携帯を自転車ナビに(自転車用携帯ホルダー編 その1)
2011.07.10/Sun/23:46:07
【自転車にナビをつける理由】
そのとおり。自動車ならさておき、自転車にナビを付けようなんて思う人は相当な変わりものです。普通はナビなんて要らないです。しかし、「ナビがあるといいな」と思うようになったのは、以下の点です。
3.11で、ガソリンスタンドからガソリンがあっさりと消え去った状況を覚えている方は多いと思います。その事件は、それだけクルマは必要な人にとっては大事な物であるという証明であったのですが、クルマを週末にしか使わない私にとって、その事件は毎回どこかに出かけるときに「クルマで行くことが本当に必要なの?」という自問自答をする強い契機になりました。
そこで、その後自分ひとりで行くような買い物は、ほとんどクルマを使わず、自転車を使うようになりました。片道 5km 位、大きな荷物が発生しないような場合は迷わず自転車です。週末で時間がある場合、片道20kmであれば自転車で行くことを検討します。
また、帰宅の道ではいつも使う道をまっすぐに帰らず、原宿や渋谷、下北沢などの込み入ったゾーンにあえて寄り道して帰ることも多くなりました。当然すべての道を知っていることはなく、細く曲がりくねった道を惰性で走っていると、知らぬ間に向いている方角が自分の認識と180度違っていることもあります。
そのように、自転車を使うシーンが圧倒的に増え、自分の知らない道を走る頻度が多くなりました。自転車にナビを付けたいと思うようになった理由は、そのように未知の道、ゾーンを走る機会が増えたからです。
【自転車ナビの王道】
自転車ナビの王道はこれですね。


SONY パーソナルナビゲーションシステム U37 ブラック NV-U37/B


SONY 自転車クレードルキット NVA-BU2
この NV-U37 は、先代の U35 と比べて、反射型液晶の装備や利用時間の拡大など、確実に商品力が上がっています。またこの商品にオプションとなる自転車クレードルは、担当者がさまざまな道でテストし、商品の脱落が決して行ないように開発した自転車ナビのマウンターとしては珠玉のものです。ただ、現在この製品を自転車クレードルと同時に購入すると3万5千円程度になってしまいます。したがって、この製品を購入するのは現在二の足を踏んでいるという状況です。
【携帯向けナビアプリ】
そこで、次善策としてピックアップしたのが au の「助手席ナビ」です。これは au のガラケー向けのナビアプリで、月額 315円でサービス展開している自動車ユーザー向けナビアプリです。自転車向けではないのですが、このアプリの評判は上々で、これを一旦使ってみることにしました。

(EZ助手席ナビのマップ画面@W54T)
GPSデータの更新頻度が1秒に一回程度ときめ細かくてナビ精度が高く、地図がオンラインなので地図が陳腐化することもありません。また最も大切なのは「音声案内」です。自転車の場合、「常に前を見て走る」ことが自動車よりも大切で、走りながらナビ画面を見ることはほとんどできません。したがって、進路変更を行う場合、交差点に差し掛かる十分前に音声ガイダンスで知らせてくれることが大切です。その点、この助手席ナビは交差点名をしっかりアナウンスしてくれるため非常に親切です。
【自転車用携帯ホルダーについて】
さて、音声案内が重要だとしても、道に迷ったときに自転車を止めて周辺地図を確認したりするシーンを考えると、携帯をハンドル上にマウントしたくなります。かつて、秋葉原のジャンクショップで、このような携帯ホルダーを購入して取り付けていた時期がありました。

(Bicycle Phone Holder)
ところが数ヶ月つかった後、壊れてしまったので、その後は携帯を自転車にマウントすることは控えていました。
しかし、助手席ナビを利用するようになり、携帯ホルダーを調査して見たところ、どうも以下のもの、

(MINOURA(ミノウラ) ボトルゲージホルダー [BH-95X] φ22-35mm対応
)

(星光産業 車載ホルダー フリーホルダー BK
)
を組み合わせるとうまくゆくような記事を発見(「なんとかなるさ」EZ助手席ナビ)。今回は、ありがたくこのアイデアを拝借して、携帯ホルダーを組み上げてみました。
【設置手順】
まず、いままでハンドル中央に位置させていたサイクルコンピューター、CATEYE VELO-8 を右側に寄せて、携帯ホルダーの設置場所を作ります。

次に携帯ホルダー EC-95 を取りだし、今回取り付ける au W54T がうまく装着できるか確かめてみます。この EC-95 は横幅68mm、厚さ29mm まで装着可能とのこと。

携帯本体と接触する部分にはスポンジではなく、「エラストマー」と呼ばれる弾性樹脂が使われています。このため、携帯を強く締めつけなくても携帯本体がずれにくくなっています。

