携帯を自転車ナビに(液晶パネル常時点灯編)
2011.07.24/Sun/23:04:37
【スマホ台頭】
統計によると、携帯電話の新規購入は、すでに一般携帯(いわゆるガラケー)よりもスマートフォンの方が多くなっているとのこと。そんな状況なので、ガラケー活用に関する記事を書いてもあまり情報の価値はなくなってくると思いますが、まあ中にはまだスマホ移行がまだの人もいるはずなので、ちょっとした工夫を記録しておくことにします。
【au W54T】
最近のスマホのディスプレイは4インチ以上と大きく、画面解像度は ワイドVGA以上となっています。パソコン並みとは行かないまでも、地図を表示するには画面が大きく、解像度が高い方が便利です。
現在利用している au W54T は、4年前発売(2007/7/28)のガラケーです。ただ、当時としては画面表示は最高レベルを誇っており、3インチ、480x800 ドットのワイドVGA表示を達成していました。
【au 一般携帯を自転車ナビに】
ということで、この W54T に EZ助手席ナビを導入し、簡易自転車ナビとして活用しようということにしましたが、この携帯、ディスプレイのバックライトを長時間点灯するように設定することができません(最大60秒)。
したがって、夜間この機種を自転車にセットすると、画面を見るたびに何らかのキーを押す必要が生じます。何とかバックライトを常時点灯させることはできないものかと調べてみたところ、この機種は、クルマのシガーライタープラグから電源を取得する「共通DCアダプタ01」を接続すると、バックライトが常時点灯する仕様になっていることがわかりました。
通常の ACアダプターでは、バックライトが点灯することがないので、共通DCアダプター01 を差し込むと、何らかの端子から信号(電気)が供給され、それを検知してバックライトを点灯する仕組みであろうということが推測できます。
そこで、いろいろ調べてみると、このページに、通常充電だけの端子配置とバックライトを点灯させるための端子配置の情報が載っていましたので、この情報に倣って、私も常時点灯用の電源コネクターを作成して見ることにしました(ブログ管理人さま、情報ありがとうございました)。
【コネクター作成】
さて、au携帯を単に充電だけ行うために必要な接続コネクターには、金属製端子が2つ必要です。

(通常の充電ケーブルには端子が2つしかない)
それに対して、情報によるとバックライト常時点灯をさせるための携帯電話接続用コネクターは、接点が5つ必要となります。つまり3つ多く必要です。
したがって、ダイソーにて au用の充電ケーブルを3つ調達し、端子部分だけを抜き取って増設することにしました。

(ダイソーで100円で購入可能な充電ケーブル)
接続コネクター部は、幸いにも接着されていません。このような感じでプラスチックのツメで閉じられています。

開けてみると、このように赤のケーブル(プラス)と黒のケーブル(マイナス)がそれぞれ1つの端子に結線されています。

このコネクターに、余分に買った電源ケーブルから金属端子部分を引き抜いて、対応する箇所に増設します。

端子を差し込む前に、プラスの電源が必要な端子とマイナスが必要な端子に、リード線をはんだ付けして配線し、その後、コネクターの指定部分に挿入します。プラスとマイナスの区別、また「挿入する位置」には細心の注意を行って確認します。
金属端子が隣りの位置に入ったりすると、携帯端末が壊れてしまう可能性があります。また、このような自作のコネクターを利用して生じた端末の故障は、au ショップで修理を断られる可能性があります。リスクを避けたい方、不安な方は、このような自作コネクターを作成・利用するのはお控えください。
相当細かい部分なので、目視確認をする場合は拡大鏡などを利用すると便利かもしれません。また、プラスとマイナスの端子が隣り合うように挿入する部分があります。その部分は金属同士が触れ合ってショートしないよう、はんだ付けの前にリード線に熱収縮チューブを被せる等の絶縁対策をしなければなりません。

(内部配線の様子。絶縁対策が必要)
できました!これでカバーを閉じて完成です。

(コネクター配線完了!)
このケーブルは USBケーブルに差し込んで充電を行うためのケーブルです。実際に PC のUSB端子に差し込んで、バックライトが常時点灯するか確かめてみました。

成功です。バックライトは点きっぱなしです。自転車への装着時は、ポータブルUSB電源が必要です。最近はスマホ用として、充電式USB電源が、SANYO, Panasonic, ソニー等から色々な物が出ています。
将来スマホに乗り換え、その充電が問題なくできるようにすることも視野に入れると、なるべく高性能な電源が欲しいところです。しかし今回のためには、それほど大容量のUSB電源が必要なわけではありません。
現在単三型のエネループを複数本保有しているので、この「エネループ・スティック・ブースター」を購入しようかと考えています。


