手首にやさしい有線式トラックボールマウス「ELECOM M-XT1URBK」
2015.04.30/Thu/00:39:50
【トラックボールについて】
タブレットやスマフォでは、指やペンで操作を行うのがポピュラーですが、パソコンを操作するためのポインティング・デバイスは圧倒的にマウスが主流です。トラックボールは余り使われていませんが、トラックボールは、かなり古くから存在しているポインティング・デバイスです。私がかつて使っていた Panasonic Let's note AL-N4 も 16mm の小型のトラックボールを搭載していました。

(PANASONIC Let's note AL-N4T512J5 公式サイト広報写真より)
マウスの操作性の良さは完成の域に達していますが、何度もマウスを上下左右に動かすことによる手首の負担を感じていました。そのため、先日リストレスト付きのマウスパッドを新調しました。

(ELECOM FITTIO)
ただし、トラックボールであれば原則手首を動かさずに済みます。そこで、トラックボールの導入を検討していたのですが、いかにもトラックボール然とした、このようなデバイスではクリック操作などがマウスと比べて明らかに劣ってしまいます。


ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack) 64325
そこで、マウスのような使い心地のトラックボールデバイスを求めようとすると、おのずと Logicool の M570t の一択でした。


LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t
Logicool M570t は大人気商品で、これを買っておけば問題ないのですが、
そうしているうちに、マウス然とした同種のスタイルで有線接続の製品がエレコムから発売されたと知り、その「ELECOM M-XT1URBK」を購入しました。


ELECOM マウス トラックボール 有線 5ボタン チルト機能 握りの極み ブラック M-XT1URBK
【外観・設置】
3,000円程度とはいえ、最近のマウスの価格帯としては高級水準。きれいな箱に納められています。

手の乗せ心地が良く、多機能。そして、無線接続型にありがちな、休止状態からの復帰レスポンス遅れを避けるため、私は「あえて」有線接続を選びました。

外観はエルゴノミックデザインのマウス。それに親指で操作するトラックボールが付いています。

ボールの色は本体色(ブラック)にマッチした、極めて黒に近いガンメタリックです。直径は約34mmでした。

裏面はすっきりしたもので、薄い滑り止めゴムが底面周囲に貼られています。裏面の穴はトラックボール取り出し用で、この穴に指を入れてボールを押し出すと、ボールが出てきます。

ボール格納部の奥には光学系(発光部、受光部)が配置されています。ボールを保持する軸受(接点)も見えます。以前使っていたレッツノートではこの接点は人工ルビーだったのですが、この製品では色が白く見えますが素材は何でしょう…。

さて、設置しました。私のPCのOSは Windows 7 ですが、このマウスのインストールに特殊なドライバーは必要ありませんでした。USBケーブルを差し込めば自動的にドライバーのインストールが進み、利用可能になります。このマウスには

デスク周辺のブラックカラーと統一できて、いい雰囲気です。

このマウス、本体を動かす必要がありませんので、マウステーブルの剛性をあまり問いません。したがって、このトラックボールマウスであれば、先日付けたキーボードトレイに付属しているヤワなマウステーブルでも利用可能です。このようにすれば、キーボードとマウスの高さを同等の水準に近づけることができます。
ちなみに、既存のマウスとも問題なく共存できています。
【感想・操作感覚・対策】
まずは、手首を頻繁に動かさなくても良いため、手首の負担が大幅に軽減されます。長時間使っていても非常に楽になりました。あと、今まで使わなかった親指をメインで使うことになり、多少は慣れが必要かと思います。特に大きなデメリットは感じていません。
ただし、本製品の評判として多々論じられていることとして、「ポインタが引っかかる、無反応になる」という症状があります。私も、本製品を使っていて、その症状が現れたのですが、我流で対策し、改善しているので報告したいと思います。
確かに使っていて、マウスポインタを移動させようとした瞬間、ボールを動かしてもポインタが無反応になることを経験しました。ネットでは、同じ 34mm のボールを使っている Logicool M570t のスペアボールを取り寄せて改善しているという事例も見られます。
しかし、振り返ってみると、ボールと収納部を一旦清掃し、ピカピカに磨き上げた後に、このポインタが止まる症状が発生したように思われるため、不要反射光が光学系に影響を及ぼしているのではないかと考えました。つまり、ボールがピカピカ過ぎて不要光が生じ、受光部にノイズが入り込んでいるのではないかと。
ボールの滑らかな動きはトラックボールの命なので、ボールを紙やすりで削ることはできません。そこで、あえてボールに艶消し的な特性を与えるため、ワセリンを薄く塗ることにしました。純粋なワセリンは持っていないので、このようなプレーンタイプのリップクリームで代用することします。