実際に W54T を取り付けてみると、このような感じにうまく収まります。

さて、これからは、ミノウラのボトルケージ・ホルダーをハンドルに取り付け、この携帯ホルダーと合体させると一通り完成です。
今回は、ページが長くなりすぎたので、一旦ここで切り、実際の自転車への取り付けは次回に記載したいと思います。
【関連ページ】
携帯を自転車ナビに(自転車用携帯ホルダー編 その2)
なんとかなるさ - EZ助手席ナビ
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder)
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder) 破損
-----
最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
そのとおり。自動車ならさておき、自転車にナビを付けようなんて思う人は相当な変わりものです。普通はナビなんて要らないです。しかし、「ナビがあるといいな」と思うようになったのは、以下の点です。
- 今まではクルマで行くことが常識だった、行ったことのないそれなりに遠くの場所に、最近自転車で行くようになった
- 自転車の気軽さ、フレキシビリティを生かして、時間がある帰路などには、行ったことのない道にあえて行くようになった。
3.11で、ガソリンスタンドからガソリンがあっさりと消え去った状況を覚えている方は多いと思います。その事件は、それだけクルマは必要な人にとっては大事な物であるという証明であったのですが、クルマを週末にしか使わない私にとって、その事件は毎回どこかに出かけるときに「クルマで行くことが本当に必要なの?」という自問自答をする強い契機になりました。
そこで、その後自分ひとりで行くような買い物は、ほとんどクルマを使わず、自転車を使うようになりました。片道 5km 位、大きな荷物が発生しないような場合は迷わず自転車です。週末で時間がある場合、片道20kmであれば自転車で行くことを検討します。
また、帰宅の道ではいつも使う道をまっすぐに帰らず、原宿や渋谷、下北沢などの込み入ったゾーンにあえて寄り道して帰ることも多くなりました。当然すべての道を知っていることはなく、細く曲がりくねった道を惰性で走っていると、知らぬ間に向いている方角が自分の認識と180度違っていることもあります。
そのように、自転車を使うシーンが圧倒的に増え、自分の知らない道を走る頻度が多くなりました。自転車にナビを付けたいと思うようになった理由は、そのように未知の道、ゾーンを走る機会が増えたからです。
【自転車ナビの王道】
自転車ナビの王道はこれですね。
SONY パーソナルナビゲーションシステム U37 ブラック NV-U37/B
SONY 自転車クレードルキット NVA-BU2
この NV-U37 は、先代の U35 と比べて、反射型液晶の装備や利用時間の拡大など、確実に商品力が上がっています。またこの商品にオプションとなる自転車クレードルは、担当者がさまざまな道でテストし、商品の脱落が決して行ないように開発した自転車ナビのマウンターとしては珠玉のものです。ただ、現在この製品を自転車クレードルと同時に購入すると3万5千円程度になってしまいます。したがって、この製品を購入するのは現在二の足を踏んでいるという状況です。
【携帯向けナビアプリ】
そこで、次善策としてピックアップしたのが au の「助手席ナビ」です。これは au のガラケー向けのナビアプリで、月額 315円でサービス展開している自動車ユーザー向けナビアプリです。自転車向けではないのですが、このアプリの評判は上々で、これを一旦使ってみることにしました。

(EZ助手席ナビのマップ画面@W54T)
GPSデータの更新頻度が1秒に一回程度ときめ細かくてナビ精度が高く、地図がオンラインなので地図が陳腐化することもありません。また最も大切なのは「音声案内」です。自転車の場合、「常に前を見て走る」ことが自動車よりも大切で、走りながらナビ画面を見ることはほとんどできません。したがって、進路変更を行う場合、交差点に差し掛かる十分前に音声ガイダンスで知らせてくれることが大切です。その点、この助手席ナビは交差点名をしっかりアナウンスしてくれるため非常に親切です。
【自転車用携帯ホルダーについて】
さて、音声案内が重要だとしても、道に迷ったときに自転車を止めて周辺地図を確認したりするシーンを考えると、携帯をハンドル上にマウントしたくなります。かつて、秋葉原のジャンクショップで、このような携帯ホルダーを購入して取り付けていた時期がありました。

(Bicycle Phone Holder)
ところが数ヶ月つかった後、壊れてしまったので、その後は携帯を自転車にマウントすることは控えていました。
しかし、助手席ナビを利用するようになり、携帯ホルダーを調査して見たところ、どうも以下のもの、

(MINOURA(ミノウラ) ボトルゲージホルダー [BH-95X] φ22-35mm対応

(星光産業 車載ホルダー フリーホルダー BK
を組み合わせるとうまくゆくような記事を発見(「なんとかなるさ」EZ助手席ナビ)。今回は、ありがたくこのアイデアを拝借して、携帯ホルダーを組み上げてみました。
【設置手順】
まず、いままでハンドル中央に位置させていたサイクルコンピューター、CATEYE VELO-8 を右側に寄せて、携帯ホルダーの設置場所を作ります。

次に携帯ホルダー EC-95 を取りだし、今回取り付ける au W54T がうまく装着できるか確かめてみます。この EC-95 は横幅68mm、厚さ29mm まで装着可能とのこと。

携帯本体と接触する部分にはスポンジではなく、「エラストマー」と呼ばれる弾性樹脂が使われています。このため、携帯を強く締めつけなくても携帯本体がずれにくくなっています。

実際に W54T を取り付けてみると、このような感じにうまく収まります。

さて、これからは、ミノウラのボトルケージ・ホルダーをハンドルに取り付け、この携帯ホルダーと合体させると一通り完成です。
今回は、ページが長くなりすぎたので、一旦ここで切り、実際の自転車への取り付けは次回に記載したいと思います。
【関連ページ】
携帯を自転車ナビに(自転車用携帯ホルダー編 その2)
なんとかなるさ - EZ助手席ナビ
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder)
自転車用携帯ホルダー (Bicycle Phone Holder) 破損
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
自転車ナビ
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祝5,000km! (CATEYE VELO 8) »
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