、それほど大きな差は感じられませんでした。
これから数ヶ月試してみて、次はまた違うものにトライするかもしれません。バーテープは定期的に変えるものなので、いろいろなタイプを試して自分に合ったものを見つけたいと思います。
【関連ページ】
OGK Kabuto BT-09 商品公式ページ
Sam Moanie(サムモニー) MTBカスタムシート
後方確認に便利なロードバイク用バックミラー Busch & Muler 901/2
11速対応完組ホイール SHIMANO RS21
【追記】
その後1週間ほど利用してみて、古いアスファルト路面など、路面の凹凸が出てきた路面では、微振動が相当吸収されていることが分かりました。ハンドル交換前はバイブレーターに触れているように伝わってきた振動が、「明らかにまろやか」になっています。しっかりとした効果があることが判明し、うれしくなりました。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
ロードバイク
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