高効率 LED シーリングライト導入 (アイリスオーヤマ エコハイルクス CL12DL-PHSL)
2015.01.25/Sun/15:49:37
![]() | 以前から省エネの切り札として LED シーリングライトの導入を検討していましたが、消費電力の低い高効率型の LED シーリングライト(アイリスオーヤマのエコハイルクス)が手ごろな価格だったので、購入に踏み切りました。 |
【LEDシーリングの省エネ、省コスト性】
2年前、「LEDシーリングは買いなのか」と題して、消費電力と買い替えコスト回収の観点でブログを書きました。
その中で、当時の消費電力、価格を前提にすると器具の投資を電気代で回収するために4.7年かかるという計算でした。その後2年が経過し、器具の高効率化(低商品電力化)、低価格が進みました。そのため、器具の購入費用の回収期間は短くなった筈です。
【アイリスオーヤマ エコハイルクス】
低消費電力性で定評のあるアイリスオーヤマのシーリングライトですが、現在の ECOHiLUX(エコハイルクス)シリーズでは、一層の低消費電力化が進んでいます。
今回購入したのが、12畳用の CL12DL-PHSL です。光束 5,000ルーメンで消費電力は41.5W。それが 1万円強の価格水準でした。今まで使っていたのがパナソニックのツインパルック100型1灯タイプ。管球の寿命が来つつあり、スペアの管球を購入すると 2,500円程度かかるため、この期に LED シーリング購入を決断しました。

調光・調色機能、おやすみタイマー、留守番(防犯)タイマー、明るさセンサー付きの上位機種です。リモコン受光部や明るさセンサーなどは器具中央部に配置されています。

リモコンは多機能型で、調光・調色機能、通常利用モードメモリー機能、毎日一定の時刻中心に多少時刻をランダム化してライトをオンオフさせる留守番機能などが操作できるようになっています。直前オフ時の状態メモリーも搭載しているので、リモコンを使わなくても壁スイッチだけで通常の利用が可能です。

器具の直径は72cmと大型です。そのため梱包箱もかなり大きなものでした。

梱包の中は、本体、取扱説明書、取り付けアダプター、リモコン、リモコンホルダー、電池など。リモコンホルダーは壁掛け用、机上用の2種類が付いていました。

【取付・感想】
天井に通常のシーリングライト用ローゼットがあれば、簡単に取付可能。取付・取り替えにかかる時間は10分未満です。このタイプのライトは中央部にリモコン受光部、各種センサー取り付け部があるため、中央がドーナツ状になります。

しかし、常に天井を見て暮らすわけではないため、デザインに関しては特に問題ありません。
本体カバーは開かないようになっていて、取付時も中央のセンサー部分を外すだけでできるため、LEDの取付詳細や配線など内部の構造を見ることはできません。しかし、このようにカメラの露出を下げることで、LEDモジュールの配置をうかがうことができます。

どうやら、LED モジュールを8つのゾーンに分けて配置しているようです。
取り替え前に使っていた器具はパナソニックの「HHFZ5781X」というものです。利用管球はツインパルック100型です。

ツインパルック100型の管球自体の光束(全光束)は約10,000ルーメンですが、蛍光灯は全方向に光を発するので、上方向に発した光は大部分減衰してしまいます。したがって、照明器具としての光束は6割程度に減衰してしまうと聞いています。
実際、今回購入したアイリスオーヤマの CL12DL-PHSL は約5,000ルーメンですが、暗いことはありません。実際、10段階選べる明るさ調整で、3段下でOKでした。
客観的に調べてみると、下の写真が以前のパナソニックの蛍光灯(ツインパルック100型)のフルパワーでの写真。

(Panasonic ツインPa HHFZ5781X オーバードライブ)
それに対して、アイリスオーヤマの LED シーリングをフルパワーにした時の写真は下記です(露出条件は同じ)。LEDシーリングの方が明るいことがわかります。

(アイリスオーヤマ ECOHiLUX CL12DL-PHSL 昼光色 明るさ 10/10)
ツインパルックと同じ照度に調整した場合は、最大明度から2段階落とした場合に明るさが最も近くなります(下記写真)。

