1億4000万個の星空「ケイロン」を見る
2012.07.30/Mon/00:11:46
【世田谷区教育センター】
世田谷区教育センターは世田谷区弦巻にある世田谷区の施設です。(公式HP)
そこには、図書館、視聴覚ライブラリー、郷土学習室、教科書センター、世田谷平和資料室など、区民が学習するための様々な施設がありますが、それ以外に大きな施設があります。プラネタリウムです。
そのプラネタリウムは2010年5月にリニューアルオープンしました。定員140名。16mドームを擁する本格的プラネタリウムです。



【最新鋭プラネタリウム「ケイロン」】
そのリニューアルオープンで、投影機五島光学の最新鋭機「CHIRON」(ケイロン)を導入しました。そのケイロンは1億4千万個以上(18等星以上)を投影可能なスーパープラネタリウムです。
このボールのような主装置から1億4千万以上の恒星が投影されます。ボールの下に白色で「CHIRON(ケイロン)」のロゴが見えます。その真上に小さな棒のような形の黒い小型プロジェクタがーが配置されていますが、これはドームの下側に家並みやなどの風景を映し出すためのプロジェクターだと思います。

かつての五島光学の古いプラネタリウムはこんなに大きくて、重そうなものでした。プラネタリウムも進歩したものです。

構成を投影する本体以外に、コンピューターで作成したCGグラフィックを全天投影できるプロジェクターがこちら。このプロジェクターを用いる際は、恒星を写しだす主装置は舞台の下にもぐります。

VICTOR(JVC)製のプロジェクターですね。

当日のプログラムは子供向けだったこともあり、たくさんの子供が見に来ていました。この写真はプラネタリウム装置全景ですが、恒星投影の主装置の前方にいくつもの青い小箱がありました。

近寄って見るとこのようなもの。

光源からの光を可動式のミラーで動かせるようになっています。恐らくこれは惑星や太陽など、恒星とは異なる動きをする星などを投影する装置だと思われます。
【当日のプログラム】
夏休み期間中のプログラムは2種類で「ちびっこタイム」と「一般投影」です。一般投影は「~太陽系外惑星をさがせ~」、「ちびっこタイム」は「金星がかくれんぼ」というタイトルです。

本日は子供を連れて、「ちびっこタイム」のプログラムを見てきました。

区立の公共施設なので、料金は格安です。
おとな(高校生以上)400円
こども(小・中学生)100円(土・日曜、祝日、休日は無料)
小学生未満は無料

タイトルは「金星がかくれんぼ」、来る 8/14 の深夜(東京の場合 2:44~3:29)に発生する金星食(金星が月の裏側に回り込んで消滅する現象)を題材にして分かりやすく解説員が子供たちに説明していました。子供たちも「ノリノリ」でみんな楽しそうでした。

大人が見ても楽しめました。星空の印象は「すごくシャープ」。
高性能なプラネタリウムの醍醐味は暗い星ですね。プラネタリウムの原理として、星一つ一つに光源を割り当てられないため、星の明るさは投影する原版上での穴の大きさでコントロールしています。したがって、スピカやシリウス、ベテルギウスなどの明るい星は光を強くすることはできず、その星の投影時の大きさを大きくすることで疑似的な明るさを再現しています。そのため、明るい星は残念ながらスクリーン上で、その「投影時の大きさ」が分かってしまいます。
その点、暗い星は本当に点として再現され、このような高性能プラネタリウムでは本当にシャープな像としてくっきりとした点となって見えます。高性能プラネタリウムを見る際のポイントは「暗い星」だと思います。
一般投影以外にも、期日指定で以下のような特別投影イベントも開催されています。
・星空CDコンサート
・大人のための星空散歩
・天体観望会
また行きたいです。
【関連ページ】
かわさき 宙と緑の科学館 プラネタリウム(メガスターIIIフュージョン)
世田谷区教育センター プラネタリウム
五島光学「CHIRON(ケイロン)」HP
スーパープラネタリウム「メガスター」HP
国立天文台「金星食」解説ページ
【週末散歩】 富士川SAと急速充電サービス
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
世田谷区教育センターは世田谷区弦巻にある世田谷区の施設です。(公式HP)
そこには、図書館、視聴覚ライブラリー、郷土学習室、教科書センター、世田谷平和資料室など、区民が学習するための様々な施設がありますが、それ以外に大きな施設があります。プラネタリウムです。
そのプラネタリウムは2010年5月にリニューアルオープンしました。定員140名。16mドームを擁する本格的プラネタリウムです。



