【週末散歩】銃とナイフ
2010.10.03/Sun/21:21:36
【週末散歩】
レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。
今回は「銃」について

レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。
今回は「銃」について

【銃とナイフの違い】
持論ですが、「銃」と「ナイフ」には決定的な違いがあると考えています。その違いは何かというと「目的」です。ナイフの目的はいろいろありますが、銃の目的はただ一つ、「殺すこと」です。
また、ナイフで人を殺すためには「相当な意思を持って」ナイフを人に突き立てなければなりませんが、銃の場合は「ワンタッチ」です。引き金を引くだけで簡単に人を殺傷することができます。つまり一瞬の判断の誤りやミスが人の命を簡単に奪ってしまう可能性をはらんだものです。
そのように銃は非常に怖いものです。
【シューティング体験】
ただ、銃には単純なマシンとしての興味があり、数年前ロサンゼルスに出張した際、次の3種類の銃を撃ってみました。
ベレッタは 9mm のパラベラム弾を発射するハンドガンで、2010年10月現在、米軍の正式採用拳銃です。人気ゲーム「バイオハザード」でも登場します。

(ベレッタ)
44マグナムは、44口径(11.2mm)の大きな弾を撃つ大型拳銃の俗称で、有名なのは Smith & Wesson 社の M29。長い銃身を持つ、破壊力の高い銃です。映画の主人公「ダーティー・ハリー」が愛用していました。

(44マグナム)
実は、当日リクエストしたのが「スコープ付きのライフル」で、実際にこのレミントンM700を使ったかどうか定かではありません。

(レミントンM700)
【弾痕】
ベレッタの弾は 9mm パラベラム弾。この弾の先端は鋭いテーパー型なので、紙製のターゲットはきれいに貫通し、大きな弾痕を残しません。

(ベレッタの弾痕)
44マグナムは弾の種別であり、銃の名前ではありません。この弾を使う代表的な銃がこの時撃った Smith & Wesson M29。先端が平たい 11.2mm(0.44インチ口径)の弾痕は、このように丸くきれいにターゲットを撃ち抜きます。

最後に、スコープ付きライフル。撃ったライフル名を失念してしまいましたが、弾は 7.62mm NATO弾だったと思います。速度が速いためか、ベレッタと異なり、このように丸い弾痕を残します。

【命中精度】
以下のターゲットは、50 feet = 15.24 メートル のインドアレンジで射撃を行った際の結果です。
まずは、ベレッタ。

撃つ方としては、時間をかけてじっくり狙っているわけですが、人型の的には当たっているのですが、このようにバラけてしまっています。15メートルというと短く聞こえますが、実際の射撃場で見てみると、かなり遠く感じます。このような銃身の短い拳銃は、遠くの人を撃つのは至難の技で、護身用だということが正に理解できました。
次は、44マグナム(S&W M29)。この銃は銃身が長いぶん、ベレッタよりも良く当たりました。しかし撃った時の反発が強大で、銃身が跳ね上がってしまうせいか、狙った位置よりも上に着弾してしまいました。

その後練習を続けると、このようにほぼ狙った位置に着弾点を集中させることができました。

つぎは、スナイパーライフル。これは光学スコープ付きの狙撃銃なので、15m の距離は楽勝です。簡単に的の頭部と胸部を撃ち分けることができました。

【改めて思うこと】
科学技術の向上と武器開発は表裏一体のものだと言われています。銃は精巧なマシンとしての魅力はありますが、引き金一発で人を殺傷できるという非常に怖いものだと改めて思いました。
この世に犯罪がなくならない限り、銃は必要悪として存在するのかも知れませんが、少なくともこの日本では銃は不要だし、不要であり続けてほしいと思いました。
【関連ページ】
拳銃実弾射撃(The Los Angeles Gun Club) 【LAダウンタウン】
The Los Angeles Gun Club
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございます。
持論ですが、「銃」と「ナイフ」には決定的な違いがあると考えています。その違いは何かというと「目的」です。ナイフの目的はいろいろありますが、銃の目的はただ一つ、「殺すこと」です。
また、ナイフで人を殺すためには「相当な意思を持って」ナイフを人に突き立てなければなりませんが、銃の場合は「ワンタッチ」です。引き金を引くだけで簡単に人を殺傷することができます。つまり一瞬の判断の誤りやミスが人の命を簡単に奪ってしまう可能性をはらんだものです。
そのように銃は非常に怖いものです。
【シューティング体験】
ただ、銃には単純なマシンとしての興味があり、数年前ロサンゼルスに出張した際、次の3種類の銃を撃ってみました。
- ベレッタ M9
- 44マグナム
- スナイパー・ライフル
ベレッタは 9mm のパラベラム弾を発射するハンドガンで、2010年10月現在、米軍の正式採用拳銃です。人気ゲーム「バイオハザード」でも登場します。

(ベレッタ)
44マグナムは、44口径(11.2mm)の大きな弾を撃つ大型拳銃の俗称で、有名なのは Smith & Wesson 社の M29。長い銃身を持つ、破壊力の高い銃です。映画の主人公「ダーティー・ハリー」が愛用していました。

(44マグナム)
実は、当日リクエストしたのが「スコープ付きのライフル」で、実際にこのレミントンM700を使ったかどうか定かではありません。

(レミントンM700)
【弾痕】
ベレッタの弾は 9mm パラベラム弾。この弾の先端は鋭いテーパー型なので、紙製のターゲットはきれいに貫通し、大きな弾痕を残しません。

(ベレッタの弾痕)
44マグナムは弾の種別であり、銃の名前ではありません。この弾を使う代表的な銃がこの時撃った Smith & Wesson M29。先端が平たい 11.2mm(0.44インチ口径)の弾痕は、このように丸くきれいにターゲットを撃ち抜きます。

最後に、スコープ付きライフル。撃ったライフル名を失念してしまいましたが、弾は 7.62mm NATO弾だったと思います。速度が速いためか、ベレッタと異なり、このように丸い弾痕を残します。

【命中精度】
以下のターゲットは、50 feet = 15.24 メートル のインドアレンジで射撃を行った際の結果です。
まずは、ベレッタ。

撃つ方としては、時間をかけてじっくり狙っているわけですが、人型の的には当たっているのですが、このようにバラけてしまっています。15メートルというと短く聞こえますが、実際の射撃場で見てみると、かなり遠く感じます。このような銃身の短い拳銃は、遠くの人を撃つのは至難の技で、護身用だということが正に理解できました。
次は、44マグナム(S&W M29)。この銃は銃身が長いぶん、ベレッタよりも良く当たりました。しかし撃った時の反発が強大で、銃身が跳ね上がってしまうせいか、狙った位置よりも上に着弾してしまいました。

その後練習を続けると、このようにほぼ狙った位置に着弾点を集中させることができました。

つぎは、スナイパーライフル。これは光学スコープ付きの狙撃銃なので、15m の距離は楽勝です。簡単に的の頭部と胸部を撃ち分けることができました。

【改めて思うこと】
科学技術の向上と武器開発は表裏一体のものだと言われています。銃は精巧なマシンとしての魅力はありますが、引き金一発で人を殺傷できるという非常に怖いものだと改めて思いました。
この世に犯罪がなくならない限り、銃は必要悪として存在するのかも知れませんが、少なくともこの日本では銃は不要だし、不要であり続けてほしいと思いました。
【関連ページ】
拳銃実弾射撃(The Los Angeles Gun Club) 【LAダウンタウン】
The Los Angeles Gun Club
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