SANYO eneloop USB出力付ハンディ電源(単3形2個セット) KBC-D1BS
【関連ページ】
携帯を自転車ナビに(自転車用携帯ホルダー編 その1)
なんとかなるさ - EZ助手席ナビ
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder)
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder) 破損
-----
最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
統計によると、携帯電話の新規購入は、すでに一般携帯(いわゆるガラケー)よりもスマートフォンの方が多くなっているとのこと。そんな状況なので、ガラケー活用に関する記事を書いてもあまり情報の価値はなくなってくると思いますが、まあ中にはまだスマホ移行がまだの人もいるはずなので、ちょっとした工夫を記録しておくことにします。
【au W54T】
最近のスマホのディスプレイは4インチ以上と大きく、画面解像度は ワイドVGA以上となっています。パソコン並みとは行かないまでも、地図を表示するには画面が大きく、解像度が高い方が便利です。
現在利用している au W54T は、4年前発売(2007/7/28)のガラケーです。ただ、当時としては画面表示は最高レベルを誇っており、3インチ、480x800 ドットのワイドVGA表示を達成していました。
【au 一般携帯を自転車ナビに】
ということで、この W54T に EZ助手席ナビを導入し、簡易自転車ナビとして活用しようということにしましたが、この携帯、ディスプレイのバックライトを長時間点灯するように設定することができません(最大60秒)。
したがって、夜間この機種を自転車にセットすると、画面を見るたびに何らかのキーを押す必要が生じます。何とかバックライトを常時点灯させることはできないものかと調べてみたところ、この機種は、クルマのシガーライタープラグから電源を取得する「共通DCアダプタ01」を接続すると、バックライトが常時点灯する仕様になっていることがわかりました。
通常の ACアダプターでは、バックライトが点灯することがないので、共通DCアダプター01 を差し込むと、何らかの端子から信号(電気)が供給され、それを検知してバックライトを点灯する仕組みであろうということが推測できます。
そこで、いろいろ調べてみると、このページに、通常充電だけの端子配置とバックライトを点灯させるための端子配置の情報が載っていましたので、この情報に倣って、私も常時点灯用の電源コネクターを作成して見ることにしました(ブログ管理人さま、情報ありがとうございました)。
【コネクター作成】
さて、au携帯を単に充電だけ行うために必要な接続コネクターには、金属製端子が2つ必要です。

(通常の充電ケーブルには端子が2つしかない)
それに対して、情報によるとバックライト常時点灯をさせるための携帯電話接続用コネクターは、接点が5つ必要となります。つまり3つ多く必要です。
したがって、ダイソーにて au用の充電ケーブルを3つ調達し、端子部分だけを抜き取って増設することにしました。

(ダイソーで100円で購入可能な充電ケーブル)
接続コネクター部は、幸いにも接着されていません。このような感じでプラスチックのツメで閉じられています。

開けてみると、このように赤のケーブル(プラス)と黒のケーブル(マイナス)がそれぞれ1つの端子に結線されています。

このコネクターに、余分に買った電源ケーブルから金属端子部分を引き抜いて、対応する箇所に増設します。

端子を差し込む前に、プラスの電源が必要な端子とマイナスが必要な端子に、リード線をはんだ付けして配線し、その後、コネクターの指定部分に挿入します。プラスとマイナスの区別、また「挿入する位置」には細心の注意を行って確認します。
金属端子が隣りの位置に入ったりすると、携帯端末が壊れてしまう可能性があります。また、このような自作のコネクターを利用して生じた端末の故障は、au ショップで修理を断られる可能性があります。リスクを避けたい方、不安な方は、このような自作コネクターを作成・利用するのはお控えください。
相当細かい部分なので、目視確認をする場合は拡大鏡などを利用すると便利かもしれません。また、プラスとマイナスの端子が隣り合うように挿入する部分があります。その部分は金属同士が触れ合ってショートしないよう、はんだ付けの前にリード線に熱収縮チューブを被せる等の絶縁対策をしなければなりません。

(内部配線の様子。絶縁対策が必要)
できました!これでカバーを閉じて完成です。

(コネクター配線完了!)
このケーブルは USBケーブルに差し込んで充電を行うためのケーブルです。実際に PC のUSB端子に差し込んで、バックライトが常時点灯するか確かめてみました。

成功です。バックライトは点きっぱなしです。自転車への装着時は、ポータブルUSB電源が必要です。最近はスマホ用として、充電式USB電源が、SANYO, Panasonic, ソニー等から色々な物が出ています。
将来スマホに乗り換え、その充電が問題なくできるようにすることも視野に入れると、なるべく高性能な電源が欲しいところです。しかし今回のためには、それほど大容量のUSB電源が必要なわけではありません。
現在単三型のエネループを複数本保有しているので、この「エネループ・スティック・ブースター」を購入しようかと考えています。
SANYO eneloop USB出力付ハンディ電源(単3形2個セット) KBC-D1BS
【関連ページ】
携帯を自転車ナビに(自転車用携帯ホルダー編 その1)
なんとかなるさ - EZ助手席ナビ
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder)
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder) 破損
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
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