保冷・保温と使い勝手を両立させたサイクル用ドリンクボトル 「キャメルバック・ポディウム・チル」
2014.08.31/Sun/22:00:56
【保温機能付きサイクル用ボトルについて】
この夏、猛暑日(35℃以上)の日数は練馬で15日、東京で5日、記録的な暑さになりました。熱中症で倒れた人も多かったと聞きます。気温の高い炎天下で自転車に乗ることは避けるべきなのでしょうが、どうしても乗る場合は水分補給が必須です。そのため、サイクル用ボトルをこの夏新しく買いました。
暑い中、飲み物を冷たいまま保冷できる機能を持つボトルとして定評のある「キャメルバック ポディウム・チル」です。

【外観と構造】
このボトルの特徴は、断熱素材を挟んだ二重構造にあります。ポリプロピレン製のアウターシェルとインナーシェルの間に断熱素材を挟み込んだ構造です。
外観からだけ見ると、内側にスチロール製の袋があるだけなのかと思いこんでいました。そうであれば、ちょっと洗いづらいし耐久性に難ありかと考えていました。しかし、内側にも防臭加工(Hydro Guard加工)を行った TruTaste ポリプロピレン製のシェルがあり、内部も通常のボトルの形状の物でした。

このボトルの人気が高いのは、この断熱構造だけではなく、飲みやすさにもあります。このボトルの飲み口は「ジェット・バルブ」と言い、シリコンゴムで飲み口が通常は閉じられています。

この構造と、シェルが柔らかなポリプロピレン素材であることから、飲みたいときに「ふたを開ける」というアクションが必要ありません。本体を手で握ることで、内部の飲料を簡単にこのジェットバルブから押し出すことができます。握らなくても、飲み口から口で吸いだすような利用法も可能です。
保冷効果もさることながら、この「ジェットバルブ」の使いやすさは、他製品の追随を許さないほどの完成度だと感じています。
【適合ボトルケージ】
さて、このポディウム・チル、ユーザーの声としては少々ボトルケージを選ぶということ。若干外形が標準ボトルよりも大きいのかもしれません。そこで、このボトルをマウントするのにベストフィットというミノウラの AB100 4.5 を別途購入しました。

この AB100 4.5、安価なのに、高価なカーボンボトルケージに匹敵する軽さを併せ持っています。航空機に使われる素材、「2017系ジュラルミン」を使い非常に軽量に仕上がっています(公称36g)。

(実測したところ 38.4g)
この商品のセールスポイントとして、同じジュラルミン素材の軽量マウントボルトが同梱されていることが挙げられます。

このボルトはサイズなりの強度は持ち合わせていませんが、ボトルケージを固定する用途としては問題ない強度を持っています。
フレームにもともと付いていた標準ボルトの重量は、2本で 7.5g。

ところが、このジュラルミン製ボルトの重量は2本で 1.9g しかありません。

この製品を重量で比較する場合は、このボルトの軽量化(-5.6g)を併せて評価すべきでしょう。
細いパイプのシンプルな造形なので、どんな自転車にも合うデザインです。

ダウンチューブにマウントしているのが今回購入したミノウラ AB100 4.5。シートチューブにマウントしているのは、500mlペットボトルがそのまま入る仕様の BikeGuy ペットケージ 500ml用です。


ポディウム・チル・ボトルに合わせたかの如く、ストレスなくマウントすることができます。金具の先端が多少内側に湾曲していますが、それがボトルの握り(へこみ)にぴったりフィットしています。

【感想】
究極の保冷性能を求めるには、真空魔法瓶の原理を利用したマグボトルをマウントすることでしょう。しかし、うまくボトルケージに合うものがあったとしても、重量や内容量の面で不利です。その点、このポディウム・チルは超軽量でサイクル用、こちらの方が自転車にはマッチすると思います。
保冷効果についてはかなり満足です。氷を多めに入れ、飲料で満たすと、2時間程度は問題なく冷たい飲み物を楽しむことができます。また、製品説明によれば、このボトルに飲料を入れて、冷凍冷蔵庫で凍らせてもOKということでした(容器は立てた状態、充填する飲料は容器よりも少なめにするとのこと)。
保冷効果はさることながら、この製品を価値を高めているのは「ジェットバルブ」です。乗車中はふたを開け閉めするアクションは不要で、ボトルを出して飲み口を加え、容器を握って飲料を押し出すアクションで中身を飲むことができます。手や口でふたを開閉する必要がなく、これは本当に便利です。
説明によると熱湯を入れることは避けるようにということですが、保冷効果が高いということは保温力も高いということ。これからの秋冬の季節は温かい飲み物を入れるという使い方もできそうです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
この夏、猛暑日(35℃以上)の日数は練馬で15日、東京で5日、記録的な暑さになりました。熱中症で倒れた人も多かったと聞きます。気温の高い炎天下で自転車に乗ることは避けるべきなのでしょうが、どうしても乗る場合は水分補給が必須です。そのため、サイクル用ボトルをこの夏新しく買いました。
暑い中、飲み物を冷たいまま保冷できる機能を持つボトルとして定評のある「キャメルバック ポディウム・チル」です。

