Bluetooth ヘッドセット Logitec LBT-HP110C2
2009.07.21/Tue/19:00:00
【西海岸のビジネスエリートの電話スタイル】
私は米国西海岸をよく訪れていたのですが、現地のビジネスマンの電話で話す姿は日本人には一種異様に見えます。大声で独り言を言っている「あぶない」人のように見えるんです。当然立派なビジネスマンで「あぶない」人ではありません。
飛行機に乗るような米国人のビジネスエリートは多くが SmartPhone (キーボード付きの携帯。典型例は BlackBerry。)を使っていますが、それは日本の携帯のように小型で握りやすくありません。したがって、彼らの多くは片耳型の Bluetooth ヘッドセットを使っています。それで携帯を耳に当てず、ヘッドセットを利用しながらしゃべっているため、一見電話をしているのか独り言を言っているのか判別が難しいという図式になります。
そんな姿を見続けたせいか、携帯 + Bluetooth ヘッドセットがある種の憧れになり、現在でも携帯は Bluetooth 内蔵型しか買わないと心に決めています。携帯に関しては現在 W54T を使っていますが、それに合わせる Bluetooth ヘッドセットを買うことにし、色々と調査を開始しました。
【候補対象】
規格に沿っていても Bluetooth 同士ならば必ず接続が可能という訳には行かず、「相性」が存在します。したがって、所有の W54T に接続可能な機種を見定めなければなりません。そこで参考にしたのがこのサイトです(W54TのまとめWiki)。
そのサイトでは音楽の接続性、通話の接続性、音楽リモコン機能の3点で動作報告がまとめてあり、非常に重宝します。上記3点とも満たし、音楽視聴中に着信操作が不能だったりするような不安よそを取り払ってゆくと、候補機種は下記に絞られました。
このうち、au が公式サポートしている mobilecast mBandR が購入候補の最右翼だったのですが、何分発売が遅れに遅れ、印象が非常に悪くなりました。SONY は少々値段が高かったり、大きさが若干大きくて候補から外しました。しばらく mBandR を待っていましたが、一向に発売されないのでついに待ちきれなくなり、Logitec LBT-HP110C2 を購入したというのが入手のいきさつです。
購入した LBT-HP110C2

【購入後の感想】
購入後の感想です。後悔はありません。かなり満足しています。
<良い点>
1点目に関して、問題なくつながり、通話、リダイヤル、音楽視聴中着信、音楽リモコンともまったく問題ありませんでした(対 W54T の場合)。
2点目について、電池の持ちはすばらしいです。カタログ仕様上は連続待ちうけ 550 時間(23日!)と書いてありましたが伊達ではありません。現に1ヶ月近く何も充電をせずにかばんに放り込んでいたことがありますが、まだ利用可能でした。充電することを忘れそうです。
3点目については好みの問題ですが、ピアノブラックがかっこいいです。
4点目について。片耳タイプの通話専用の Bluetooth ヘッドセットにありがちなことですが、得てして最大音量にしても大して音が大きくならないというものがよくあります。その点 HP110C2 はかなり音量を大きくできるので安心です。
5点目に関しては、ヘッドホンで音楽を聴く際に非常に助かるものです。ヘッドホンで音楽を聴くと、ボーカルは通常頭の中に定位します。これは音場の広がりの点で不自然な感じですが、3DサラウンドをONにするとボーカルがしっかりと頭の外に出てきます。私はこの3Dサラウンドモードを常用しています。
<気になる点>
1点目に関しては、商品の構造上しょうがないとも思われるが、やはり低域の不足感はあります。また音質モード設定に「低音増強モード」というのがあるのでそれが相当効果は発揮しています。しかし、音質に完全にこだわるのであれば、耳に押し当てる力が強いタイプかカナル型を選ぶべきでしょう。
2点目に関してはデジタル音源のDRM(権利保全)状況が絡んでいるので本商品の責任ではないのですが残念です。W54T の場合を例にとると、こうなっています。
<Bluetooth 越しに聴くことができる音声ソース>
<Bluetooth 越しに聴くことができない音声ソース>
特に、1番目の変換動画の音声が Bluetooth 越しに聴けないのは非常に不便です。私は録画したテレビ番組などを「携帯動画変換君」などを利用して携帯に転送して通勤中に見ていますが、この問題点のためヘッドセットを Bluetooth に一本化できず、有線タイプのイヤホンを同時に携帯しています。
【商品の外観と接続方法】
参考として、LBT-HPT110C2 の外観と携帯への接続操作を紹介します。
左右のユニットは細い1本のケーブルでつながっているだけなので、使わないときは非常にコンパクトです。

