自転車屋外保管ための高性能カバー「Active Winner 自転車サイクルカバー」
2015.04.25/Sat/18:47:20
【自転車の保管場所】
大抵の人は自転車を屋外に置いていると思います。一戸建てやマンションでも、自転車置き場が完全な「屋内」であることは稀で、自転車を部屋の中に保管している人はさらに少数派だと思います。
たとえ屋根付きだったとしても、屋外の駐輪場と屋内の駐輪場では自転車に対するコンディションは大きく違います。屋外の駐輪場は屋根なしであれば「雨ざらし」です。たとえ屋根付きだったとしても屋外環境は風雨とほこりの影響は大きく、すぐに自転車が汚れてしまいます。このように屋外は屋内と比べて自転車の保管には厳しい環境となります。屋外に長期で置かれている自転車は、屋内保管に比べてダメージと美観に大きく差が付きます。
サビついてほこりまみれの自転車は、自転車を所有して利用するモチベーションを大きく下げることになります。1万円台の安物の自転車を購入し、ぼろぼろになったら処分するという割り切った(無頓着な)人であれば、利用する自転車のコンディションはその人の意識の範囲外だと思います。ただし、私は自転車は使い捨ての商品ではなく、愛着を持って長く使うものだと思いますので、所有する自転車のコンディションを如何に良く保つかについては大事なことだと考えています。
【自転車カバー】
屋外保管の自転車のコンディションをなるべく屋内保管のコンディションに近づけるために有効なのが、「カバー」です。良いカバーを利用すれば、雨とホコリの影響から自転車を守ることができます。これはクルマの保管でもカバーが利用されていることでも実証済みですね。
【Active Winner 自転車サイクルカバー】
ご縁があって、高性能な自転車カバーを試用させていただく機会がありました。


Active Winner 自転車カバー サイクルカバー(収納バック付)撥水加工 UV加工
Active Winner のご担当より「良かったら試してみませんか」というご厚意をいただき、同社の自転車カバーの試用をさせていただきました(本製品の試用は私個人の判断と選択に基づくものであり、金銭的な利便供与は一切受けておりません)。
【梱包・外観等】
その自転車カバーの梱包を取りだした状態はこちらです。

amazon の商品説明ページ
によると、収納バック付と書いてありましたので、この商品パッケージのジッパー付きビニール袋が収納バックかと感違いしていましたが、実は違って、ちゃんとした立派な収納袋が付いていました。

本体を広げてみます。本体は銀色で、上部素材は黒をあしらったツートンカラーです。素材を手で触った感触は「しなやか」。ざらついたりごわごわしていません(ナイロン製)。この素材であれば何度も畳んだりしても折り目が裂けたり弱くなったりしないでしょう。まちがっても「100均」のビニール袋素材カバーと同じではなく、確実に一線を画しています(比べる対象でもないか…)。

カバー下部には、樹脂製の結束用バックルが付いています。これは屋外保管の際に大事なことで、ただ被せるだけだと風が強いときにカバーがあおられて飛んで行ってしまいます。それを防ぐためにはカバー下部を結束することですが、単なる「紐」だと面倒なので結束がおろそかになりがちです。

バックルタイプだと、「パチン」と嵌めるだけなのでカバーの飛散を予防することができます。

自転車カバーには「前後」があります。このカバーには前端には「前」という印が付いているので、前後を間違えてしまう可能性が低くなっています。

【装着】
今回は、この自転車カバーをロードバイクに装着してみます。

問題なく装着完了。上部の黒のツートンカラーがカッコイイです。大きさは「少々余裕あり」。シティ・サイクル(いわゆるママチャリ)でも問題なく利用可能でしょう。ただし、後部に大きなかごや子供用座席が付いているものは、カバー後端が入らなかったりめくれあがったりしてしまうため、利用が困難だと思います。