【外観と構造】
このボトルの特徴は、断熱素材を挟んだ二重構造にあります。ポリプロピレン製のアウターシェルとインナーシェルの間に断熱素材を挟み込んだ構造です。
外観からだけ見ると、内側にスチロール製の袋があるだけなのかと思いこんでいました。そうであれば、ちょっと洗いづらいし耐久性に難ありかと考えていました。しかし、内側にも防臭加工(Hydro Guard加工)を行った TruTaste ポリプロピレン製のシェルがあり、内部も通常のボトルの形状の物でした。

このボトルの人気が高いのは、この断熱構造だけではなく、飲みやすさにもあります。このボトルの飲み口は「ジェット・バルブ」と言い、シリコンゴムで飲み口が通常は閉じられています。

この構造と、シェルが柔らかなポリプロピレン素材であることから、飲みたいときに「ふたを開ける」というアクションが必要ありません。本体を手で握ることで、内部の飲料を簡単にこのジェットバルブから押し出すことができます。握らなくても、飲み口から口で吸いだすような利用法も可能です。
保冷効果もさることながら、この「ジェットバルブ」の使いやすさは、他製品の追随を許さないほどの完成度だと感じています。
【適合ボトルケージ】
さて、このポディウム・チル、ユーザーの声としては少々ボトルケージを選ぶということ。若干外形が標準ボトルよりも大きいのかもしれません。そこで、このボトルをマウントするのにベストフィットというミノウラの AB100 4.5 を別途購入しました。

この AB100 4.5、安価なのに、高価なカーボンボトルケージに匹敵する軽さを併せ持っています。航空機に使われる素材、「2017系ジュラルミン」を使い非常に軽量に仕上がっています(公称36g)。

(実測したところ 38.4g)
この商品のセールスポイントとして、同じジュラルミン素材の軽量マウントボルトが同梱されていることが挙げられます。

このボルトはサイズなりの強度は持ち合わせていませんが、ボトルケージを固定する用途としては問題ない強度を持っています。
フレームにもともと付いていた標準ボルトの重量は、2本で 7.5g。

ところが、このジュラルミン製ボルトの重量は2本で 1.9g しかありません。

この製品を重量で比較する場合は、このボルトの軽量化(-5.6g)を併せて評価すべきでしょう。
細いパイプのシンプルな造形なので、どんな自転車にも合うデザインです。

ダウンチューブにマウントしているのが今回購入したミノウラ AB100 4.5。シートチューブにマウントしているのは、500mlペットボトルがそのまま入る仕様の BikeGuy ペットケージ 500ml用です。


ポディウム・チル・ボトルに合わせたかの如く、ストレスなくマウントすることができます。金具の先端が多少内側に湾曲していますが、それがボトルの握り(へこみ)にぴったりフィットしています。

【感想】
究極の保冷性能を求めるには、真空魔法瓶の原理を利用したマグボトルをマウントすることでしょう。しかし、うまくボトルケージに合うものがあったとしても、重量や内容量の面で不利です。その点、このポディウム・チルは超軽量でサイクル用、こちらの方が自転車にはマッチすると思います。
保冷効果についてはかなり満足です。氷を多めに入れ、飲料で満たすと、2時間程度は問題なく冷たい飲み物を楽しむことができます。また、製品説明によれば、このボトルに飲料を入れて、冷凍冷蔵庫で凍らせてもOKということでした(容器は立てた状態、充填する飲料は容器よりも少なめにするとのこと)。
保冷効果はさることながら、この製品を価値を高めているのは「ジェットバルブ」です。乗車中はふたを開け閉めするアクションは不要で、ボトルを出して飲み口を加え、容器を握って飲料を押し出すアクションで中身を飲むことができます。手や口でふたを開閉する必要がなく、これは本当に便利です。
説明によると熱湯を入れることは避けるようにということですが、保冷効果が高いということは保温力も高いということ。これからの秋冬の季節は温かい飲み物を入れるという使い方もできそうです。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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