ブレーキレバーを樹脂製からアルミ製(BL-R550)に付け替え
2013.11.17/Sun/17:06:49
【ブレーキ強化第2弾】
年季モノの小径自転車のブレーキが効かず、危ない思いをしたことも何度か。そのため、遅きに失した感もあるのですが、ブレーキの強化を行いました。
第一弾がキャリパーブレーキ本体の交換。シングルピボット・ブレーキを制動力の高いダブルピボット・ブレーキに変更しました。
これで、ブレーキ性能の大幅強化が達成されたのですが、今度はブレーキレバーのアラがどうしても目についてしまうようになりました。オリジナルで付いていたブレーキレバーがこのような樹脂製の廉価版。

レバーの剛性感が低く、「グニャッ」とした引き感覚であるのに加え、レバー形状の関係で「引きシロ」が短く、ブレーキの遊びを極限まで少なく追い込んだとしても、簡単にレバーが限界まで握り込めてしまいます。
結果としてどれだけ強く握っても、ストッピングパワーが頭打ちになってしまう状況でした。
そこで、ブレーキレバーの改善を決意し、評判の良い SHIMANO BL-R550 を購入することにしました。
【BL-R550 概観】
購入したのは SHIMANO BL-R550(ブラック)です。装着する自転車のハンドル周りは、原則ブラックのパーツで統一しているので、ブラックのカラーバリエーションがあることが選択の大きなポイントでした。

裏面です。直径 22.2mm の標準的なハンドルバー向け。マレーシア製ということが分かります。本体は、一部を除きアルミ合金製で、かなりのしっかり感があります(アジャストメント・スクリューは樹脂製)。

フラットバー・ロード向けの Tiagra グレードのブレーキレバーとのことですが、ブレーキワイヤーのタイコを受ける部分は、下の写真のようになっていて、ロード用の円筒型ではなく、一般車向けの円盤型タイコが適合します。支点の切り替えはできないので、Vブレーキには利用できません。

【取付】
このブレーキレバーは、ハンドル取付部が全開するような方式ではないため、取り付けのためにはグリップを外す必要があります。グリップはエルゴグリップ(ELGON GC-2L)に替えていたため、切り取らなくても、ボルトを緩めるだけで外すことができます。

次に、既存のブレーキレバーを外します。六角ボルトを緩めるだけなので簡単です。

あとは、ブレーキワイヤーを付け替え、レバー、グリップの順に取り付けて完了です。

元々のレバーがブラックだったので、それほどイメージは変わりません。全体的な統一感を損なうことがなく、良いと思いました。

【感想】
握った感じは今までの樹脂製のものとは比べ物にならないほど良く、ガシッとした剛性感に富むものになりました。ただし、レバー部が樹脂製から金属製に変わったので、今の季節(冬)ではちょっと冷たさが気になります。
また、狙っていたブレーキ性能のさらなる底上げも達成されました。
このブレーキレバーは、レバーの取付位置と形状が以前のものと異なるため、ブレーキワイヤーの引きシロが相当大きく取られています。

そのため、フルブレーキをしてもブレーキーレバーがハンドルに当たって制動力が頭打ちになることがほとんどなくなりました。後輪ブレーキに関しては、後輪だけブレーキをかけた場合でもホイールロック状態までブレーキをかけることができるようになりました。前輪に関しても、ジャックナイフができる位にブレーキを強化することができました(安全のため、まだ前輪でのフルブレーキは試していません)。
これでブレーキ性能を望んでいた領域まで引き上げることができました。下り坂や交差点での咄嗟のアクシデントに余裕を持って対応することができます。
取り換えて本当に良かったと思いました。2,000円程度で安全が買えるのであれば、安いものです。
【関連ページ】
折りたたみ自転車のブレーキをデュアルピボットに換装 ALHONGA HJ-714AG
エンドバー一体型エルゴノミックグリップ ERGON GC-2L
SHIMANO BL-R550 製品情報(公式ページ)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
年季モノの小径自転車のブレーキが効かず、危ない思いをしたことも何度か。そのため、遅きに失した感もあるのですが、ブレーキの強化を行いました。
第一弾がキャリパーブレーキ本体の交換。シングルピボット・ブレーキを制動力の高いダブルピボット・ブレーキに変更しました。
![]() | ![]() |
(取替前のシングルピボット) | (取替後のダブルピボット) |
これで、ブレーキ性能の大幅強化が達成されたのですが、今度はブレーキレバーのアラがどうしても目についてしまうようになりました。オリジナルで付いていたブレーキレバーがこのような樹脂製の廉価版。

