パソコンの消費電力を測る
2010.03.31/Wed/19:30:27
![]() | 「クランプメーター」で所有しているパソコンの消費電力を測ってみようと思い立ったのですが、個々の機器の消費電力をクランプメーターで測るためには、「ラインスプリッター」という器具他が一般に必要ですが、100円グッズを利用して格安で代替してみました。 |
【クランプメーター】
クランプメーターとは、デジタルテスターと誘導式電流計が一体になったものです。

テスターで電流を測るためには、電源ラインの途中にテスターを割り込ませるように直列に接続しなくてはならず、大変面倒です。ところがクランプメーターは電源ラインをクランプで挟み込み、誘導電流を検知することで電流を手軽に測ることができる便利な商品です。
ところが、普通のACコードを挟んだのでは電流は測れません。電源ケーブルは電気の流れが反対の2本のケーブルが対になってくっついている構造となっているため、これをまとめてクランプに挟んでも電流は測定できないのです。
その2本まとめられている電源ケーブルを分けるため、通常はこのような「ラインスプリッタ」というアダプタを利用します。


三和電気計器 ラインセパレータ LS11
【簡易版ラインセパレーター】
安全性や安定性の面からはこの商品を使うのが望ましいのですが、今回はこのミニ延長コードで代用してみました。

電源ラインを片側だけに分け、一本だけをクランプの中に入れることができるようにすればよいので、この延長ケーブルの2本まとまっている部分をこのようにラジオペンチなどで裂きます。内部の芯線にダメージが加わらないようにしましょう。

うまく裂くことができると、このように電線が1本ずつ分離できるようになります。

【パソコンの消費電力】
現在、家には据え置き型のPCが3台あるのですが、それぞれの消費電力を測ってみることにしました。マシンAは数年前から使っているメインマシン、マシンBは最近調達した windows 7 マシン。マシンCは常時通電でホームDLAサーバーとして使っている家庭内ファイルサーバーです。
こんな感じで、電線を片方だけクランプメーターのクランプの輪の中に入れて測定します。

さて、測定結果です。
マシンBには 500W の電源が付いていて、どれほど消費電力が高いのかと心配でしたが、実際測ってみると、最大で 170W 程度しか電力を消費していないことが判明し、一安心というところです。マシンCは、ケースにFANがなく、CPUにさえもファンが付いていないオール・ファンレスサーバーです。さすがに商品電力は低く、これなら24時間付けっぱなしにしていても大丈夫そうです。
このように、普段使っている家電製品の消費電力を測定してみると、その製品に対する愛着もわきます。これからもエコ意識を強く持ちたいと思います。
【関連ページ】
デジタルクランプメーターで消費電力を測る
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最後までごらんいただきまして、どうもありがとうございました。
クランプメーターとは、デジタルテスターと誘導式電流計が一体になったものです。

テスターで電流を測るためには、電源ラインの途中にテスターを割り込ませるように直列に接続しなくてはならず、大変面倒です。ところがクランプメーターは電源ラインをクランプで挟み込み、誘導電流を検知することで電流を手軽に測ることができる便利な商品です。
ところが、普通のACコードを挟んだのでは電流は測れません。電源ケーブルは電気の流れが反対の2本のケーブルが対になってくっついている構造となっているため、これをまとめてクランプに挟んでも電流は測定できないのです。
その2本まとめられている電源ケーブルを分けるため、通常はこのような「ラインスプリッタ」というアダプタを利用します。
三和電気計器 ラインセパレータ LS11
【簡易版ラインセパレーター】
安全性や安定性の面からはこの商品を使うのが望ましいのですが、今回はこのミニ延長コードで代用してみました。

電源ラインを片側だけに分け、一本だけをクランプの中に入れることができるようにすればよいので、この延長ケーブルの2本まとまっている部分をこのようにラジオペンチなどで裂きます。内部の芯線にダメージが加わらないようにしましょう。

うまく裂くことができると、このように電線が1本ずつ分離できるようになります。

【パソコンの消費電力】
現在、家には据え置き型のPCが3台あるのですが、それぞれの消費電力を測ってみることにしました。マシンAは数年前から使っているメインマシン、マシンBは最近調達した windows 7 マシン。マシンCは常時通電でホームDLAサーバーとして使っている家庭内ファイルサーバーです。
マシンA | マシンB | マシンC | |
名称 | AOpen XC Cube | 自作PC | DNRH-001 |
電源 | 220W | 500W | 不明(100W?) |
CPU | Pentium4 2.8GHz | Core2Duo E6750 | VIA C3 1GHz |
Graphic | Intel 865G | GeForce 8600GS | VIA内蔵 |
HDD | 3.5inch 7200rpm x 2 | 3.5inch 7200 x 3 | 3.5inch 7200rpm x 1 |
こんな感じで、電線を片方だけクランプメーターのクランプの輪の中に入れて測定します。

さて、測定結果です。
マシンA | マシンB | マシンC | |
高負荷時電流 | 1.4A | 1.7A | 0.3A |
平常時電流 | 1.1A | 1.4A | 0.3A |
平常時消費電力 | 110W | 140W | 30W |
1時間電気料金 | 2.4円 | 3.1円 | 0.66円 |
マシンBには 500W の電源が付いていて、どれほど消費電力が高いのかと心配でしたが、実際測ってみると、最大で 170W 程度しか電力を消費していないことが判明し、一安心というところです。マシンCは、ケースにFANがなく、CPUにさえもファンが付いていないオール・ファンレスサーバーです。さすがに商品電力は低く、これなら24時間付けっぱなしにしていても大丈夫そうです。
このように、普段使っている家電製品の消費電力を測定してみると、その製品に対する愛着もわきます。これからもエコ意識を強く持ちたいと思います。
【関連ページ】
デジタルクランプメーターで消費電力を測る
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最後までごらんいただきまして、どうもありがとうございました。
カテゴリ: パソコン・インターネット
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