(アイリスオーヤマ ECOHiLUX CL12DL-PHSL 昼光色 明るさ 8/10)
普段は ツインパルックはオーバードライブではなく、通常明度で利用していたので LEDシーリングは最大明度から3段階落とした状態でOKでした。
【経済性】
最近我が家には HEMS(Home Energy Management System)が最近導入され、各電気回路のリアルタイムの消費電力が分かるようになりましたので、照明の消費電力を各々比べてみました。
<Panasonic ツインPa HHFZ5781X>
下記のように、照明を点けているいるときと点けていない時の差は110Wありました。

(Panasonic ツインPa HHFZ5781X の消費電力)
<アイリスオーヤマ CL12DL-PHSL>
対する LED シーリングのアイリスオーヤマは 30W でした。

(アイリスオーヤマ CL12DL-PHSL の消費電力)
したがって 80W もの差があることになります。小型のテレビ1台分くらいの差です。その差をコストと投資回収の観点で表にまとめると下記のようになります。
スリム蛍光管シーリングとLEDシーリングの比較
二年前に試算したときは、買換えコストを回収するのに4.7年かかる結果でしたが、省エネ化と機器の値下がりが進み、8ヶ月で回収できることになりました。機器寿命は10年とされていて、その間蛍光灯のように管球を取り替える必要はありません。器具の購入代金を半年強で取り返し、その後からは毎月1,300円もの節約が10年継続することになります(単純計算で合計146,000円お得。蛍光灯を2年に一度交換するとすればもっと差が開く)。
【まとめ】
このくらい LED シーリングの性能と価格が下がった状況のため、半年強で元が取れてしまうことがわかりました。蛍光灯シーリングを使っている方は、その蛍光灯の取り換え時には、LEDシーリングへの取り替えを進めて良いのではと感じます。
【関連ページ】
LEDシーリングライトは「買い」なのか
斜め取付型 LED 電球に交換
斜め取付型 LED 電球に交換(その2)
口金E17タイプのクリプトン電球をLED電球に交換
アイリスオーヤマ エコハイルクス CL12DL-PHSL 商品ページ
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
2年前、「LEDシーリングは買いなのか」と題して、消費電力と買い替えコスト回収の観点でブログを書きました。
その中で、当時の消費電力、価格を前提にすると器具の投資を電気代で回収するために4.7年かかるという計算でした。その後2年が経過し、器具の高効率化(低商品電力化)、低価格が進みました。そのため、器具の購入費用の回収期間は短くなった筈です。
【アイリスオーヤマ エコハイルクス】
低消費電力性で定評のあるアイリスオーヤマのシーリングライトですが、現在の ECOHiLUX(エコハイルクス)シリーズでは、一層の低消費電力化が進んでいます。
今回購入したのが、12畳用の CL12DL-PHSL です。光束 5,000ルーメンで消費電力は41.5W。それが 1万円強の価格水準でした。今まで使っていたのがパナソニックのツインパルック100型1灯タイプ。管球の寿命が来つつあり、スペアの管球を購入すると 2,500円程度かかるため、この期に LED シーリング購入を決断しました。

調光・調色機能、おやすみタイマー、留守番(防犯)タイマー、明るさセンサー付きの上位機種です。リモコン受光部や明るさセンサーなどは器具中央部に配置されています。

リモコンは多機能型で、調光・調色機能、通常利用モードメモリー機能、毎日一定の時刻中心に多少時刻をランダム化してライトをオンオフさせる留守番機能などが操作できるようになっています。直前オフ時の状態メモリーも搭載しているので、リモコンを使わなくても壁スイッチだけで通常の利用が可能です。

器具の直径は72cmと大型です。そのため梱包箱もかなり大きなものでした。

梱包の中は、本体、取扱説明書、取り付けアダプター、リモコン、リモコンホルダー、電池など。リモコンホルダーは壁掛け用、机上用の2種類が付いていました。

【取付・感想】
天井に通常のシーリングライト用ローゼットがあれば、簡単に取付可能。取付・取り替えにかかる時間は10分未満です。このタイプのライトは中央部にリモコン受光部、各種センサー取り付け部があるため、中央がドーナツ状になります。