レバーの剛性感が低く、「グニャッ」とした引き感覚であるのに加え、レバー形状の関係で「引きシロ」が短く、ブレーキの遊びを極限まで少なく追い込んだとしても、簡単にレバーが限界まで握り込めてしまいます。
結果としてどれだけ強く握っても、ストッピングパワーが頭打ちになってしまう状況でした。
そこで、ブレーキレバーの改善を決意し、評判の良い SHIMANO BL-R550 を購入することにしました。
【BL-R550 概観】
購入したのは SHIMANO BL-R550(ブラック)です。装着する自転車のハンドル周りは、原則ブラックのパーツで統一しているので、ブラックのカラーバリエーションがあることが選択の大きなポイントでした。

裏面です。直径 22.2mm の標準的なハンドルバー向け。マレーシア製ということが分かります。本体は、一部を除きアルミ合金製で、かなりのしっかり感があります(アジャストメント・スクリューは樹脂製)。

フラットバー・ロード向けの Tiagra グレードのブレーキレバーとのことですが、ブレーキワイヤーのタイコを受ける部分は、下の写真のようになっていて、ロード用の円筒型ではなく、一般車向けの円盤型タイコが適合します。支点の切り替えはできないので、Vブレーキには利用できません。

【取付】
このブレーキレバーは、ハンドル取付部が全開するような方式ではないため、取り付けのためにはグリップを外す必要があります。グリップはエルゴグリップ(ELGON GC-2L)に替えていたため、切り取らなくても、ボルトを緩めるだけで外すことができます。

次に、既存のブレーキレバーを外します。六角ボルトを緩めるだけなので簡単です。

あとは、ブレーキワイヤーを付け替え、レバー、グリップの順に取り付けて完了です。

元々のレバーがブラックだったので、それほどイメージは変わりません。全体的な統一感を損なうことがなく、良いと思いました。

【感想】
握った感じは今までの樹脂製のものとは比べ物にならないほど良く、ガシッとした剛性感に富むものになりました。ただし、レバー部が樹脂製から金属製に変わったので、今の季節(冬)ではちょっと冷たさが気になります。
また、狙っていたブレーキ性能のさらなる底上げも達成されました。
このブレーキレバーは、レバーの取付位置と形状が以前のものと異なるため、ブレーキワイヤーの引きシロが相当大きく取られています。

そのため、フルブレーキをしてもブレーキーレバーがハンドルに当たって制動力が頭打ちになることがほとんどなくなりました。後輪ブレーキに関しては、後輪だけブレーキをかけた場合でもホイールロック状態までブレーキをかけることができるようになりました。前輪に関しても、ジャックナイフができる位にブレーキを強化することができました(安全のため、まだ前輪でのフルブレーキは試していません)。
これでブレーキ性能を望んでいた領域まで引き上げることができました。下り坂や交差点での咄嗟のアクシデントに余裕を持って対応することができます。
取り換えて本当に良かったと思いました。2,000円程度で安全が買えるのであれば、安いものです。
【関連ページ】
折りたたみ自転車のブレーキをデュアルピボットに換装 ALHONGA HJ-714AG
エンドバー一体型エルゴノミックグリップ ERGON GC-2L
SHIMANO BL-R550 製品情報(公式ページ)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
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