信じられないほどいい音のパソコンスピーカー Olasonic TW-S7
2010.08.20/Fri/23:48:08
【東和電子】
「東和電子」という会社名を知っている方は多くないと思います。ソニーのオーディオ事業部にいらっしゃった海野さんという方が設立した社員71名位の中小企業です。小さいながらもソニーの技術者が立ち上げた会社だけに、モノ作りにこだわり、しっかりとした製品を着実に作る社風の会社です。
【Olasonic TW-S7】
その東和電子が今年の4月、自社ブランド「Olasonic」を立ち上げました。その Olasonic ブランドの第1号商品として送り出されたのが、この USB 接続型 PC スピーカー TW-S7 です。

接続は簡単、PC の USB 端子に接続するだけ。電源を USB から取得するため、バッテリーやACアダプタが不要。しかし、このスピーカーの特徴は、USB から電源を取るタイプであるにも関わらず、10W + 10W の大容量アンプを内蔵していることです。
その原理ですが、ホームページからの説明図をお借りして説明しましょう。通常の音楽・音声には強弱があり、一定・連続な音量が要求されることはありません。このスピーカーは「スーパーキャパシタ」(蓄電池のようなもの)に電力を貯め、パワーが要求される時に備えます。その蓄積した電力を強い音圧が要求された時に利用するように設計されています。
そのため、USB の規格内の電力消費量でも、信じられないほどのパワー感が得られるようになっているのです。

(Orasonic HP より。画像クリックで同社HPへ)
パッケージに記載されているセールスポイントです。


パッケージの中身はすっきりしています。スピーカー一式、説明書、インシュレーター(置き台)だけです。

裏側には低音を補うパッシブラジエーター。スピーカー正面には高音を拡散して理想的な音場を表現するためのデフューザーが付いています。

【聞いてみて】
USB 接続なので、Windows PC, Macintosh しか対応していません。最初の接続時に、OS標準のドライバーが自動的に導入されます。
音は、この 350ml の缶ビール程度の大きさのスピーカーとは思えないほどスケール感に溢れたものです。素材はプラスチックですが、肉厚で作りがしっかりしており、卵型形状のためビビリや共振はまったくありません。「PCのスピーカーとしては」という枕詞を付けなくても「素晴らしい音」と言えるレベルでした。
小さなフルレンジスピーカーの利点は「圧倒的な定位」です。スピーカーを1m位離し、正三角形の頂点に自分の頭が来るような位置関係で聞いた時のボーカルの定位と存在感は圧巻です。目前で、歌手が生で歌っているような錯覚を覚えます。
また、値段が安い。1万円そこそこ。PCスピーカーとしては最上位の音がこの値段。電源が要らないためノートPCに接続することも容易。海外出張に持って行って、仕事の終わったホテルの机で、ミニコンサートを行うことも可能です。

私は、このコンセプトでこのレベルの音質を持ったスピーカーは「タイムドメイン」シリーズしか知りません。ところがタイムドメインシリーズは、最も安価な「タイムドメインmini」でも 19,800円。このスピーカーのコストパフォーマンスにはただただ脱帽です。本当に「買い」だと思います。


Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(B)
2011/7/12 追記
今まで、パソコンの USB 端子にしか対応してなかった Olasonic のスピーカーが、一般音声出力にも対応しました。iPhone やテレビにも接続可能です。私も実際に音を聞いて見ましたが、「声が生々しい!とんでもなく良い音」でした。決定版です。


Olasonic(オラソニック) テレビ用 高音質スピーカー ブラック TW-D6TV
【関連ページ】
Olasonic TW-S7 公式サイト
-----
最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
「東和電子」という会社名を知っている方は多くないと思います。ソニーのオーディオ事業部にいらっしゃった海野さんという方が設立した社員71名位の中小企業です。小さいながらもソニーの技術者が立ち上げた会社だけに、モノ作りにこだわり、しっかりとした製品を着実に作る社風の会社です。
【Olasonic TW-S7】
その東和電子が今年の4月、自社ブランド「Olasonic」を立ち上げました。その Olasonic ブランドの第1号商品として送り出されたのが、この USB 接続型 PC スピーカー TW-S7 です。

接続は簡単、PC の USB 端子に接続するだけ。電源を USB から取得するため、バッテリーやACアダプタが不要。しかし、このスピーカーの特徴は、USB から電源を取るタイプであるにも関わらず、10W + 10W の大容量アンプを内蔵していることです。
その原理ですが、ホームページからの説明図をお借りして説明しましょう。通常の音楽・音声には強弱があり、一定・連続な音量が要求されることはありません。このスピーカーは「スーパーキャパシタ」(蓄電池のようなもの)に電力を貯め、パワーが要求される時に備えます。その蓄積した電力を強い音圧が要求された時に利用するように設計されています。
そのため、USB の規格内の電力消費量でも、信じられないほどのパワー感が得られるようになっているのです。

(Orasonic HP より。画像クリックで同社HPへ)
パッケージに記載されているセールスポイントです。
- USBのみによる簡単接続
- 高性能デジタルアンプ搭載
- コンセント不要のUSBバスパワー
- パッシブラジエーターによる重低音再生
- 大型マグネット搭載スピーカーユニット
- 波動解析による最適音場再現


パッケージの中身はすっきりしています。スピーカー一式、説明書、インシュレーター(置き台)だけです。

裏側には低音を補うパッシブラジエーター。スピーカー正面には高音を拡散して理想的な音場を表現するためのデフューザーが付いています。

【聞いてみて】
USB 接続なので、Windows PC, Macintosh しか対応していません。最初の接続時に、OS標準のドライバーが自動的に導入されます。
音は、この 350ml の缶ビール程度の大きさのスピーカーとは思えないほどスケール感に溢れたものです。素材はプラスチックですが、肉厚で作りがしっかりしており、卵型形状のためビビリや共振はまったくありません。「PCのスピーカーとしては」という枕詞を付けなくても「素晴らしい音」と言えるレベルでした。
小さなフルレンジスピーカーの利点は「圧倒的な定位」です。スピーカーを1m位離し、正三角形の頂点に自分の頭が来るような位置関係で聞いた時のボーカルの定位と存在感は圧巻です。目前で、歌手が生で歌っているような錯覚を覚えます。
また、値段が安い。1万円そこそこ。PCスピーカーとしては最上位の音がこの値段。電源が要らないためノートPCに接続することも容易。海外出張に持って行って、仕事の終わったホテルの机で、ミニコンサートを行うことも可能です。

私は、このコンセプトでこのレベルの音質を持ったスピーカーは「タイムドメイン」シリーズしか知りません。ところがタイムドメインシリーズは、最も安価な「タイムドメインmini」でも 19,800円。このスピーカーのコストパフォーマンスにはただただ脱帽です。本当に「買い」だと思います。
Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(B)
2011/7/12 追記
今まで、パソコンの USB 端子にしか対応してなかった Olasonic のスピーカーが、一般音声出力にも対応しました。iPhone やテレビにも接続可能です。私も実際に音を聞いて見ましたが、「声が生々しい!とんでもなく良い音」でした。決定版です。
Olasonic(オラソニック) テレビ用 高音質スピーカー ブラック TW-D6TV
【関連ページ】
Olasonic TW-S7 公式サイト
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
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カテゴリ: デジモノ
タグ:
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