左側のユニットにスイッチが集中的に配置されています。黒い面にあるのが電源・通話・終話スイッチ、写真右側に音量調整スイッチ、写真左側に選曲(曲スキップ)スイッチです。

選曲スイッチのさらに下部に充電用コネクターがありますが、ここはふたが付いていてスライドして開け閉めできるようになっています。


これが充電用ケーブル。USB 端子に接続して充電するようになっています。

これが充電ケーブルを接続した状態。充電中はメインスイッチの周りの円が赤く光ります。

これは通常状態。2秒に1回、青く光ります。

電源オフ状態でメインスイッチを5秒押し続けるとペアリング(接続)モードになり、メインスイッチの周りが青と赤に交互に光ります。

この状態で、接続先(この場合は携帯)を登録モードにすると...。

この Bluetooth ヘッドセットを見つけてくれます。

新しく見つけた LBT-HP110C2 を選択し、

接続を指示します。すると「パスコード」を聞いて来ますので取説どおりのパスコード(4桁の数字)を携帯から入力します。

接続完了です。先に説明したとおり、この携帯では「ワンセグ、デジタルラジオ、au MusicPlayer、FMラジオ」の音声が Bluetooth 経由で視聴かのうになっています。
一旦接続されると、あとは簡単に音声の振り分け先を切り替えて使うことができます。ここで「SEP-10BT」という機器がリストにありますが、これが何者かを知っている人はかなりの「オタク」です(笑)。

「低音が...」という話をしましたが、結局有線のイヤホンを併用する必要があるため、音質に関してはあまり細かく考えず、当面 Bluetooth ヘッドセットはこれを使うことにしています。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
私は米国西海岸をよく訪れていたのですが、現地のビジネスマンの電話で話す姿は日本人には一種異様に見えます。大声で独り言を言っている「あぶない」人のように見えるんです。当然立派なビジネスマンで「あぶない」人ではありません。
飛行機に乗るような米国人のビジネスエリートは多くが SmartPhone (キーボード付きの携帯。典型例は BlackBerry。)を使っていますが、それは日本の携帯のように小型で握りやすくありません。したがって、彼らの多くは片耳型の Bluetooth ヘッドセットを使っています。それで携帯を耳に当てず、ヘッドセットを利用しながらしゃべっているため、一見電話をしているのか独り言を言っているのか判別が難しいという図式になります。
そんな姿を見続けたせいか、携帯 + Bluetooth ヘッドセットがある種の憧れになり、現在でも携帯は Bluetooth 内蔵型しか買わないと心に決めています。携帯に関しては現在 W54T を使っていますが、それに合わせる Bluetooth ヘッドセットを買うことにし、色々と調査を開始しました。
【候補対象】
規格に沿っていても Bluetooth 同士ならば必ず接続が可能という訳には行かず、「相性」が存在します。したがって、所有の W54T に接続可能な機種を見定めなければなりません。そこで参考にしたのがこのサイトです(W54TのまとめWiki)。
そのサイトでは音楽の接続性、通話の接続性、音楽リモコン機能の3点で動作報告がまとめてあり、非常に重宝します。上記3点とも満たし、音楽視聴中に着信操作が不能だったりするような不安よそを取り払ってゆくと、候補機種は下記に絞られました。
- mobilecast mBandR(MPX2200R)
- SONY DR-BT21G
- SONY DR-BT22
- Logitec LBT-HP110C2
このうち、au が公式サポートしている mobilecast mBandR が購入候補の最右翼だったのですが、何分発売が遅れに遅れ、印象が非常に悪くなりました。SONY は少々値段が高かったり、大きさが若干大きくて候補から外しました。しばらく mBandR を待っていましたが、一向に発売されないのでついに待ちきれなくなり、Logitec LBT-HP110C2 を購入したというのが入手のいきさつです。
購入した LBT-HP110C2

