超弩級スポーツカー同士のゼロヨン対決
2010.02.20/Sat/22:40:44
【ベントレー コンチネンタル スーパースポーツ】
ベントレー コンチネンタル スーパースポーツは、2009年4月に発表された2シーター・ラグジュアリー・スポーツカーです。エンジンはエタノール等のバイオ燃料を混合可能で、環境性能にも配慮したと言っています。車両重量は 2,240kg もあるため、ピュアスポーツということではなく、あくまでも豪華なスーパーカーです。エンジンはW型12気筒6,000cc。トルクは 81.6kg-m もあります。
サーキットを速く走るというよりも、舗装路ならばどんな道でも圧倒的な余裕度と加速で走る、そんなクルマです。

【日産 GT-R】
一般市販車で「ニュル最速」を目指した日本の誇るスーパーカーです。長らく日本のクルマの馬力自主規制値だった 280馬力を遥かに超えた 480馬力を引っさげて登場しました(マイナーチェンジ後は 485馬力にアップ)。ともかく素晴らしく速い車で、日本の GT カー選手権でも常勝を繰り返し、GT-Rで参戦の場合は他の車とハンデを付けるため余分なオモリを付けなければならないほど強いクルマです。

さて、これらのクルマの諸元・基本性能を表にしてまとめてみました。重量はベントレーが重い代わり、エンジンパワーがあります。パワーウエイトレシオ、トルクウエイトレシオともベントレーが上回っています。参考として GT-R のライバル、ポルシェ911ターボのデータも付けておきました。
表 ベントレー Continental SS vs 日産GT-R
【勝負の結果は】
百聞は一見にしかず。実際の勝負の結果を見てみましょう。
私は、サーキットならともかく、0-400m は直線番長の風格たっぷりのベントレーが勝つのではと考えていました。しかし、GT-R の逆転勝ちでした。
表 ベントレー Continental SS vs 日産GT-R 1/4マイル(0-402m)
動画を見てみると、最初のダッシュはベントレーが優っているのですが、その後の速度の伸びは GT-R が勝り、GT-R が逆転勝ちを収めています。ベントレーが1700回転という低回転領域から最大トルクを発生するのに対して、GT-Rは3200回転という比較的高回転領域から最大トルクを発生します。そのため、中速域からの速度の伸びは GT-R が優っていたのだと考えます。また街乗りを考えて静かに乗れるように考えて設定されたギヤ比(ベントレー)と、ただサーキットを速く走るためのギヤ比(GT-R)とではセッティングの方針が異なり、絶対スピードの比較では GT-R に有利だったのかも知れません。
ともかく、860万円485馬力の GT-R は 3120万円 630馬力のクルマより、「直線」でも速かった。これは GT-R のオーナーは誇って良いことでしょう。ベントレースーパースポーツと単純な直線ダッシュの勝負をしても、「勝てる」のですから。
三菱自動車ランサーエボリューション、スバルのインプレッサWRX。これらのクルマは300万円台で買えるのに、高い走行性能を持っていて、外国車と比べてコストパフォーマンスでは太刀打ちできません。
金に糸目を付けない条件での「絶対性能」でも日本車(GT-R)が秀でていて、その価格はライバル車の1/2~1/3。つくづく日本車はお買い得だと思います。
【関連ページ】
ポルシェ 911ターボ vs 日産GT-R
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
ベントレー コンチネンタル スーパースポーツは、2009年4月に発表された2シーター・ラグジュアリー・スポーツカーです。エンジンはエタノール等のバイオ燃料を混合可能で、環境性能にも配慮したと言っています。車両重量は 2,240kg もあるため、ピュアスポーツということではなく、あくまでも豪華なスーパーカーです。エンジンはW型12気筒6,000cc。トルクは 81.6kg-m もあります。
サーキットを速く走るというよりも、舗装路ならばどんな道でも圧倒的な余裕度と加速で走る、そんなクルマです。

【日産 GT-R】
一般市販車で「ニュル最速」を目指した日本の誇るスーパーカーです。長らく日本のクルマの馬力自主規制値だった 280馬力を遥かに超えた 480馬力を引っさげて登場しました(マイナーチェンジ後は 485馬力にアップ)。ともかく素晴らしく速い車で、日本の GT カー選手権でも常勝を繰り返し、GT-Rで参戦の場合は他の車とハンデを付けるため余分なオモリを付けなければならないほど強いクルマです。

さて、これらのクルマの諸元・基本性能を表にしてまとめてみました。重量はベントレーが重い代わり、エンジンパワーがあります。パワーウエイトレシオ、トルクウエイトレシオともベントレーが上回っています。参考として GT-R のライバル、ポルシェ911ターボのデータも付けておきました。
表 ベントレー Continental SS vs 日産GT-R
項目 | Bentley Continental Super Sports |
日産 GT-R |
911 turbo (参考) |
---|---|---|---|
最高出力 | 630ps/6000rpm | 485ps/6400rpm | 500ps/6000rpm |
最大トルク | 81.6kg-m | 60.0kg-m | 66.3kg-m |
最大トルク時回転数 | 1700 - 5000rpm | 3200 - 5200rpm | 1950 - 5000rpm |
最高速度 | 329km/h | 310km/h | 312km/h |
車両重量 | 2240kg | 1740kg | 1670kg |
パワーウエイトレシオ | 3.56 | 3.59 | 3.34 |
トルクウエイトレシオ | 27.5 | 29.0 | 25.2 |
0-100km加速 | 3.9秒 | 3.5秒 | 3.4秒 |
値段 | 3130万円 | 861万円 | 2051万円 |
【勝負の結果は】
百聞は一見にしかず。実際の勝負の結果を見てみましょう。
私は、サーキットならともかく、0-400m は直線番長の風格たっぷりのベントレーが勝つのではと考えていました。しかし、GT-R の逆転勝ちでした。
表 ベントレー Continental SS vs 日産GT-R 1/4マイル(0-402m)
項目 | Bentley Continental Super Sports |
日産 GT-R |
---|---|---|
順位 | 2位 | 1位 |
秒数 | 12.1秒 | 11.9秒 |
到達時速 | 183.1km/h | 193.3km/h |
動画を見てみると、最初のダッシュはベントレーが優っているのですが、その後の速度の伸びは GT-R が勝り、GT-R が逆転勝ちを収めています。ベントレーが1700回転という低回転領域から最大トルクを発生するのに対して、GT-Rは3200回転という比較的高回転領域から最大トルクを発生します。そのため、中速域からの速度の伸びは GT-R が優っていたのだと考えます。また街乗りを考えて静かに乗れるように考えて設定されたギヤ比(ベントレー)と、ただサーキットを速く走るためのギヤ比(GT-R)とではセッティングの方針が異なり、絶対スピードの比較では GT-R に有利だったのかも知れません。
ともかく、860万円485馬力の GT-R は 3120万円 630馬力のクルマより、「直線」でも速かった。これは GT-R のオーナーは誇って良いことでしょう。ベントレースーパースポーツと単純な直線ダッシュの勝負をしても、「勝てる」のですから。
三菱自動車ランサーエボリューション、スバルのインプレッサWRX。これらのクルマは300万円台で買えるのに、高い走行性能を持っていて、外国車と比べてコストパフォーマンスでは太刀打ちできません。
金に糸目を付けない条件での「絶対性能」でも日本車(GT-R)が秀でていて、その価格はライバル車の1/2~1/3。つくづく日本車はお買い得だと思います。
【関連ページ】
ポルシェ 911ターボ vs 日産GT-R
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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カテゴリ: クルマ・バイク
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