秋葉原連続殺傷事件
2010.06.08/Tue/22:35:58
【秋葉原通り魔事件】
2008年6月8日(日)午後0:30、トラックのレンタカーが歩行者天国の人ごみに向かって突進し、そのトラックが止まった後、運転手がダガーナイフで人々を次々と刺し殺すという信じられない事件が発生しました。
死者7名、負傷者10名。一人の人間が自力で一回で殺すことのできる最大級の殺人事件です。
【覆った今までの常識】
この事件は、身の安全を守るという点について、今までの常識が通用しなくなったということを思い知らされました。ある種、外出する際の心構えにおいて、大きな転換点になった事件だと思います。
例えば、治安の悪い場所での夜道の一人歩き、車の往来が激しいのに歩道のない狭い道、駅のホーム、強風の際に古いビルの真下を通ること。これらは「身の安全を守るために気をつけるべき状況」であり、心構えが必要です。また、他人に強く恨まれるようなことをしたとか、逆恨みにあっているなどの身に覚えがある場合も自分の身に降りかかるかも知れない災難に備える必要があるでしょう。
ところが、「秋葉原の歩行者天国」。この状況で自分に降りかかる死の災難を気にして身構えている人がどれだけいたことでしょう。まもなく自分が死ぬなんて、亡くなった7名はまったく考えたなかったと思います。
【対策】
この事件が起こった後、「この種の殺人事件からどうすれば自分の身を守れるのか」についてしばし真剣に考えました。トラックにはねられたり、ナイフで刺されたりした人たちは、卑怯にも後ろからやられた人もいました。
どれも現実的ではありません。いろいろ考えましたが、日ごろの心構えでこの事件から身を守ることは困難で、被害にあった方々は「運が悪かった」としか言えないと思いました。当然、私が被害者になっていたとしても、事前に被害を回避することはできなかったでしょう。
【「近未来」の対策】
ちょっとここからは、話が飛躍しますがご容赦を。
「現在」は無理でも「近未来」ならば、この種の事件から身を守る手立てはあると考えます。「攻殻機動隊」の世界で出てくる「マイクロマシニング」技術です。人間の脳にコンピューター信号を直接接続し、「脳を補完」させることです。
人間の脳が周囲の異変に絶えず気を配ることは非常にストレスとなります。「シークレットサービス」のようにそれが職務そのものである場合は良いでしょう。しかし、のんびりと買い物を楽しんでいるような場合でも周囲の不穏な気配に絶えず気を配っておくことは大変な精神的負担であり、できません。
したがって、まず、このようなHUDを装着して外出する段階が過渡期として発生し、

その後、「人間の性能を上げるために」コンピューターを脳に接続することがあり得ると思います。そうなると、360度見渡せる埋め込み型センサーと、脳に接続されたマイクロコンピューターが周囲の危険をいち早く察知して、ご主人の脳に危険を知らせて回避を促すことが可能になると思います。
本当にこんな世界が来るのでしょうか?脳にコンピューターが接続されるようになったら、人間の頭の良さはどのように判断するのでしょう?少なくとも記憶力や「知識」では測れなくなるのでしょうか。
「君の電脳は容量150TB、僕のは300TBだ」とか「今度 300ペタFLOPSの新型に買い替えるんだ」とか訳のわからない会話がなされる世界になるのでしょうか。
電卓やパソコンが発明され、人間の能力の尺度は、機械で補完できない領域へと確実にシフトしてきています。これから数十年の間には、さらに人間の能力の尺度は遠くにシフトすることになるのでしょうか?
興味は尽きません。タイムマシンがあれば、1000年後の人類はどんな生活を送っているのか見てみたい気がします。


攻殻機動隊S.A.C. TRILOGY-BOX (初回限定生産) [Blu-ray]
【関連ページ】
サバイバーズ・クラブ 10-80-10 の法則
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
2008年6月8日(日)午後0:30、トラックのレンタカーが歩行者天国の人ごみに向かって突進し、そのトラックが止まった後、運転手がダガーナイフで人々を次々と刺し殺すという信じられない事件が発生しました。
死者7名、負傷者10名。一人の人間が自力で一回で殺すことのできる最大級の殺人事件です。
【覆った今までの常識】
この事件は、身の安全を守るという点について、今までの常識が通用しなくなったということを思い知らされました。ある種、外出する際の心構えにおいて、大きな転換点になった事件だと思います。
例えば、治安の悪い場所での夜道の一人歩き、車の往来が激しいのに歩道のない狭い道、駅のホーム、強風の際に古いビルの真下を通ること。これらは「身の安全を守るために気をつけるべき状況」であり、心構えが必要です。また、他人に強く恨まれるようなことをしたとか、逆恨みにあっているなどの身に覚えがある場合も自分の身に降りかかるかも知れない災難に備える必要があるでしょう。
ところが、「秋葉原の歩行者天国」。この状況で自分に降りかかる死の災難を気にして身構えている人がどれだけいたことでしょう。まもなく自分が死ぬなんて、亡くなった7名はまったく考えたなかったと思います。
【対策】
この事件が起こった後、「この種の殺人事件からどうすれば自分の身を守れるのか」についてしばし真剣に考えました。トラックにはねられたり、ナイフで刺されたりした人たちは、卑怯にも後ろからやられた人もいました。
- 人ごみには出向かない
- 常に周囲の状況を見まわす
どれも現実的ではありません。いろいろ考えましたが、日ごろの心構えでこの事件から身を守ることは困難で、被害にあった方々は「運が悪かった」としか言えないと思いました。当然、私が被害者になっていたとしても、事前に被害を回避することはできなかったでしょう。
【「近未来」の対策】
ちょっとここからは、話が飛躍しますがご容赦を。
「現在」は無理でも「近未来」ならば、この種の事件から身を守る手立てはあると考えます。「攻殻機動隊」の世界で出てくる「マイクロマシニング」技術です。人間の脳にコンピューター信号を直接接続し、「脳を補完」させることです。
人間の脳が周囲の異変に絶えず気を配ることは非常にストレスとなります。「シークレットサービス」のようにそれが職務そのものである場合は良いでしょう。しかし、のんびりと買い物を楽しんでいるような場合でも周囲の不穏な気配に絶えず気を配っておくことは大変な精神的負担であり、できません。
したがって、まず、このようなHUDを装着して外出する段階が過渡期として発生し、

その後、「人間の性能を上げるために」コンピューターを脳に接続することがあり得ると思います。そうなると、360度見渡せる埋め込み型センサーと、脳に接続されたマイクロコンピューターが周囲の危険をいち早く察知して、ご主人の脳に危険を知らせて回避を促すことが可能になると思います。
本当にこんな世界が来るのでしょうか?脳にコンピューターが接続されるようになったら、人間の頭の良さはどのように判断するのでしょう?少なくとも記憶力や「知識」では測れなくなるのでしょうか。
「君の電脳は容量150TB、僕のは300TBだ」とか「今度 300ペタFLOPSの新型に買い替えるんだ」とか訳のわからない会話がなされる世界になるのでしょうか。
電卓やパソコンが発明され、人間の能力の尺度は、機械で補完できない領域へと確実にシフトしてきています。これから数十年の間には、さらに人間の能力の尺度は遠くにシフトすることになるのでしょうか?
興味は尽きません。タイムマシンがあれば、1000年後の人類はどんな生活を送っているのか見てみたい気がします。
攻殻機動隊S.A.C. TRILOGY-BOX (初回限定生産) [Blu-ray]
【関連ページ】
サバイバーズ・クラブ 10-80-10 の法則
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
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