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【週末散歩】 なぜ嘘をついてはいけないのか

2011.08.07/Sun/10:40:13

【週末散歩】

レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。

IMG_7357.jpg

本日は、「なぜ嘘をついてはいけないのか」についての話題。
【なぜ、うそついたらいけないの?】

子供に対して「嘘をついてはいけません」と説き、その子供から「どうして?」と聞かれた場合、時として大人は「嘘をつくことは良くないことだからです」と全く答えになっていない答えを返すことがあります。これは「説得力」のある答えではありません。

同種の問い、「なぜ人を殺してはいけないのか」、「なぜ物を盗んではいけないのか」というような倫理的にはその是非が明白な問いに関しても、我々大人は時として適切な答えを返すのに窮してしまいます。

なぜ嘘をついてはいけないのかという子供からの問いかけに対して、宗教的ではない、自分なりのまっとうな答えは何なのかを考えてみました。

【社会・共同体側面から見た回答】

専制君主でもない限り、自分の行動は、属している共同体全体の属性に影響します。つまり自分の行動は他人の行動、ひいては属している共同体全体に影響することになります。その行動が「自分にとって是か非かではなく」、そのような行動が行われる社会が「是か非か」という問いかけに読み替えてみると答えが自ずと出てくると思います。

つまり、「なぜ嘘をついてはいけないか」と自分の子供に問いかけられたとしたら、現在の自分の答えはこうです。

「民主的社会では、自分の行動は社会全体の行動と繋がっている。もしも個人が嘘をついていいとすると、それは社会全体で誰でも嘘をついていいということになり、嘘にまみれた社会が誕生することになる。嘘にまみれた社会は、学問的、工業的、経済的、評判的に非常に損失を被る損な社会である。そのような社会をみんなは望まないので、嘘をついてはいけない。」

殺人や窃盗など、直接犯罪に結びつくことに関しては法律という別の縛りの側面で回答することもできるでしょう。しかし、法律も社会をありかたを先人が考え抜いた末に作り出されたものなので、社会的側面から回答するのが妥当だと思います。

【関連事項】

有名なガリバー旅行記を書いたジョナサン・スウィフトの名言にこのようなものがあります。

ひとつの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込むのかについて滅多に気づかない。
つまり、ひとつの嘘を通すために別の嘘を二十発明せねばならない。
ジョナサン スウィフト



つまり、良い、悪いではなく、嘘をつくことは「大変であり、非効率で損なこと」なんです。その辺をわきまえて、意を決して付く嘘やあっぱれな嘘はあると思います。

【週末散歩】美しい嘘、みにくい嘘

私の大好きな映画「ユージュアル・サスペクツ」で、ケヴィン・スペイシーの演ずる「嘘」は芸術品の域に達しています。


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ただ、最近の原発問題に絡む有象無象の嘘は、「塗り固められた醜い嘘」の印象を強くしています。

テレビアニメシリーズ「銀河超特急999」の「タイタンの眠れる戦士」では「楽園法」(「何をするも自由、殺したければ殺す、盗みたければ盗む、それを罰する法は無く、他人の自由を奪う事は許されない。それが楽園法)と呼ばれる放映がありました。怖い社会ですね。こんなところは「観光地」として絶対成り立たない...。

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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。

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