「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その5)
2010.03.15/Mon/22:47:13
![]() | 3月7日に開催された「山手トンネルウォーク」。人間が歩いて首都高大橋ジャンクションをゆっくり見ることができる最後のチャンスです。 今回はその5回目です。前回に引き続き施設内設備とその他展示について紹介します。 |
【トンネル内設備】
前回の続きです。高速道路は道路といえども様々な設備が設置されているハイテクの集合体です。特に渋滞や事故防止にシビアな首都高速のトンネル部分は、各種設備が高密度に設置されています。
次の写真は、カーブしているトンネルの側壁に埋め込むランプです。黄色の点滅で運転者に道路がカーブしていることを知らせる照明です。

下の写真の設備は 25m 間隔位で頻繁に設置されていたものです。何なのか、当初はまったくわかりませんでした。

いろいろ調べてみると、これは「火災検知器」だとわかりました。2個のセンサーを使って広い範囲を見渡し、火災時に発生する赤外線を検知して管制センターに通知する仕組みだそうです。
次の写真は、「分岐部衝撃緩和装置」。道路の分岐点に設置し、衝突の衝撃を樹脂製の構造物で受け止める仕組みのものです。

ここ(首都高渋谷線への合流部近く)の分岐部分に取り付けられていました。


この近くには、「非常口」がありました。ドアは開けられませんでしたが、この部分が渋谷線合流に近いことと「非常階段」という表示があることで、この部分は地上から数十メートルの高さで、非常階段が外に設置されて、その階段を使って地上に降りるようになっているのだと推測されます。

【緊急車両の展示】
ここで振り返ると、本日のイベントのために様々な緊急車両が展示されていました。


まずこれは「消防車」。運転席に乗り込むこともできて、子供たちに大人気でした。

これは、道路状態維持のための「散水車」だと思います。

これは、「ウニモグ」と呼ばれる多目的車。メルセデス・ベンツ社製で、変速機が多段のため、超低速域での安定走行に秀でています。首都高での主な用途は壁面清掃や照明の保守などだそうです。

これは、高速取締り用のパトカー。マツダのスポーツカー、RX-8 をベースとしています。速そうです。

これは白バイ。大人気でした。

SUZUKI 製でした。

その白バイのメーターパネルがどうなっているのか大変興味があったので、写真を撮ってみました。ただ最近の白バイのメーターは電子パネルになっていて、速度計、回転計その他の計器の文字盤はわかりませんでした。


【構内設備】
再びトンネル内設備に戻ります。
次の写真は、天井近辺。照明と監視カメラです。

この照明は最新型で、山手トンネルでは「プロビーム照明」と「Hf蛍光灯」が採用されています。両者を合わせて照射すると、明るく、自然光に近い照明となります。
これは「プロビーム照明」。強力なオレンジ色の光を発します。


こちらが、強力な白色系の光を放つ「Hf蛍光灯」です。

せっかく間近で照明をみることができたので、その製品ラベルも拡大処理してみました。次の写真はプロビーム照明の「銘板」の部分を拡大したものです。「セラミック メタルハライド灯」、「240V 400W」、「ジーエス ユアサ パワーサプライ」などの文字が判読できます。

これは、照明の下の壁際に設置されている照明制御盤部分です。

次の写真は、確か通過車両をカウントする超音波のセンサーだと思います。

【ようやく入った地点に】
トンネルの側面開口部が見えてきました。

下記の地図において、赤い線のルートを歩き終わったことになります。

写真を撮りまくったトンネルウォークの行程もだいぶ終わりに近づいてきました。今回は、これで終わりにします。おそらく次回が最終回になると思います。
【関連ページ】
ピカピカのトンネルを歩いてみよう!
「山手トンネルウォーク」早々に受付終了
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その1)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その2)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その3)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その4)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その5)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その6)最終回
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
前回の続きです。高速道路は道路といえども様々な設備が設置されているハイテクの集合体です。特に渋滞や事故防止にシビアな首都高速のトンネル部分は、各種設備が高密度に設置されています。
次の写真は、カーブしているトンネルの側壁に埋め込むランプです。黄色の点滅で運転者に道路がカーブしていることを知らせる照明です。

下の写真の設備は 25m 間隔位で頻繁に設置されていたものです。何なのか、当初はまったくわかりませんでした。

いろいろ調べてみると、これは「火災検知器」だとわかりました。2個のセンサーを使って広い範囲を見渡し、火災時に発生する赤外線を検知して管制センターに通知する仕組みだそうです。
次の写真は、「分岐部衝撃緩和装置」。道路の分岐点に設置し、衝突の衝撃を樹脂製の構造物で受け止める仕組みのものです。

ここ(首都高渋谷線への合流部近く)の分岐部分に取り付けられていました。


この近くには、「非常口」がありました。ドアは開けられませんでしたが、この部分が渋谷線合流に近いことと「非常階段」という表示があることで、この部分は地上から数十メートルの高さで、非常階段が外に設置されて、その階段を使って地上に降りるようになっているのだと推測されます。

【緊急車両の展示】
ここで振り返ると、本日のイベントのために様々な緊急車両が展示されていました。


まずこれは「消防車」。運転席に乗り込むこともできて、子供たちに大人気でした。

これは、道路状態維持のための「散水車」だと思います。

これは、「ウニモグ」と呼ばれる多目的車。メルセデス・ベンツ社製で、変速機が多段のため、超低速域での安定走行に秀でています。首都高での主な用途は壁面清掃や照明の保守などだそうです。

これは、高速取締り用のパトカー。マツダのスポーツカー、RX-8 をベースとしています。速そうです。

これは白バイ。大人気でした。

SUZUKI 製でした。

その白バイのメーターパネルがどうなっているのか大変興味があったので、写真を撮ってみました。ただ最近の白バイのメーターは電子パネルになっていて、速度計、回転計その他の計器の文字盤はわかりませんでした。


【構内設備】
再びトンネル内設備に戻ります。
次の写真は、天井近辺。照明と監視カメラです。

この照明は最新型で、山手トンネルでは「プロビーム照明」と「Hf蛍光灯」が採用されています。両者を合わせて照射すると、明るく、自然光に近い照明となります。
これは「プロビーム照明」。強力なオレンジ色の光を発します。


こちらが、強力な白色系の光を放つ「Hf蛍光灯」です。

せっかく間近で照明をみることができたので、その製品ラベルも拡大処理してみました。次の写真はプロビーム照明の「銘板」の部分を拡大したものです。「セラミック メタルハライド灯」、「240V 400W」、「ジーエス ユアサ パワーサプライ」などの文字が判読できます。

これは、照明の下の壁際に設置されている照明制御盤部分です。

次の写真は、確か通過車両をカウントする超音波のセンサーだと思います。

【ようやく入った地点に】
トンネルの側面開口部が見えてきました。

下記の地図において、赤い線のルートを歩き終わったことになります。

写真を撮りまくったトンネルウォークの行程もだいぶ終わりに近づいてきました。今回は、これで終わりにします。おそらく次回が最終回になると思います。
【関連ページ】
ピカピカのトンネルを歩いてみよう!
「山手トンネルウォーク」早々に受付終了
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その1)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その2)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その3)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その4)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その5)
「山手トンネルウォーク」行ってきました!(その6)最終回
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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