【購入後の感想】
購入後の感想です。後悔はありません。かなり満足しています。
<良い点>
- 無難につながり、機能も問題なし
- 電池の持ちが非常に良い
- デザインがかっこよく、コンパクト
- 音量が割りと大きいレベルまで上げられる
- 3Dサラウンド機能
1点目に関して、問題なくつながり、通話、リダイヤル、音楽視聴中着信、音楽リモコンともまったく問題ありませんでした(対 W54T の場合)。
2点目について、電池の持ちはすばらしいです。カタログ仕様上は連続待ちうけ 550 時間(23日!)と書いてありましたが伊達ではありません。現に1ヶ月近く何も充電をせずにかばんに放り込んでいたことがありますが、まだ利用可能でした。充電することを忘れそうです。
3点目については好みの問題ですが、ピアノブラックがかっこいいです。
4点目について。片耳タイプの通話専用の Bluetooth ヘッドセットにありがちなことですが、得てして最大音量にしても大して音が大きくならないというものがよくあります。その点 HP110C2 はかなり音量を大きくできるので安心です。
5点目に関しては、ヘッドホンで音楽を聴く際に非常に助かるものです。ヘッドホンで音楽を聴くと、ボーカルは通常頭の中に定位します。これは音場の広がりの点で不自然な感じですが、3DサラウンドをONにするとボーカルがしっかりと頭の外に出てきます。私はこの3Dサラウンドモードを常用しています。
<気になる点>
- 構造上、耳に押し当てられる形式でないため、低音は不足気味
- Bluetooth 経由で聴ける音声ソースに制約がある(本商品の責任ではないが)
1点目に関しては、商品の構造上しょうがないとも思われるが、やはり低域の不足感はあります。また音質モード設定に「低音増強モード」というのがあるのでそれが相当効果は発揮しています。しかし、音質に完全にこだわるのであれば、耳に押し当てる力が強いタイプかカナル型を選ぶべきでしょう。
2点目に関してはデジタル音源のDRM(権利保全)状況が絡んでいるので本商品の責任ではないのですが残念です。W54T の場合を例にとると、こうなっています。
<Bluetooth 越しに聴くことができる音声ソース>
- ワンセグ音声
- FMラジオ
- au MusicPlayer(着うたフル等)
- デジタルラジオ(現在放送休止中)
<Bluetooth 越しに聴くことができない音声ソース>
- 3gp 変換した動画ファイル
- 内蔵カメラで撮ったムービーファイル
- ez チャンネルプラスなどの公式プッシュ型コンテンツ
特に、1番目の変換動画の音声が Bluetooth 越しに聴けないのは非常に不便です。私は録画したテレビ番組などを「携帯動画変換君」などを利用して携帯に転送して通勤中に見ていますが、この問題点のためヘッドセットを Bluetooth に一本化できず、有線タイプのイヤホンを同時に携帯しています。
【商品の外観と接続方法】
参考として、LBT-HPT110C2 の外観と携帯への接続操作を紹介します。
左右のユニットは細い1本のケーブルでつながっているだけなので、使わないときは非常にコンパクトです。

左側のユニットにスイッチが集中的に配置されています。黒い面にあるのが電源・通話・終話スイッチ、写真右側に音量調整スイッチ、写真左側に選曲(曲スキップ)スイッチです。

選曲スイッチのさらに下部に充電用コネクターがありますが、ここはふたが付いていてスライドして開け閉めできるようになっています。


これが充電用ケーブル。USB 端子に接続して充電するようになっています。

これが充電ケーブルを接続した状態。充電中はメインスイッチの周りの円が赤く光ります。

これは通常状態。2秒に1回、青く光ります。

電源オフ状態でメインスイッチを5秒押し続けるとペアリング(接続)モードになり、メインスイッチの周りが青と赤に交互に光ります。

この状態で、接続先(この場合は携帯)を登録モードにすると...。

この Bluetooth ヘッドセットを見つけてくれます。

新しく見つけた LBT-HP110C2 を選択し、

接続を指示します。すると「パスコード」を聞いて来ますので取説どおりのパスコード(4桁の数字)を携帯から入力します。

接続完了です。先に説明したとおり、この携帯では「ワンセグ、デジタルラジオ、au MusicPlayer、FMラジオ」の音声が Bluetooth 経由で視聴かのうになっています。
一旦接続されると、あとは簡単に音声の振り分け先を切り替えて使うことができます。ここで「SEP-10BT」という機器がリストにありますが、これが何者かを知っている人はかなりの「オタク」です(笑)。

「低音が...」という話をしましたが、結局有線のイヤホンを併用する必要があるため、音質に関してはあまり細かく考えず、当面 Bluetooth ヘッドセットはこれを使うことにしています。
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございます。
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