しかし、常に天井を見て暮らすわけではないため、デザインに関しては特に問題ありません。
本体カバーは開かないようになっていて、取付時も中央のセンサー部分を外すだけでできるため、LEDの取付詳細や配線など内部の構造を見ることはできません。しかし、このようにカメラの露出を下げることで、LEDモジュールの配置をうかがうことができます。

どうやら、LED モジュールを8つのゾーンに分けて配置しているようです。
取り替え前に使っていた器具はパナソニックの「HHFZ5781X」というものです。利用管球はツインパルック100型です。

ツインパルック100型の管球自体の光束(全光束)は約10,000ルーメンですが、蛍光灯は全方向に光を発するので、上方向に発した光は大部分減衰してしまいます。したがって、照明器具としての光束は6割程度に減衰してしまうと聞いています。
実際、今回購入したアイリスオーヤマの CL12DL-PHSL は約5,000ルーメンですが、暗いことはありません。実際、10段階選べる明るさ調整で、3段下でOKでした。
客観的に調べてみると、下の写真が以前のパナソニックの蛍光灯(ツインパルック100型)のフルパワーでの写真。

(Panasonic ツインPa HHFZ5781X オーバードライブ)
それに対して、アイリスオーヤマの LED シーリングをフルパワーにした時の写真は下記です(露出条件は同じ)。LEDシーリングの方が明るいことがわかります。

(アイリスオーヤマ ECOHiLUX CL12DL-PHSL 昼光色 明るさ 10/10)
ツインパルックと同じ照度に調整した場合は、最大明度から2段階落とした場合に明るさが最も近くなります(下記写真)。

(アイリスオーヤマ ECOHiLUX CL12DL-PHSL 昼光色 明るさ 8/10)
普段は ツインパルックはオーバードライブではなく、通常明度で利用していたので LEDシーリングは最大明度から3段階落とした状態でOKでした。
【経済性】
最近我が家には HEMS(Home Energy Management System)が最近導入され、各電気回路のリアルタイムの消費電力が分かるようになりましたので、照明の消費電力を各々比べてみました。
<Panasonic ツインPa HHFZ5781X>
下記のように、照明を点けているいるときと点けていない時の差は110Wありました。

(Panasonic ツインPa HHFZ5781X の消費電力)
<アイリスオーヤマ CL12DL-PHSL>
対する LED シーリングのアイリスオーヤマは 30W でした。

(アイリスオーヤマ CL12DL-PHSL の消費電力)
したがって 80W もの差があることになります。小型のテレビ1台分くらいの差です。その差をコストと投資回収の観点で表にまとめると下記のようになります。
スリム蛍光管シーリングとLEDシーリングの比較
ツインパルック100型 | LEDシーリングライト | 備考 | |
---|---|---|---|
品名 | Panasonic HHFZ5781X | アイリスオーヤマ CL12DL-PHSL | |
消費電力 | 110W | 30W | 実測概算値 |
想定利用時間 | 16時間(日) | 16時間(日) | 我家の場合 |
月額電気料金 | 1,732円 | 472円 | 燃料調整費込 |
月コスト差 | - | -1,260円 | |
買換コスト | - | +10,000円 | 約8ヶ月で回収 |
二年前に試算したときは、買換えコストを回収するのに4.7年かかる結果でしたが、省エネ化と機器の値下がりが進み、8ヶ月で回収できることになりました。機器寿命は10年とされていて、その間蛍光灯のように管球を取り替える必要はありません。器具の購入代金を半年強で取り返し、その後からは毎月1,300円もの節約が10年継続することになります(単純計算で合計146,000円お得。蛍光灯を2年に一度交換するとすればもっと差が開く)。
【まとめ】
このくらい LED シーリングの性能と価格が下がった状況のため、半年強で元が取れてしまうことがわかりました。蛍光灯シーリングを使っている方は、その蛍光灯の取り換え時には、LEDシーリングへの取り替えを進めて良いのではと感じます。
【関連ページ】
LEDシーリングライトは「買い」なのか
斜め取付型 LED 電球に交換
斜め取付型 LED 電球に交換(その2)
口金E17タイプのクリプトン電球をLED電球に交換
アイリスオーヤマ エコハイルクス CL12DL-PHSL 商品ページ
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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カテゴリ: 家電・時計
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