PC組み立て工具
2010.02.11/Thu/20:40:57
【PC自作について】
過去何台ものPCを自作してきましたが、実のところPCを自作するのに絶対に必要なものは部品以外には人間の手と頭だけだったりします。それだけPC作りには専用の工具は必要ありません。プラスネジを使って各種部品を固定しますので、しいて言えば良いドライバーを揃えておくことは大事です。
最も利用頻度の高い No.2サイズのプラスドライバーは「Vessel メガドラ S-900」を使っています。非常に使い易く、ドライバーの名品だと思っています。

(Vessel MEGADORA S-900 P2-100)
良いドライバーは全体ががっしりし、100円ショップのドライバーと異なり精度が違います。精度の高い刃先を持ったドライバーを適切に用いるとネジ穴を傷めずにすみます。

(ドライバー先端部。クロム・バナジウム鋼に磁力処理)

(グリップは握りやすいカーブ状のエラストマー樹脂製)
【PC専用ツールセット】
No.2 のプラスドライバーがあれば、大抵のPCはできてしまうのですが、その他にあれば便利な工具は確かに存在します。今回紹介するのは、すでに倒産してしまった「トライ・コーポレーション」が発売していた「JUSTY」ブランドのPC用ツールセットです。

(JUSTY PCツールセット)
内容は下記の通りです。
収納した状態でのケースの大きさは、21 x 9 x 5 (cm) です。

(ジッパー方式収納ケース)
ピンセットは先が細いタイプ。滑り止めの赤いゴムでコーティングされ、使い易くなっています。

(ピンセット)
こちらは「ジャンパーピン」を抜き差しすためのピンセット。ジャンパーピンのミゾを捉えやすくするために先がL字型に曲がっています。

(ジャンパーピン用ピンセット)
この工具は細かい部品を掴み上げる「ピッカー」です。典型的な用途としては、マザーボード上に落としてしまった部品(ジャンパーピンやネジ)の拾い上げです。指が入らないような狭いところに落ちた部品をしっかりと拾い上げることが出来ます。

(ピッカー)
後ろのボタンを押込むと先端部からこのようなワイヤーが飛び出して広がります。部品をくわえ込んだことを確認したら、ボタンの押し込みを緩めると部品をくわえ込んだまま固定されますので、本体を引っ張り上げることで部品を拾い出すことができます。

(ピッカーの先端部)
ラチェットハンドルハンドルは、接続部が共通仕様なので汎用のビットが接続可能です。グリップ部には滑り止めゴムが巻かれています。

(ラチェットハンドル)
セットされているビットは下記の写真の通り。ナット回し(六角レンチ)2種。ナット回し装着用アダプター。マイナスドライバー(No.1, No.2)。プラスドライバー(No.1, No.2)。特殊な星型をしたトルクスドライバー(5種)。

最後に、ICチップ装着器。これは、このツールセットを買ってから、一度も使いませんでした。ムカデのような汎用IC(下記)

(汎用IC soruce: wikimedia commons)
をIC用ソケットに装着するために使います。斜めに押すとピンの足を痛めてしまうので、均等に押し込むために使うツールです。

(ICチップ装着器)
上部のボタンを押すとプレートが押し出され、ICチップに均等に力が加わってソケットに装着されるという仕組みです。側面に表示されている「14-16」というのは適用可能なピンの数を表しています。

(14ピン~16ピンに対応)
【トルクス(TORX)について】
トルクスというネジは、「アーレンキー」という六角レンチで回す、六角穴が開いたネジと形状が似ていますが、星型のさらに複雑なネジ穴になっていて、通常ユーザーに開け閉めさせないような場所に使います。

(トルクスネジ soruce: wikimedia commons)