その上部黒色部分の前側が、自転車の形状に合わせて広がっているので、その黒い部分の形状でも容易にカバーの前後を識別することができます。

【耐水性・防汚性】
この商品、耐水圧 1,500mm を謳っています。豪雨のレベルには至りませんが、通常の大雨には十分対応できる水準です。
ということで、「やってみましょう!」。

ホールリールのシャワーを使って擬似的な大雨を降らします。3分ほど連続散水してみました。

素材全体に撥水加工がされています。降り注いだ水は水滴になって下にコロコロと落ちていきます。このように水滴の形状が「球状」に近い(接触角が大きい)のは、撥水性能が極めて高いことを意味します。

布地の縫い目からの浸水に関しても、縫製を2重にし、上側ファブリックを上になるように重ねるなど、丁寧な配慮がされています。

結果は、当然ながらクリア。中の自転車には水滴一つ付いていませんでした(下部の床からの跳ね返りは除く)。
参考のため、標準タイプの自転車カバーと比較してみます。このカバーはすでに利用している中古品なので、正当に比較できるものではないことを申し添えておきます。

同じように3分間散水すると、こうなりました。生地の表面に「水がべったり」。撥水性は「ゼロ」に近い状態です。

防水性はどうでしょうか。カバーを外してみると、このように水滴が…。3分の散水でこうなので、1日雨だと中がずぶぬれになってしまうことが予想されます。

防汚性については、図らずも実証することができました。カバーを広げて地面に広げた際、自転車のチェーンのオイルが落ちていて、このカバーに付いてしまいました。

それをそのまま「何も付けない通常の布(ハンカチ)」で拭きます。

すると、何もなかったようにすっきりとチェーンオイルが取れました!恐らく素材に施されたコーティングの効果だと思います。これならば、屋外で利用し続けても長期にわたって自転車のみならず、カバー自体の汚れも防いでくれるものと思います。

【まとめ】
屋外で自転車を保管していて、その自転車に多少なりとも愛着がある方は、自転車カバーの活用を考えることをお勧めします。数か月以上の期間を経ると、その効果は一目瞭然です。自転車カバーは想像以上の過酷な風雨にさらされます。良いものを利用すると、自転車を室内保管に近いレベルで護ってくれます。


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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
大抵の人は自転車を屋外に置いていると思います。一戸建てやマンションでも、自転車置き場が完全な「屋内」であることは稀で、自転車を部屋の中に保管している人はさらに少数派だと思います。
たとえ屋根付きだったとしても、屋外の駐輪場と屋内の駐輪場では自転車に対するコンディションは大きく違います。屋外の駐輪場は屋根なしであれば「雨ざらし」です。たとえ屋根付きだったとしても屋外環境は風雨とほこりの影響は大きく、すぐに自転車が汚れてしまいます。このように屋外は屋内と比べて自転車の保管には厳しい環境となります。屋外に長期で置かれている自転車は、屋内保管に比べてダメージと美観に大きく差が付きます。
サビついてほこりまみれの自転車は、自転車を所有して利用するモチベーションを大きく下げることになります。1万円台の安物の自転車を購入し、ぼろぼろになったら処分するという割り切った(無頓着な)人であれば、利用する自転車のコンディションはその人の意識の範囲外だと思います。ただし、私は自転車は使い捨ての商品ではなく、愛着を持って長く使うものだと思いますので、所有する自転車のコンディションを如何に良く保つかについては大事なことだと考えています。
【自転車カバー】
屋外保管の自転車のコンディションをなるべく屋内保管のコンディションに近づけるために有効なのが、「カバー」です。良いカバーを利用すれば、雨とホコリの影響から自転車を守ることができます。これはクルマの保管でもカバーが利用されていることでも実証済みですね。
【Active Winner 自転車サイクルカバー】
ご縁があって、高性能な自転車カバーを試用させていただく機会がありました。
Active Winner 自転車カバー サイクルカバー(収納バック付)撥水加工 UV加工
Active Winner のご担当より「良かったら試してみませんか」というご厚意をいただき、同社の自転車カバーの試用をさせていただきました(本製品の試用は私個人の判断と選択に基づくものであり、金銭的な利便供与は一切受けておりません)。
【梱包・外観等】
その自転車カバーの梱包を取りだした状態はこちらです。

