小径車用高圧タイヤ シュワルベ マラソン レーサー
2012.03.17/Sat/13:52:16
【今まで利用していたタイヤ】
つい先日、タイヤをシュワルベ・マラソン・レーサーに替えました。今まで利用していたタイヤは「KENDA K-WEST」。ホイールが16インチなので、あまりタイヤのバリエーションはありません。走行抵抗が低い高圧タイヤになるとなおさらです。

(KENDA K-WEST 16x1.50)
これは約8ヶ月前に利用開始して、その後 5,400km を走ったことになります。色々調べてみると、自転車のタイヤの寿命は 4,000km 程度という記載が多く、良く持ったタイヤではないでしょうか。
【タイヤ交換のきっかけ】
ある日、自転車に乗っていると「んっ?どうもタイヤから周期的なバイブレーションが来るな...」と感じ始めて、家に帰ってから、タイヤを点検してみました。
恐る恐る寄ってみる...。

もしかして...!

やっぱりサイドウォールの断裂でした...。

後ろから見るとこんな感じ。片側だけタイヤがリムからかい離した結果、タイヤの中心線が大きくずれてしまっています。これが乗っているときに感じた「周期的振動」の原因でした。

サイドウォールを構成しているシートの何枚かの「プライ」(重ね)のうち、外側のプライのリム部分が断裂して内部が露出しています。サイドウォールがすべて断裂するとチューブがむき出しになります。むき出しになったチューブは、その部分を外側から押さえるものがないため空気圧によって内側から押し出され、破裂してしまいます。
自転車を逆さにして良く見ると、タイヤの中心線のずれが如実にわかります。

これで乗り続けたら間違いなくタイヤはバーストします。早めに気付いて良かったです。orz ともかく、早くタイヤを交換しなければなりません。
【タイヤ購入】
次のタイヤを調達しなければなりません。同じ銘柄「KENDA K-WEST」を物色したのですが、どうもこの K-WEST の 16x1.50 は「季節もの」らしく、現在は売っているところがありません。したがって、少々単価は高くなりますが、定評が高い「シュワルベ・マラソン・レーサー」を購入しました(交換前のタイヤで 5,400km も走っているため、前後両方交換で2本購入)。

(シュワルベ・マラソン・レーサー 16x1.50)
回転方向指定があります。指定空気圧は 55-85psi(4.0-6.0気圧)で小径車のタイヤとしては高圧対応のタイヤです。

トレッドパターンは排水性を考慮した「くさび型」。このため、回転方向の指定があります。

サイドウォールに反射テープが貼り付けられています。ロゴは青です。

産地はインドネシア製とのこと。

重量を計測してみました。279g と、かなり軽量な部類に属します。

【タイヤ交換】
タイヤ交換を行うため、自転車本体をひっくり返します。

この自転車は内装変速機なので、後輪を取り外すためにはチェーン引きを緩めてチェーンをクランクから外さなくてはならず、少々大変です。

後輪が外れたので、タイヤレバーを使ってタイヤを取り外します。

タイヤを外しました。リムの裏側がタイヤのゴムくずなどで汚れているので、ディグリーサーなどの洗浄剤を使ってきれいに清掃します。

リムをクリーニングしたあとは、リムテープも交換します。16インチホイール専用のリムテープは通常の店では売っていませんので、このような汎用リムテープを巻いてゆきます。

あとは、チューブがリムに「噛まないように」注意してタイヤを取り付けます。
取り付け完了です。

トレッドは、このようにくさび型と太いグルーブ(溝)を組み合わせたような形状をしています。

16x1.50 なので、「極細」ではありませんが、この自転車に対してはちょうどいい感じです。

【インプレッション】
見た目は「予想通り」です。サイドウォール上のリフレクターラインと青いロゴがアクセントになっています。極細ではないので「超かっこいい」わけではありませんが程よいすっきり感です。



太めのグルーブがあるトレッドパターンなので、走行感覚がどうなるか少々不安だったのですが、走った感触は「非常に滑らか」です。路面状態が良いところを走る分には「滑るような」走行フィーリングでした。グルーブが太いと言えども、タイヤが垂直に地面に当たる部分(タイヤの最外周部)はトレッドブロックの段差がないように設計されているからだと思います。
雨の日も走ってみましたが、明らかに前の KENDA K-WEST よりもグリップ性能は上です。最高速(高速走行時の負荷)は、KENDA K-WEST とそれほど変わりませんが、軽量化による漕ぎだしの軽さは実感できました。
何よりも滑らかな走行感覚が意外でしたし、好印象でした。シュワルベ・マラソン・シリーズは耐久性にも定評がありますので、このタイヤが果たしてどのくらい持つのかについても気になるところです。


SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】マラソンレーサー 16×1.50 クリンチャータイヤ 【ツアー・ツーリング・小径車・街乗り】
【関連ページ】
シュワルベ・マラソン商品紹介ページ
16インチ・セミスリックタイヤ KENDA KWEST
Panaracer Pasera Reflect 16 インチ (パンクとタイヤ交換)
軽量スポーツタイヤ Panaracer パセラ・リフレクト
-----
最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
つい先日、タイヤをシュワルベ・マラソン・レーサーに替えました。今まで利用していたタイヤは「KENDA K-WEST」。ホイールが16インチなので、あまりタイヤのバリエーションはありません。走行抵抗が低い高圧タイヤになるとなおさらです。

(KENDA K-WEST 16x1.50)
これは約8ヶ月前に利用開始して、その後 5,400km を走ったことになります。色々調べてみると、自転車のタイヤの寿命は 4,000km 程度という記載が多く、良く持ったタイヤではないでしょうか。
【タイヤ交換のきっかけ】
ある日、自転車に乗っていると「んっ?どうもタイヤから周期的なバイブレーションが来るな...」と感じ始めて、家に帰ってから、タイヤを点検してみました。
恐る恐る寄ってみる...。

もしかして...!

