やはり必需品。ワイヤーカッター (WC-150)
2010.12.12/Sun/17:17:28
【ワイヤーカッターとは】
ワイヤーカッターとは鉄製撚り線(ケーブルワイヤー)を切断するための専用工具です。自転車にもワイヤーは使われていて、主としてブレーキワイヤーとシフトワイヤーに利用されています。ワイヤーをペンチで切ると切断面が不揃いになりやすく、やはり専用工具を使うと便利です。今回紹介するのは KingTTC というブランドの WC-150 というワイヤーカッターです。
【KingTTC WC-150】
ワイヤーカッターで定評があるのは、やはり Shimano でしょうか。下記の TL-CT11 というのが定番です。


(SHIMANO(シマノ) TL-CT12 ケーブルカッター ライナーニードル付 Y09898010
)
ところが、これは5,000円近くしますので少々高い。そこで安価な物を探していたところ、KingTTC WC-150 というものを発見しました。評判を見てみると特に問題ないので買ってみることにしました。

切断できるワイヤーは最大 3mm。ブレーキワイヤーは通常 1.6mm、シフトワイヤーは通常 1.2mm なので問題ありません。注意書きとして、ピアノ線、鋼線のような撚り線ではないワイヤーは切断しないようにと書いてあります。
ワイヤーの外側のアウターケーブルは 5mm 程度ありますが、これはビニールの被覆がほとんどなので特に問題なくスパッと切れました。
刃先を見ると、King TTC Made in Japan WC-150 とレーザーで刻印がなされています。日本製です。

材質も刃部に高周波焼き入れが施されていて、刃部硬度はロックウェル硬度で「54~62HRC」と記載されています。先端部の厚みもあり、かなりしっかりしています。

スプリングで刃先が自動的に開くようになっていますが、収納時には刃先を閉じておけるようにロックが付いています。また、刃先を閉じる動きを制限するための座金が付いていますが、その座金は切断したケーブルにエンドキャップをかぶせて固定するキャップをつぶすためにも使えそうです。

【ケーブル切断面】
次の写真が WC-150 を使ったケーブルの切断面です。

(WC-150 でのブレーキワイヤー切断面)
きれいに丸型に切断されています。また切断時は「スパッ」と小気味良く切れました。
つぎが比較のためラジオペンチの根元の刃で切ったもの。

(ラジオペンチでの切断面)
この角度だとそれなりにうまく切れているように見えますが、このときは2,3回力を入れて切らないと切断できませんでした。
その結果、側面から見るとこのようにワイヤーが不揃いに突き出てしまっています。

(ラジオペンチで切断したときの側面)
このように数本でも不揃いに切断されると、次の写真のようにすぐにケーブルがばらけ、ワイヤーを通すときに途中でつっかえたり、作業時に手にワイヤーを刺してけがをする危険があります。

(ワイヤーがばらけた様子)
それに比べ、ワイヤーカッターで切断した側面は見事に揃っています。

(ワイヤーカッター WC-150 での切断側面)
ブレーキワイヤーやシフトワイヤーを張り替えたりする人は少数派かもしれませんが、もしそのような作業を計画している人には必須の工具です。個人的には今回の WC-150 程度で十分で、安心感やブランドを求めたい人は Shimano の TL-CT10 や TL-CT11 をお求めになるのが良いのではないでしょうか。
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
ワイヤーカッターとは鉄製撚り線(ケーブルワイヤー)を切断するための専用工具です。自転車にもワイヤーは使われていて、主としてブレーキワイヤーとシフトワイヤーに利用されています。ワイヤーをペンチで切ると切断面が不揃いになりやすく、やはり専用工具を使うと便利です。今回紹介するのは KingTTC というブランドの WC-150 というワイヤーカッターです。
【KingTTC WC-150】
ワイヤーカッターで定評があるのは、やはり Shimano でしょうか。下記の TL-CT11 というのが定番です。
(SHIMANO(シマノ) TL-CT12 ケーブルカッター ライナーニードル付 Y09898010
ところが、これは5,000円近くしますので少々高い。そこで安価な物を探していたところ、KingTTC WC-150 というものを発見しました。評判を見てみると特に問題ないので買ってみることにしました。

切断できるワイヤーは最大 3mm。ブレーキワイヤーは通常 1.6mm、シフトワイヤーは通常 1.2mm なので問題ありません。注意書きとして、ピアノ線、鋼線のような撚り線ではないワイヤーは切断しないようにと書いてあります。
ワイヤーの外側のアウターケーブルは 5mm 程度ありますが、これはビニールの被覆がほとんどなので特に問題なくスパッと切れました。
刃先を見ると、King TTC Made in Japan WC-150 とレーザーで刻印がなされています。日本製です。

材質も刃部に高周波焼き入れが施されていて、刃部硬度はロックウェル硬度で「54~62HRC」と記載されています。先端部の厚みもあり、かなりしっかりしています。

スプリングで刃先が自動的に開くようになっていますが、収納時には刃先を閉じておけるようにロックが付いています。また、刃先を閉じる動きを制限するための座金が付いていますが、その座金は切断したケーブルにエンドキャップをかぶせて固定するキャップをつぶすためにも使えそうです。

【ケーブル切断面】
次の写真が WC-150 を使ったケーブルの切断面です。

(WC-150 でのブレーキワイヤー切断面)
きれいに丸型に切断されています。また切断時は「スパッ」と小気味良く切れました。
つぎが比較のためラジオペンチの根元の刃で切ったもの。

(ラジオペンチでの切断面)
この角度だとそれなりにうまく切れているように見えますが、このときは2,3回力を入れて切らないと切断できませんでした。
その結果、側面から見るとこのようにワイヤーが不揃いに突き出てしまっています。

(ラジオペンチで切断したときの側面)
このように数本でも不揃いに切断されると、次の写真のようにすぐにケーブルがばらけ、ワイヤーを通すときに途中でつっかえたり、作業時に手にワイヤーを刺してけがをする危険があります。

(ワイヤーがばらけた様子)
それに比べ、ワイヤーカッターで切断した側面は見事に揃っています。

(ワイヤーカッター WC-150 での切断側面)
ブレーキワイヤーやシフトワイヤーを張り替えたりする人は少数派かもしれませんが、もしそのような作業を計画している人には必須の工具です。個人的には今回の WC-150 程度で十分で、安心感やブランドを求めたい人は Shimano の TL-CT10 や TL-CT11 をお求めになるのが良いのではないでしょうか。
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
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カテゴリ: 自転車・アウトドア
タグ:
ケーブルカッター
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