amazon の商品説明ページ

本体を広げてみます。本体は銀色で、上部素材は黒をあしらったツートンカラーです。素材を手で触った感触は「しなやか」。ざらついたりごわごわしていません(ナイロン製)。この素材であれば何度も畳んだりしても折り目が裂けたり弱くなったりしないでしょう。まちがっても「100均」のビニール袋素材カバーと同じではなく、確実に一線を画しています(比べる対象でもないか…)。

カバー下部には、樹脂製の結束用バックルが付いています。これは屋外保管の際に大事なことで、ただ被せるだけだと風が強いときにカバーがあおられて飛んで行ってしまいます。それを防ぐためにはカバー下部を結束することですが、単なる「紐」だと面倒なので結束がおろそかになりがちです。

バックルタイプだと、「パチン」と嵌めるだけなのでカバーの飛散を予防することができます。

自転車カバーには「前後」があります。このカバーには前端には「前」という印が付いているので、前後を間違えてしまう可能性が低くなっています。

【装着】
今回は、この自転車カバーをロードバイクに装着してみます。

問題なく装着完了。上部の黒のツートンカラーがカッコイイです。大きさは「少々余裕あり」。シティ・サイクル(いわゆるママチャリ)でも問題なく利用可能でしょう。ただし、後部に大きなかごや子供用座席が付いているものは、カバー後端が入らなかったりめくれあがったりしてしまうため、利用が困難だと思います。

その上部黒色部分の前側が、自転車の形状に合わせて広がっているので、その黒い部分の形状でも容易にカバーの前後を識別することができます。

【耐水性・防汚性】
この商品、耐水圧 1,500mm を謳っています。豪雨のレベルには至りませんが、通常の大雨には十分対応できる水準です。
ということで、「やってみましょう!」。

ホールリールのシャワーを使って擬似的な大雨を降らします。3分ほど連続散水してみました。

素材全体に撥水加工がされています。降り注いだ水は水滴になって下にコロコロと落ちていきます。このように水滴の形状が「球状」に近い(接触角が大きい)のは、撥水性能が極めて高いことを意味します。

布地の縫い目からの浸水に関しても、縫製を2重にし、上側ファブリックを上になるように重ねるなど、丁寧な配慮がされています。

結果は、当然ながらクリア。中の自転車には水滴一つ付いていませんでした(下部の床からの跳ね返りは除く)。
参考のため、標準タイプの自転車カバーと比較してみます。このカバーはすでに利用している中古品なので、正当に比較できるものではないことを申し添えておきます。

同じように3分間散水すると、こうなりました。生地の表面に「水がべったり」。撥水性は「ゼロ」に近い状態です。

防水性はどうでしょうか。カバーを外してみると、このように水滴が…。3分の散水でこうなので、1日雨だと中がずぶぬれになってしまうことが予想されます。

防汚性については、図らずも実証することができました。カバーを広げて地面に広げた際、自転車のチェーンのオイルが落ちていて、このカバーに付いてしまいました。

それをそのまま「何も付けない通常の布(ハンカチ)」で拭きます。

すると、何もなかったようにすっきりとチェーンオイルが取れました!恐らく素材に施されたコーティングの効果だと思います。これならば、屋外で利用し続けても長期にわたって自転車のみならず、カバー自体の汚れも防いでくれるものと思います。

【まとめ】
屋外で自転車を保管していて、その自転車に多少なりとも愛着がある方は、自転車カバーの活用を考えることをお勧めします。数か月以上の期間を経ると、その効果は一目瞭然です。自転車カバーは想像以上の過酷な風雨にさらされます。良いものを利用すると、自転車を室内保管に近いレベルで護ってくれます。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
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