【最新鋭プラネタリウム「ケイロン」】
そのリニューアルオープンで、投影機五島光学の最新鋭機「CHIRON」(ケイロン)を導入しました。そのケイロンは1億4千万個以上(18等星以上)を投影可能なスーパープラネタリウムです。
このボールのような主装置から1億4千万以上の恒星が投影されます。ボールの下に白色で「CHIRON(ケイロン)」のロゴが見えます。その真上に小さな棒のような形の黒い小型プロジェクタがーが配置されていますが、これはドームの下側に家並みやなどの風景を映し出すためのプロジェクターだと思います。

かつての五島光学の古いプラネタリウムはこんなに大きくて、重そうなものでした。プラネタリウムも進歩したものです。

構成を投影する本体以外に、コンピューターで作成したCGグラフィックを全天投影できるプロジェクターがこちら。このプロジェクターを用いる際は、恒星を写しだす主装置は舞台の下にもぐります。

VICTOR(JVC)製のプロジェクターですね。

当日のプログラムは子供向けだったこともあり、たくさんの子供が見に来ていました。この写真はプラネタリウム装置全景ですが、恒星投影の主装置の前方にいくつもの青い小箱がありました。

近寄って見るとこのようなもの。

光源からの光を可動式のミラーで動かせるようになっています。恐らくこれは惑星や太陽など、恒星とは異なる動きをする星などを投影する装置だと思われます。
【当日のプログラム】
夏休み期間中のプログラムは2種類で「ちびっこタイム」と「一般投影」です。一般投影は「~太陽系外惑星をさがせ~」、「ちびっこタイム」は「金星がかくれんぼ」というタイトルです。

本日は子供を連れて、「ちびっこタイム」のプログラムを見てきました。

区立の公共施設なので、料金は格安です。
おとな(高校生以上)400円
こども(小・中学生)100円(土・日曜、祝日、休日は無料)
小学生未満は無料

タイトルは「金星がかくれんぼ」、来る 8/14 の深夜(東京の場合 2:44~3:29)に発生する金星食(金星が月の裏側に回り込んで消滅する現象)を題材にして分かりやすく解説員が子供たちに説明していました。子供たちも「ノリノリ」でみんな楽しそうでした。

大人が見ても楽しめました。星空の印象は「すごくシャープ」。
高性能なプラネタリウムの醍醐味は暗い星ですね。プラネタリウムの原理として、星一つ一つに光源を割り当てられないため、星の明るさは投影する原版上での穴の大きさでコントロールしています。したがって、スピカやシリウス、ベテルギウスなどの明るい星は光を強くすることはできず、その星の投影時の大きさを大きくすることで疑似的な明るさを再現しています。そのため、明るい星は残念ながらスクリーン上で、その「投影時の大きさ」が分かってしまいます。
その点、暗い星は本当に点として再現され、このような高性能プラネタリウムでは本当にシャープな像としてくっきりとした点となって見えます。高性能プラネタリウムを見る際のポイントは「暗い星」だと思います。
一般投影以外にも、期日指定で以下のような特別投影イベントも開催されています。
・星空CDコンサート
・大人のための星空散歩
・天体観望会
また行きたいです。
【関連ページ】
かわさき 宙と緑の科学館 プラネタリウム(メガスターIIIフュージョン)
世田谷区教育センター プラネタリウム
五島光学「CHIRON(ケイロン)」HP
スーパープラネタリウム「メガスター」HP
国立天文台「金星食」解説ページ
【週末散歩】 富士川SAと急速充電サービス
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
カテゴリ: テクノロジー
タグ:
プラネタリウム
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