<ポインタ不調の対策>
このリップクリームをボールに薄く塗り、あえて布でふき取らずに「指で無造作に伸ばします」。また、受光部「周辺」に、このリップクリームを薄く塗布しました。「受光部本体」には決してリップクリームが付かないようにしましょう。不具合の原因になります。

上記の対策を施すことで、生じた不具合(ポインタ移動が止まる、ひっかかる)は、私の場合解消しています。私の仮説が正しければ、「ボールをピカピカに磨き上げてはいけない」ということになります。
ブラウザを見る、操作する位の操作であれば、親指でのマウス操作ですぐに慣れました。これから使いこんでゆくと、もしかするとペイントやレタッチなど複雑な操作でも、このトラックボールマウスの方が快適に使えるようになるかもしれません。また、当初もくろんでいた手首の負担も大幅に軽減されていると感じます。長年使って行くと腱鞘炎になるリスクは大きく減ると思います。
【関連ページ】
ELECOM M-XT1URBK 商品公式ページ
疲労軽減するジェル入り「高級」マウスパッド ELECOM FITTIO
キーボードトレイの新調とカスタマイズ
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
タブレットやスマフォでは、指やペンで操作を行うのがポピュラーですが、パソコンを操作するためのポインティング・デバイスは圧倒的にマウスが主流です。トラックボールは余り使われていませんが、トラックボールは、かなり古くから存在しているポインティング・デバイスです。私がかつて使っていた Panasonic Let's note AL-N4 も 16mm の小型のトラックボールを搭載していました。

(PANASONIC Let's note AL-N4T512J5 公式サイト広報写真より)
マウスの操作性の良さは完成の域に達していますが、何度もマウスを上下左右に動かすことによる手首の負担を感じていました。そのため、先日リストレスト付きのマウスパッドを新調しました。

(ELECOM FITTIO)
ただし、トラックボールであれば原則手首を動かさずに済みます。そこで、トラックボールの導入を検討していたのですが、いかにもトラックボール然とした、このようなデバイスではクリック操作などがマウスと比べて明らかに劣ってしまいます。
ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack) 64325
そこで、マウスのような使い心地のトラックボールデバイスを求めようとすると、おのずと Logicool の M570t の一択でした。
LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t
Logicool M570t は大人気商品で、これを買っておけば問題ないのですが、
- 高価である
- 1年経たずに壊れたという声がある
- 無線である
そうしているうちに、マウス然とした同種のスタイルで有線接続の製品がエレコムから発売されたと知り、その「ELECOM M-XT1URBK」を購入しました。
ELECOM マウス トラックボール 有線 5ボタン チルト機能 握りの極み ブラック M-XT1URBK
【外観・設置】
3,000円程度とはいえ、最近のマウスの価格帯としては高級水準。きれいな箱に納められています。

手の乗せ心地が良く、多機能。そして、無線接続型にありがちな、休止状態からの復帰レスポンス遅れを避けるため、私は「あえて」有線接続を選びました。

外観はエルゴノミックデザインのマウス。それに親指で操作するトラックボールが付いています。

ボールの色は本体色(ブラック)にマッチした、極めて黒に近いガンメタリックです。直径は約34mmでした。

裏面はすっきりしたもので、薄い滑り止めゴムが底面周囲に貼られています。裏面の穴はトラックボール取り出し用で、この穴に指を入れてボールを押し出すと、ボールが出てきます。

