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「希望」の大切さ - チリの鉱山落盤事故について思う -

2010.10.11/Mon/10:17:01

【週末散歩】

レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。

【チリの鉱山事故について】

事故について簡単に説明すると、以下の通り。

コピアポ鉱山落盤事故(コピアポこうざんらくばんじこ)。2010年8月5日に発生した、チリ共和国アタカマ州コピアポ近郊の、サンホセ鉱山の坑道の崩落事故である。33名の鉱山作業員が地下に取り残された。作業員達は、700mの深さの地下に閉じ込められており、これは坑道の入り口から、5km進入した位置にあたる。

生存は絶望視されていたが、救助隊は確認のために地下700mにある避難所まで直径8センチのドリルで穴を掘り、ドリルを引き上げたところ、事故から17日経った22日にドリルの先端には赤い文字で「我々33名は待避所で無事である」旨をスペイン語で手書きされた紙が括りつけられているのを発見、坑内に閉じ込められた33名が地下700mの避難所で生存していることが確認され、さらにはこの中にはある従業員による妻宛に自分が元気であることを伝えるラブレターなども含まれていた。

彼らを救出するために直径70センチの穴を、地下700mまで掘り進むことになり当初救出まで4ヶ月かかると考えられていた。この事実は、地下で救出を待つ作業員らには、精神面での問題から伝えられていなかったが、後ほど大統領より「クリスマスまでには助け出す」というメッセージとして救出までの時間が長期に渡ることが知らされた。

実際の救出スケジュールは大幅に短縮され、10/13にも救出カプセルでの人員搬出が行われる見込み。

(Fresh Eye より一部引用)

脱出の見込みは早まったものの、実に2ヶ月以上の間、蒸し暑い地下に閉じ込められていることになります。

【救出目前の情報】

予定よりも早く脱出経路が確保され、数日内にも救出作業が開始されるという情報が現場(閉じ込められた人々)に通知されたとのこと。非常に喜ばしいことですが、本日のフジテレビ系列の「とくだね」という番組で現地リポーターが話した内容が実に心を打ちました。これです。

「閉じ込められた33人は全員が『全員を見送って自分が最後に出る』と言っている」

「救出後の地上では病院への搬送ヘリが待機していて、救出ごとに一人ずつ病院に運ぶことを予定しているが、閉じ込められた人々は『最後の一人が上ってくるまで地上で待つ。そして全員で一緒に病院に行き、病室も全員一緒にしてほしい』と言っている」

この言葉は、多くの人を泣かせるのに十分なパワーを持っています。すでに映画化の話も出ているようですが、感動的な映画になることでしょうね...。

【希望の力】

鉱夫は比較的屈強な精神力を持つのでしょう。しかし、想像を超えるほどの状況に投じられると人間は自己統制を保てずにパニックになったり、組織的行動ができなくなったりします。絶望的な状況の中でこれまでも彼らをまとめ上げて来た力は何なのでしょうか。

それは「希望」だと思います。絶望的な状況の中で、希望があれば人間は前向きになれます。今回の事件では自分たちが怪我もなく全員生存し、その生存が地上にも確認され、救出作業が国を挙げて行われているという事実を知ることができました。これは「大いなる希望」であることでしょう。

このような極限的な状況を垣間見ると、プロジェクトの成功にとって、どれだけメンタル(精神的)な要素が大事かが身にしみます。

ともかく、数日中に開始される救出作業が「全員無事救出」という快挙で成し遂げられることを心から願っています。

【関連ページ】
コピアポ鉱山落盤事故(Fresh Eye wiki)
親すら頼れない悲しさ

大好きな映画で、「ショーシャンクの空に」という Tim Robbins 主演の映画があります。無実の罪でショーシャンク刑務所に20年近く服役させられたアンディー・デュフレーンという銀行家の物語。その長期における服役中、彼が自分を失わないための重要な要素が「希望」でした。

映画の中で主人公が同じく服役中の親友のレッド(モーガン・フリーマン)に言う言葉

"Remember, Red, hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies."

「いいかいレッド、『希望』はいいものだ。もしかするとこの世で最高のものだ。そして良いものは永久に滅びることはない」


という言葉は、人生で聞いた中でも珠玉のセリフとして心に残っています。



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最後までご覧いただいて、ありがとうございました。

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