パンクの修理
2011.05.15/Sun/23:09:18
【スローパンク】
先日、子供と一緒にちょっとしたサイクリングに行ったのですが、その数日後、子供自転車の前輪のタイヤがつぶれていることに気付きました。聞いてみると、サイクリングから帰ってくるまではタイヤに問題はなかったということなので、たぶん「スロー・パンク」(小さい穴が開き、徐々に空気が漏れてゆくパンク)だと思います。
【修理】
大抵の自転車屋では、パンクの修理代は 800円~1,000円です。パンク修理キットは、最近は100円ショップで販売されているので、修理ができる人は自分で行うと多少出費を節約できます。
まずホイールを車体から外します。外さなくてもパンク修理はできますが、今回は外しやすい前輪なので外してしまいます。

タイヤレバーでタイヤをリムから外し、チューブを取りだします。パンクの箇所を探し出すために、一旦軽く空気をチューブに入れておきます。

このようなブリジストンの子供用自転車なのですが、ブリジストンにしてはパーツに対するコストカットが大きいようです。ハンドルやクランクは鉄製。ブレーキキャリパーも鉄製です。まあそれほど高くない子供用自転車なので、しょうがないのかもしれません。

チューブは、と見るとやはり中国製でした。

26インチ1.75-2.0のサイズです。

通常、スローパンクの穴は小さいので、外出先でパンク修理をするのであれば、注意して見るか、頬を近づけて風の来る部分を感じるかして穴の位置を特定します。しかし家の場合は、以下のやり方が良いでしょう。チューブを水に入れてみる方法です。
まず、洗面台に水を貯めます。

そのあと、このように空気を入れたタイヤチューブを水にくぐらせてゆきます。空気が漏れている箇所があれば、その部分から気泡が出てきてすぐにわかると言う方法です。

気泡が出ている部分が見つかりました。どうやらこの一か所のようです。

水から出して、その部分がどんな感じなのか見てみます。どうもリムと摩擦が生じてゴムに亀裂が入り、その部分から空気が出ているようです。この穴だと、相当見つけるのは難しそうです。

早速修理します。穴の周囲半径2cm程度を紙ヤスリで削り、その後「ゴム糊」を薄くまんべんなく塗布します。ゴム糊が一通り乾いたころ(約2分後)、パンク修理セットに入っている「パッチ」を取りだし、アルミ箔の側を剥がしてチューブに貼り付けます。

その後、このようなゴムハンマーで、貼りつけたパッチが密着するよう、数回軽く叩きます。次に透明なフィルムを剥がす前に、タイヤレバーでパッチのふちを押し当てるようにして、パッチをチューブに密着させます。

最後に、タイヤとチューブとの摩擦の軽減のため、「タルカムパウダー」(シッカロールでも可)を振りかけて、全体になじませておきます。

その後、チューブをタイヤの中に格納し、タイヤレバーでタイヤとチューブをリムにはめ込めばOKです。バルブの部分のチューブのヘリは、タイヤとリムの間に噛みこみやすいので、リムから出たバルブを奥の方に押すような作業を行い、チューブの噛みこみを防止します。
作業時間は、約30分というところでしょうか?ホイールを外さずにやることができれば、15分程度の作業だと思います。
余りに大きな穴が開いたときや多くの穴が点在しているような場合、またチューブがバーストしたような場合は、パッチを貼るようなパンク修理はできません。チューブ交換ということになります。
作業を円滑に進めるためには、良いタイヤレバーが3本あると良いですね。
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最後まで、ご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
先日、子供と一緒にちょっとしたサイクリングに行ったのですが、その数日後、子供自転車の前輪のタイヤがつぶれていることに気付きました。聞いてみると、サイクリングから帰ってくるまではタイヤに問題はなかったということなので、たぶん「スロー・パンク」(小さい穴が開き、徐々に空気が漏れてゆくパンク)だと思います。
【修理】
大抵の自転車屋では、パンクの修理代は 800円~1,000円です。パンク修理キットは、最近は100円ショップで販売されているので、修理ができる人は自分で行うと多少出費を節約できます。
まずホイールを車体から外します。外さなくてもパンク修理はできますが、今回は外しやすい前輪なので外してしまいます。

タイヤレバーでタイヤをリムから外し、チューブを取りだします。パンクの箇所を探し出すために、一旦軽く空気をチューブに入れておきます。

このようなブリジストンの子供用自転車なのですが、ブリジストンにしてはパーツに対するコストカットが大きいようです。ハンドルやクランクは鉄製。ブレーキキャリパーも鉄製です。まあそれほど高くない子供用自転車なので、しょうがないのかもしれません。

チューブは、と見るとやはり中国製でした。

26インチ1.75-2.0のサイズです。

通常、スローパンクの穴は小さいので、外出先でパンク修理をするのであれば、注意して見るか、頬を近づけて風の来る部分を感じるかして穴の位置を特定します。しかし家の場合は、以下のやり方が良いでしょう。チューブを水に入れてみる方法です。
まず、洗面台に水を貯めます。

そのあと、このように空気を入れたタイヤチューブを水にくぐらせてゆきます。空気が漏れている箇所があれば、その部分から気泡が出てきてすぐにわかると言う方法です。

気泡が出ている部分が見つかりました。どうやらこの一か所のようです。

水から出して、その部分がどんな感じなのか見てみます。どうもリムと摩擦が生じてゴムに亀裂が入り、その部分から空気が出ているようです。この穴だと、相当見つけるのは難しそうです。

早速修理します。穴の周囲半径2cm程度を紙ヤスリで削り、その後「ゴム糊」を薄くまんべんなく塗布します。ゴム糊が一通り乾いたころ(約2分後)、パンク修理セットに入っている「パッチ」を取りだし、アルミ箔の側を剥がしてチューブに貼り付けます。

その後、このようなゴムハンマーで、貼りつけたパッチが密着するよう、数回軽く叩きます。次に透明なフィルムを剥がす前に、タイヤレバーでパッチのふちを押し当てるようにして、パッチをチューブに密着させます。

最後に、タイヤとチューブとの摩擦の軽減のため、「タルカムパウダー」(シッカロールでも可)を振りかけて、全体になじませておきます。

その後、チューブをタイヤの中に格納し、タイヤレバーでタイヤとチューブをリムにはめ込めばOKです。バルブの部分のチューブのヘリは、タイヤとリムの間に噛みこみやすいので、リムから出たバルブを奥の方に押すような作業を行い、チューブの噛みこみを防止します。
作業時間は、約30分というところでしょうか?ホイールを外さずにやることができれば、15分程度の作業だと思います。
余りに大きな穴が開いたときや多くの穴が点在しているような場合、またチューブがバーストしたような場合は、パッチを貼るようなパンク修理はできません。チューブ交換ということになります。
作業を円滑に進めるためには、良いタイヤレバーが3本あると良いですね。
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最後まで、ご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
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