VELO-8 US Edition の仕様調査
2011.11.23/Wed/09:04:46
【サイクルコンピューターの速度計算】
すべてのサイクルコンピューターには平均走行速度の表示機能が備わっています。私は CATEYE VELO 8 US Edition を利用していますが、その平均速度の表示が "E"(エラー)表示になったことがありました。

取扱説明書には平均速度が "E" 表示になる場合の条件は記載されていません。平均時速は(走行距離)÷(走行時間)です。走行距離、走行時間、平均時速に関しては以下のような表記があるだけです。
このサイクルコンピューターの時間は10時間で1回転し、ゼロからカウントアップし直します。そこで、1回転した直後では所要時間が一気に短縮され、平均速度が 299.9km を越えるからではないかと予想しました。
ところが、走行距離が 168.99km、走行時間が10時間を超え、7分48秒(実際は10時間7分48秒)と表示されている状況(逆算した平均走行速度は1,300km/h)の状況では平均走行速度は "E" 表示になりませんでした。その後、トリップをリセットせずに何回かこの状況を再現させてみた結果、27~28時間経過すると "E" 表示になることがわかりました。
その時間帯を秒で表すと、97,200 ~ 100,800 秒。その状況から走行時間が 100,000秒(27時間46分40秒)になった段階で "E" 表示になるのではと見込みが付きました。
そこで、その仮説を検証してみました。トリップをリセットせずに乗り続けて走行時間を蓄積します。以下は走行時間 27:46:36 = 99,996秒 の状態です。

この段階での走行距離は 501.61km。

平均速度は 18.0km/h と問題なく計算・表示されています。

そこで、この状態から前輪を7秒間だけ回して走行時間を 100,003秒にしてみました。

すると...

上の写真のように平均走行速度が "E" 表示に変わりました。つまり、このサイクルコンピューターは走行時間を秒単位で記録し、その範囲は 0 ~ 100,000秒であることが仕様だとわかりました。
【まとめ】
100,000秒(27:46:40)で走れる距離は、平均時速を仮に 20km/h だとすると 555km。自転車での1回 555km の旅というのは、ほとんどない話でしょうから、自転車のトリップメーターとしては妥当な仕様だと思います。
これで、疑問は解消されました。こまめにトリップをリセットして本来の使い方に戻ろうと思います。最後に、平均時速表示が "E" に変わる瞬間の動画を転載しておきます。
【関連ページ】
VELO-8 US Edition のエラー表示について
サイクルコンピューター VELO-8 US Edition その後
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (祝2,000km)
サイクルコンピューター VELO-8 US Edition 追加購入
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (購入・装着編)
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (利用編)
祝5,000km! (CATEYE VELO 8)
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
すべてのサイクルコンピューターには平均走行速度の表示機能が備わっています。私は CATEYE VELO 8 US Edition を利用していますが、その平均速度の表示が "E"(エラー)表示になったことがありました。

取扱説明書には平均速度が "E" 表示になる場合の条件は記載されていません。平均時速は(走行距離)÷(走行時間)です。走行距離、走行時間、平均時速に関しては以下のような表記があるだけです。
走行距離: 0.00 - 999.99 km
走行時間: 0:00:00 - 9:59:59
平均速度: 0.0 - 299.9 km/h
このサイクルコンピューターの時間は10時間で1回転し、ゼロからカウントアップし直します。そこで、1回転した直後では所要時間が一気に短縮され、平均速度が 299.9km を越えるからではないかと予想しました。
ところが、走行距離が 168.99km、走行時間が10時間を超え、7分48秒(実際は10時間7分48秒)と表示されている状況(逆算した平均走行速度は1,300km/h)の状況では平均走行速度は "E" 表示になりませんでした。その後、トリップをリセットせずに何回かこの状況を再現させてみた結果、27~28時間経過すると "E" 表示になることがわかりました。
その時間帯を秒で表すと、97,200 ~ 100,800 秒。その状況から走行時間が 100,000秒(27時間46分40秒)になった段階で "E" 表示になるのではと見込みが付きました。
そこで、その仮説を検証してみました。トリップをリセットせずに乗り続けて走行時間を蓄積します。以下は走行時間 27:46:36 = 99,996秒 の状態です。

この段階での走行距離は 501.61km。

平均速度は 18.0km/h と問題なく計算・表示されています。

そこで、この状態から前輪を7秒間だけ回して走行時間を 100,003秒にしてみました。

すると...

上の写真のように平均走行速度が "E" 表示に変わりました。つまり、このサイクルコンピューターは走行時間を秒単位で記録し、その範囲は 0 ~ 100,000秒であることが仕様だとわかりました。
【まとめ】
100,000秒(27:46:40)で走れる距離は、平均時速を仮に 20km/h だとすると 555km。自転車での1回 555km の旅というのは、ほとんどない話でしょうから、自転車のトリップメーターとしては妥当な仕様だと思います。
これで、疑問は解消されました。こまめにトリップをリセットして本来の使い方に戻ろうと思います。最後に、平均時速表示が "E" に変わる瞬間の動画を転載しておきます。
【関連ページ】
VELO-8 US Edition のエラー表示について
サイクルコンピューター VELO-8 US Edition その後
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (祝2,000km)
サイクルコンピューター VELO-8 US Edition 追加購入
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (購入・装着編)
必要十分なサイクルコンピューター CATEYE VELO 8 (利用編)
祝5,000km! (CATEYE VELO 8)
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
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