自転車通勤の試算
2010.04.08/Thu/22:46:07
【自転車通勤の季節】
春になり、気温も暖かくなってきました。それとともにスーツにたすき掛けのフラップバッグ、サイクルヘルメットを被り、ロード仕様のBMXに乗ったカッコいいビジネスマンもちらほら見かけるようになりました。自転車通勤は良い運動にはなると思うのですが、良いこと、悪いことの両面があるので無条件に実行には移せません。
そこで、諸条件の整理をしてみたいと思います。
【自転車通勤の現実性】
Google Map で自宅から勤務先への距離を計測してみたところ、11.1kmでした(徒歩ルート)。徒歩での時速は約4km/h。この距離を歩くと3時間かかってしまい、話になりません。自転車で行くとすれば平均時速を10km/h程度には設定できるようなので、約1時間強となります。この位の時間であれば、まあ何とか現実的な通勤として捉えられそうです。
ちなみに電車での通常の所要時間はドアtoドアでおよそ50分。この場合の平均時速を逆算すると、11.1x60/50 = 13.32km。電車のルートは徒歩ルートよりも実際には距離があるのですが、駅までの歩きや電車の待ち時間などでのロスがあるため、電車でもそれほど平均速度は出ていないことがわかります。
逆に考えると、スピードの出る自転車に乗って、平均時速を15km/h程度に引き上げられれば、電車通勤よりも早く到着することになります。
【電動自転車】
会社に着いたときに疲れ果てて仕事にならないのは困るので、もしも自転車通勤をするのであれば、電動自転車がほしいところです。下に掲げた自転車は、YAMAHA の PAS Brace というスポーツタイプの電動自転車で、通勤シーンを想定して企画・開発された電動クロスオーバーバイクです。

電動自転車は「ママチャリ」的なものが多いですが、このような自転車であれば、スーツにも合いそうです。
【損得勘定】
ちょっとセコイ話ですが、自転車通勤の方が「割安」であれば、さらに自転車通勤をするインセンティブは高まります。以下のような条件設定をして損得勘定を比較してみましょう。
<条件>
さて、上記の条件に基づいて計算すると下記のような表となります。
21,520円、自転車通勤の方が安いという結果になりました。私は乗り換えのない単一路線を使っているのですが、思いのほか差が出ました。もし運営会社の違う2、3路線を乗り換えて通勤している方の場合はもっと差が出ることでしょう。健康を考えると、電動自転車で通勤というのも大いに考えられそうです。
【その他考察】
ただ、この記事の冒頭で挙げた YAMAHA の PAS Brace の販売価格は約13万円、「元を取ろう」と考えると3年かかってしまいます。また、予想もできなかった夕立に降られることや交通事故もリスクとして考えなければなりません。さらに、会社帰りに同僚と一杯という場面では、自転車を置いて帰らなくてはなりません。
いろいろと一長一短があり、心の中での葛藤は続きそうです。
でも、決断するのであれば4月~5月が良さそうです。
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
春になり、気温も暖かくなってきました。それとともにスーツにたすき掛けのフラップバッグ、サイクルヘルメットを被り、ロード仕様のBMXに乗ったカッコいいビジネスマンもちらほら見かけるようになりました。自転車通勤は良い運動にはなると思うのですが、良いこと、悪いことの両面があるので無条件に実行には移せません。
そこで、諸条件の整理をしてみたいと思います。
【自転車通勤の現実性】
Google Map で自宅から勤務先への距離を計測してみたところ、11.1kmでした(徒歩ルート)。徒歩での時速は約4km/h。この距離を歩くと3時間かかってしまい、話になりません。自転車で行くとすれば平均時速を10km/h程度には設定できるようなので、約1時間強となります。この位の時間であれば、まあ何とか現実的な通勤として捉えられそうです。
ちなみに電車での通常の所要時間はドアtoドアでおよそ50分。この場合の平均時速を逆算すると、11.1x60/50 = 13.32km。電車のルートは徒歩ルートよりも実際には距離があるのですが、駅までの歩きや電車の待ち時間などでのロスがあるため、電車でもそれほど平均速度は出ていないことがわかります。
逆に考えると、スピードの出る自転車に乗って、平均時速を15km/h程度に引き上げられれば、電車通勤よりも早く到着することになります。
【電動自転車】
会社に着いたときに疲れ果てて仕事にならないのは困るので、もしも自転車通勤をするのであれば、電動自転車がほしいところです。下に掲げた自転車は、YAMAHA の PAS Brace というスポーツタイプの電動自転車で、通勤シーンを想定して企画・開発された電動クロスオーバーバイクです。

電動自転車は「ママチャリ」的なものが多いですが、このような自転車であれば、スーツにも合いそうです。
【損得勘定】
ちょっとセコイ話ですが、自転車通勤の方が「割安」であれば、さらに自転車通勤をするインセンティブは高まります。以下のような条件設定をして損得勘定を比較してみましょう。
<条件>
- 自転車通勤に適した季節は5月~10月の6ヶ月と想定する
- 電車通勤の場合の支出コストは6ヶ月通勤定期代とする
- 自転車通勤のコストは充電のための電気料金のみとし、自転車本体や充電池の代金は含まないものとする
- 職場には自転車置き場があり駐輪場コストはかからないと仮定する
- 土日や休日は通勤しないと仮定し、月間の通勤日数は20日と仮定する
- 東京の平均降雨確率は28%というデータがあるため、雨天により電車で行かざるを得ない日は月間6日と想定する
- 自転車通勤を選択した際の電車代は通常の切符による運賃とする
さて、上記の条件に基づいて計算すると下記のような表となります。
自転車通勤 | 電車通勤 | |
通勤日数 | 120日 | 120日 |
雨天日数 | 36日 | 36日 |
電車代 | 15,120円 | 37,480円 |
充電電気料金 | 840円 | なし |
合計コスト | 15,960円 | 37,480円 |
21,520円、自転車通勤の方が安いという結果になりました。私は乗り換えのない単一路線を使っているのですが、思いのほか差が出ました。もし運営会社の違う2、3路線を乗り換えて通勤している方の場合はもっと差が出ることでしょう。健康を考えると、電動自転車で通勤というのも大いに考えられそうです。
【その他考察】
ただ、この記事の冒頭で挙げた YAMAHA の PAS Brace の販売価格は約13万円、「元を取ろう」と考えると3年かかってしまいます。また、予想もできなかった夕立に降られることや交通事故もリスクとして考えなければなりません。さらに、会社帰りに同僚と一杯という場面では、自転車を置いて帰らなくてはなりません。
いろいろと一長一短があり、心の中での葛藤は続きそうです。
でも、決断するのであれば4月~5月が良さそうです。
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最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。
カテゴリ: 自転車・アウトドア
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