(六角穴ボルト)
【トルクスを使って....】
実は利用していたハードディスクが故障してしまいました。ただ捨てるだけでは惜しいので、内部を見てみようと考えています。
次回は、このトルクスを使って、ハードディスクドライブの分解を行ってみようと思います。
-----
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
過去何台ものPCを自作してきましたが、実のところPCを自作するのに絶対に必要なものは部品以外には人間の手と頭だけだったりします。それだけPC作りには専用の工具は必要ありません。プラスネジを使って各種部品を固定しますので、しいて言えば良いドライバーを揃えておくことは大事です。
最も利用頻度の高い No.2サイズのプラスドライバーは「Vessel メガドラ S-900」を使っています。非常に使い易く、ドライバーの名品だと思っています。

(Vessel MEGADORA S-900 P2-100)
良いドライバーは全体ががっしりし、100円ショップのドライバーと異なり精度が違います。精度の高い刃先を持ったドライバーを適切に用いるとネジ穴を傷めずにすみます。

(ドライバー先端部。クロム・バナジウム鋼に磁力処理)

(グリップは握りやすいカーブ状のエラストマー樹脂製)
【PC専用ツールセット】
No.2 のプラスドライバーがあれば、大抵のPCはできてしまうのですが、その他にあれば便利な工具は確かに存在します。今回紹介するのは、すでに倒産してしまった「トライ・コーポレーション」が発売していた「JUSTY」ブランドのPC用ツールセットです。

(JUSTY PCツールセット)
内容は下記の通りです。
- ビット用ラチェットハンドル
- ピンセット
- ジャンパーピン用ピンセット
- ピッカー
- IC装着器
- 各種ビット
- 小型ドライバー
- 収納ケース
収納した状態でのケースの大きさは、21 x 9 x 5 (cm) です。

(ジッパー方式収納ケース)
ピンセットは先が細いタイプ。滑り止めの赤いゴムでコーティングされ、使い易くなっています。

(ピンセット)
こちらは「ジャンパーピン」を抜き差しすためのピンセット。ジャンパーピンのミゾを捉えやすくするために先がL字型に曲がっています。

(ジャンパーピン用ピンセット)
この工具は細かい部品を掴み上げる「ピッカー」です。典型的な用途としては、マザーボード上に落としてしまった部品(ジャンパーピンやネジ)の拾い上げです。指が入らないような狭いところに落ちた部品をしっかりと拾い上げることが出来ます。

(ピッカー)
後ろのボタンを押込むと先端部からこのようなワイヤーが飛び出して広がります。部品をくわえ込んだことを確認したら、ボタンの押し込みを緩めると部品をくわえ込んだまま固定されますので、本体を引っ張り上げることで部品を拾い出すことができます。

(ピッカーの先端部)
ラチェットハンドルハンドルは、接続部が共通仕様なので汎用のビットが接続可能です。グリップ部には滑り止めゴムが巻かれています。

(ラチェットハンドル)
セットされているビットは下記の写真の通り。ナット回し(六角レンチ)2種。ナット回し装着用アダプター。マイナスドライバー(No.1, No.2)。プラスドライバー(No.1, No.2)。特殊な星型をしたトルクスドライバー(5種)。

最後に、ICチップ装着器。これは、このツールセットを買ってから、一度も使いませんでした。ムカデのような汎用IC(下記)

(汎用IC soruce: wikimedia commons)
をIC用ソケットに装着するために使います。斜めに押すとピンの足を痛めてしまうので、均等に押し込むために使うツールです。

(ICチップ装着器)
上部のボタンを押すとプレートが押し出され、ICチップに均等に力が加わってソケットに装着されるという仕組みです。側面に表示されている「14-16」というのは適用可能なピンの数を表しています。

(14ピン~16ピンに対応)
【トルクス(TORX)について】
トルクスというネジは、「アーレンキー」という六角レンチで回す、六角穴が開いたネジと形状が似ていますが、星型のさらに複雑なネジ穴になっていて、通常ユーザーに開け閉めさせないような場所に使います。

(トルクスネジ soruce: wikimedia commons)

(六角穴ボルト)
【トルクスを使って....】
実は利用していたハードディスクが故障してしまいました。ただ捨てるだけでは惜しいので、内部を見てみようと考えています。
次回は、このトルクスを使って、ハードディスクドライブの分解を行ってみようと思います。
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最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
カテゴリ: パソコン・インターネット
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