ボール格納部の奥には光学系(発光部、受光部)が配置されています。ボールを保持する軸受(接点)も見えます。以前使っていたレッツノートではこの接点は人工ルビーだったのですが、この製品では色が白く見えますが素材は何でしょう…。

さて、設置しました。私のPCのOSは Windows 7 ですが、このマウスのインストールに特殊なドライバーは必要ありませんでした。USBケーブルを差し込めば自動的にドライバーのインストールが進み、利用可能になります。このマウスには
- 解像度750カウント/1500カウントの切り替えスイッチ
- 一時的にポインタ移動速度を低速にするボタン
- 進むボタン
- 戻るボタン

デスク周辺のブラックカラーと統一できて、いい雰囲気です。

このマウス、本体を動かす必要がありませんので、マウステーブルの剛性をあまり問いません。したがって、このトラックボールマウスであれば、先日付けたキーボードトレイに付属しているヤワなマウステーブルでも利用可能です。このようにすれば、キーボードとマウスの高さを同等の水準に近づけることができます。
ちなみに、既存のマウスとも問題なく共存できています。
【感想・操作感覚・対策】
まずは、手首を頻繁に動かさなくても良いため、手首の負担が大幅に軽減されます。長時間使っていても非常に楽になりました。あと、今まで使わなかった親指をメインで使うことになり、多少は慣れが必要かと思います。特に大きなデメリットは感じていません。
ただし、本製品の評判として多々論じられていることとして、「ポインタが引っかかる、無反応になる」という症状があります。私も、本製品を使っていて、その症状が現れたのですが、我流で対策し、改善しているので報告したいと思います。
確かに使っていて、マウスポインタを移動させようとした瞬間、ボールを動かしてもポインタが無反応になることを経験しました。ネットでは、同じ 34mm のボールを使っている Logicool M570t のスペアボールを取り寄せて改善しているという事例も見られます。
しかし、振り返ってみると、ボールと収納部を一旦清掃し、ピカピカに磨き上げた後に、このポインタが止まる症状が発生したように思われるため、不要反射光が光学系に影響を及ぼしているのではないかと考えました。つまり、ボールがピカピカ過ぎて不要光が生じ、受光部にノイズが入り込んでいるのではないかと。
ボールの滑らかな動きはトラックボールの命なので、ボールを紙やすりで削ることはできません。そこで、あえてボールに艶消し的な特性を与えるため、ワセリンを薄く塗ることにしました。純粋なワセリンは持っていないので、このようなプレーンタイプのリップクリームで代用することします。

<ポインタ不調の対策>
このリップクリームをボールに薄く塗り、あえて布でふき取らずに「指で無造作に伸ばします」。また、受光部「周辺」に、このリップクリームを薄く塗布しました。「受光部本体」には決してリップクリームが付かないようにしましょう。不具合の原因になります。

上記の対策を施すことで、生じた不具合(ポインタ移動が止まる、ひっかかる)は、私の場合解消しています。私の仮説が正しければ、「ボールをピカピカに磨き上げてはいけない」ということになります。
ブラウザを見る、操作する位の操作であれば、親指でのマウス操作ですぐに慣れました。これから使いこんでゆくと、もしかするとペイントやレタッチなど複雑な操作でも、このトラックボールマウスの方が快適に使えるようになるかもしれません。また、当初もくろんでいた手首の負担も大幅に軽減されていると感じます。長年使って行くと腱鞘炎になるリスクは大きく減ると思います。
【関連ページ】
ELECOM M-XT1URBK 商品公式ページ
疲労軽減するジェル入り「高級」マウスパッド ELECOM FITTIO
キーボードトレイの新調とカスタマイズ
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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