やっぱりサイドウォールの断裂でした...。

後ろから見るとこんな感じ。片側だけタイヤがリムからかい離した結果、タイヤの中心線が大きくずれてしまっています。これが乗っているときに感じた「周期的振動」の原因でした。

サイドウォールを構成しているシートの何枚かの「プライ」(重ね)のうち、外側のプライのリム部分が断裂して内部が露出しています。サイドウォールがすべて断裂するとチューブがむき出しになります。むき出しになったチューブは、その部分を外側から押さえるものがないため空気圧によって内側から押し出され、破裂してしまいます。
自転車を逆さにして良く見ると、タイヤの中心線のずれが如実にわかります。

これで乗り続けたら間違いなくタイヤはバーストします。早めに気付いて良かったです。orz ともかく、早くタイヤを交換しなければなりません。
【タイヤ購入】
次のタイヤを調達しなければなりません。同じ銘柄「KENDA K-WEST」を物色したのですが、どうもこの K-WEST の 16x1.50 は「季節もの」らしく、現在は売っているところがありません。したがって、少々単価は高くなりますが、定評が高い「シュワルベ・マラソン・レーサー」を購入しました(交換前のタイヤで 5,400km も走っているため、前後両方交換で2本購入)。

(シュワルベ・マラソン・レーサー 16x1.50)
回転方向指定があります。指定空気圧は 55-85psi(4.0-6.0気圧)で小径車のタイヤとしては高圧対応のタイヤです。

トレッドパターンは排水性を考慮した「くさび型」。このため、回転方向の指定があります。

サイドウォールに反射テープが貼り付けられています。ロゴは青です。

産地はインドネシア製とのこと。

重量を計測してみました。279g と、かなり軽量な部類に属します。

【タイヤ交換】
タイヤ交換を行うため、自転車本体をひっくり返します。

この自転車は内装変速機なので、後輪を取り外すためにはチェーン引きを緩めてチェーンをクランクから外さなくてはならず、少々大変です。

後輪が外れたので、タイヤレバーを使ってタイヤを取り外します。

タイヤを外しました。リムの裏側がタイヤのゴムくずなどで汚れているので、ディグリーサーなどの洗浄剤を使ってきれいに清掃します。

リムをクリーニングしたあとは、リムテープも交換します。16インチホイール専用のリムテープは通常の店では売っていませんので、このような汎用リムテープを巻いてゆきます。

あとは、チューブがリムに「噛まないように」注意してタイヤを取り付けます。
取り付け完了です。

トレッドは、このようにくさび型と太いグルーブ(溝)を組み合わせたような形状をしています。

16x1.50 なので、「極細」ではありませんが、この自転車に対してはちょうどいい感じです。

【インプレッション】
見た目は「予想通り」です。サイドウォール上のリフレクターラインと青いロゴがアクセントになっています。極細ではないので「超かっこいい」わけではありませんが程よいすっきり感です。



太めのグルーブがあるトレッドパターンなので、走行感覚がどうなるか少々不安だったのですが、走った感触は「非常に滑らか」です。路面状態が良いところを走る分には「滑るような」走行フィーリングでした。グルーブが太いと言えども、タイヤが垂直に地面に当たる部分(タイヤの最外周部)はトレッドブロックの段差がないように設計されているからだと思います。
雨の日も走ってみましたが、明らかに前の KENDA K-WEST よりもグリップ性能は上です。最高速(高速走行時の負荷)は、KENDA K-WEST とそれほど変わりませんが、軽量化による漕ぎだしの軽さは実感できました。
何よりも滑らかな走行感覚が意外でしたし、好印象でした。シュワルベ・マラソン・シリーズは耐久性にも定評がありますので、このタイヤが果たしてどのくらい持つのかについても気になるところです。
SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】マラソンレーサー 16×1.50 クリンチャータイヤ 【ツアー・ツーリング・小径車・街乗り】
【関連ページ】
シュワルベ・マラソン商品紹介ページ
16インチ・セミスリックタイヤ KENDA KWEST
Panaracer Pasera Reflect 16 インチ (パンクとタイヤ交換)
軽量スポーツタイヤ Panaracer パセラ・リフレクト
-----
最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
- 関連記事
カテゴリ: 自転車・アウトドア
go page top
« 【週末散歩】 イオンレイクタウンに行って来た
自転車用超小型高輝度テールランプ Bikeguy RX-6 »
この記事に対するコメント
go page top
トラックバック
承認制としています。無関係なものは承認されない場合があります。
トラックバックURL
→https://ace.reviewmagic.jp/tb.php/422-045d3385
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバックURL
→https://ace.reviewmagic.jp/tb.php/422-045d3385
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |