【週末散歩】米国のクリスマスについて
2009.11.29/Sun/17:30:16
【週末散歩】
レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。

レビュー記事ばかり書くのも無味乾燥だということで、色々なよもやま話を書き綴ろうというのが「週末散歩」です。散歩と言っても必ずしも外出したことばかり書くわけではなく、書きたいことを自由に書いてみようという趣旨です。

アメリカ人は案外働き者です。私の仕事の付き合いで知り合ったアメリカ人が、IT関係や金融関係など、割合ビジネスエリート的な階層の人たちが中心だからかも知れませんが、日本人に負けず劣らず働き者でした。ただし、彼らには付き合い残業的な意識や思想はまったくなく、休みは休みでしっかり取るという姿が印象に残っています。
その米国文化のなかで、クリスマスシーズンは休暇の中でも最大級のもので、日本人のお正月以上の休暇イベントとなっています。
日本人はクリスマスというと24日に恋人とデートするとか、プレゼントがサンタからもらえるという程度の意識がありますが、米国では、「Holiday Season」と呼ばれ、12月半ばから末まで、ほとんどの人が大型の休暇を取ります。したがって、海外の人と仕事をする場合、12月は実質稼働日が通常月の半分くらいになってしまうことを予期しておかないといけません。
最近米国では、Christmas(クリスマス)という単語をあまり用いません。あえて Holiday Season とか Season's Greetings とか言います。その理由は、国民の中で宗教的なバリエーションが多いからであるといわれています。米国民のすべてがキリスト教ではなく、仏教、ヒンズー教、イスラム教など、多岐にわたる宗教が混在しています。したがって、キリスト教だけに所以を持つ「クリスマス」という単語を使うのを避けているというわけです。
米国社会の中で、最も恥ずべきことは「人種差別」です。いままで、積極的に移民を受け入れ、そのなかで発展してきた米国にとって、「○○人は嫌いだ」とか「○○教は不要」とか言うことは決定的にモラルに反することになります。米国人と話す場合は、宗教と人種に関する話題は相当気をつけた方が良いと思います。
話を元に戻し、紹介している写真は、米国の「超上流」家庭でのクリスマスパーティーに呼ばれた時の写真です。勤務先の会社のメンバー、約120名余を「自宅」に招いてのパーティーです。そんな家に家族4名で住んでいる。米国では上流家庭というのはそんなレベルです。
それでは、パーティー会場の写真をどうぞご覧ください。
Den: 「デン」というテレビなどを見てくつろぐ部屋です。この家には部屋が少なくとも15部屋以上あったはず。

外のバルコニーから見たクリスマス・ツリー。このときはツリーだけでも10本以上あり、この写真のクリスマスツリーは、プラチナが入っている年代物で相当高い(何百万)と言ってたっけ...。

バルコニーの反対側を見ると、このような「滝」付きのプールがありました。「子供の遊び場だ」とのこと...。普通のプールは割と見ましたが、滝が付いているジャングルのようなプールは初めて見ました。

家の内部。螺旋階段と壁の絵画がいい雰囲気です。米国人の家は、上流になるほど「クラシック」になります。これはほぼ真実だと思います。その理由を考えると、せいぜい200年程度の歴史しかない米国には、実は自然以外では古いものがありません。その「歴史」に対する憧れが背景にあるのではと考えています。

これも、屋敷の中の部屋の一つです。このときばかりは、食事や飲み物をサービスするため、パーティー主催者は何人ものヘルパー(お手伝い)を雇っていました。また、凄いことに、BGMとして、2階の階段上のホールに4名の弦楽カルテットを呼んで生演奏をさせていました。


これは、玄関ホールのテーブルに飾られていた「街」のミニチュア・デコレーション。非常に精密で、きれいでした。これも値段を聞いたらため息がでるくらいなのでしょう。

所変われば、クリスマスも変わります。日本でこんなクリスマスを祝える人は一握りでしょうが、米国では、上流という人たちはそれなりに多数いて、こんなうらやましいクリスマスを過ごしています。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
その米国文化のなかで、クリスマスシーズンは休暇の中でも最大級のもので、日本人のお正月以上の休暇イベントとなっています。
日本人はクリスマスというと24日に恋人とデートするとか、プレゼントがサンタからもらえるという程度の意識がありますが、米国では、「Holiday Season」と呼ばれ、12月半ばから末まで、ほとんどの人が大型の休暇を取ります。したがって、海外の人と仕事をする場合、12月は実質稼働日が通常月の半分くらいになってしまうことを予期しておかないといけません。
最近米国では、Christmas(クリスマス)という単語をあまり用いません。あえて Holiday Season とか Season's Greetings とか言います。その理由は、国民の中で宗教的なバリエーションが多いからであるといわれています。米国民のすべてがキリスト教ではなく、仏教、ヒンズー教、イスラム教など、多岐にわたる宗教が混在しています。したがって、キリスト教だけに所以を持つ「クリスマス」という単語を使うのを避けているというわけです。
米国社会の中で、最も恥ずべきことは「人種差別」です。いままで、積極的に移民を受け入れ、そのなかで発展してきた米国にとって、「○○人は嫌いだ」とか「○○教は不要」とか言うことは決定的にモラルに反することになります。米国人と話す場合は、宗教と人種に関する話題は相当気をつけた方が良いと思います。
話を元に戻し、紹介している写真は、米国の「超上流」家庭でのクリスマスパーティーに呼ばれた時の写真です。勤務先の会社のメンバー、約120名余を「自宅」に招いてのパーティーです。そんな家に家族4名で住んでいる。米国では上流家庭というのはそんなレベルです。
それでは、パーティー会場の写真をどうぞご覧ください。
Den: 「デン」というテレビなどを見てくつろぐ部屋です。この家には部屋が少なくとも15部屋以上あったはず。

外のバルコニーから見たクリスマス・ツリー。このときはツリーだけでも10本以上あり、この写真のクリスマスツリーは、プラチナが入っている年代物で相当高い(何百万)と言ってたっけ...。

バルコニーの反対側を見ると、このような「滝」付きのプールがありました。「子供の遊び場だ」とのこと...。普通のプールは割と見ましたが、滝が付いているジャングルのようなプールは初めて見ました。

家の内部。螺旋階段と壁の絵画がいい雰囲気です。米国人の家は、上流になるほど「クラシック」になります。これはほぼ真実だと思います。その理由を考えると、せいぜい200年程度の歴史しかない米国には、実は自然以外では古いものがありません。その「歴史」に対する憧れが背景にあるのではと考えています。

これも、屋敷の中の部屋の一つです。このときばかりは、食事や飲み物をサービスするため、パーティー主催者は何人ものヘルパー(お手伝い)を雇っていました。また、凄いことに、BGMとして、2階の階段上のホールに4名の弦楽カルテットを呼んで生演奏をさせていました。


これは、玄関ホールのテーブルに飾られていた「街」のミニチュア・デコレーション。非常に精密で、きれいでした。これも値段を聞いたらため息がでるくらいなのでしょう。

所変われば、クリスマスも変わります。日本でこんなクリスマスを祝える人は一握りでしょうが、米国では、上流という人たちはそれなりに多数いて、こんなうらやましいクリスマスを過ごしています。
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