警察が駐車違反取締のときに使うチョーク
2016.07.23/Sat/15:40:19
【駐車違反】
駐車違反をすると、窓等にステッカー等が貼られます。ドアミラーに違反章が括り付けられることもあるようです。駐車違反をすると最低でも1点加算され、10,000円の出費となります。
特に交通の妨害となるような場所に長時間駐車違反していると、レッカー移動されることもあります。その場合、移動先の駐車場料金も合わせて請求されることがありますので、費用がさらにかさみます。
高々数百円の駐車料金をけちると時には大変な出費となってしまいます。クルマを停めるときはちゃんと駐車場に駐車し、駐車違反を喰らうことは避けたいものです。
【レッカー移動の際に使われるチョーク】
レッカー移動後、路面に文字が書かれていますが、そのチョーク、おそらく我々一般人が想像するチョークとは異なるはずです。黒板用のいわゆる白墨チョークで路面に文字を書いても、その文字は一雨降れば一瞬で消滅してしまうからです。警察官が路面に文字を書くために使うチョークは風雨に強い特別なものと考えていました。
しかし、レッカー移動後に警察官が路面にチョークで文字を書いている場面には遭遇することは何度がありましたが、その警察官に向かって「使っているチョーク見せて」とは口が裂けても言えません(笑)。そのため、私にとってそのチョークの正体は謎のままだったのですが、先日、その素朴な疑問が解消される機会がありました。
赤坂近辺の某交差点、ふと縁石の内側の植え込みを見ると、何やら怪しい物体が。これはひょっとして...!

探し求めていた駐車違反取締用チョークではないかっ!!!(大げさ)。

この状況では、このチョークは「廃棄されたもの」と見なせます。拝借してしまっても窃盗罪には問われなさそうです(実際には元あった場所に後日ちゃんと戻しました)。そこで、そのチョークの正体を見極めるため、拾って持ち帰りました。
【チョークの正体】
そのチョーク、直径はおよそ2.5cm。両端が使い込まれていたので、オリジナルの長さは不明です。「マーキングチョーク」という名前が見られます。

左端に「S」のような文字が見えますが、削れてしまって一部しか見えないため、全体像は不明です。肝心の素材ですが、明らかに黒板用の石灰質でできたチョークとは異なります。言ってみれば「油性の白色クレヨン」をもっと固くしたような材質です。触った感じ、ロウソクと感触は非常に似ていますが、ロウソクよりも若干固めでした。

裏側には製造メーカーの記載がありました。「科学装備研究所」。

東京都中野区にあり、警察捜査用備品を作っている特殊な会社です。警視庁御用達とか。
【書いてみた】
これを手にしたら、やはり実際書いてみたくなるもの。公道に書くのは気が引けたので、マンション敷地内のコンクリートに書いてみました。

うん、これはまさしくレッカー移動後に残される例のチョーク文字。これで疑問氷解。素朴な疑問が解消されました。
その後、このチョークは発見した場所にそっと返しておきました。
【関連ページ】
信号機の不具合を連絡してみた
-----
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
駐車違反をすると、窓等にステッカー等が貼られます。ドアミラーに違反章が括り付けられることもあるようです。駐車違反をすると最低でも1点加算され、10,000円の出費となります。
点数 | 普通車 | 大型車 | |
放置駐車違反(駐停車禁止場所など) | 3 | 18,000円 | 25,000円 |
放置駐車違反(駐車禁止場所など) | 2 | 15,000円 | 21,000円 |
駐停車違反(駐停車禁止場所など) | 2 | 12,000円 | 15,000円 |
駐停車違反(駐車禁止場所など) | 1 | 10,000円 | 12,000円 |
特に交通の妨害となるような場所に長時間駐車違反していると、レッカー移動されることもあります。その場合、移動先の駐車場料金も合わせて請求されることがありますので、費用がさらにかさみます。
高々数百円の駐車料金をけちると時には大変な出費となってしまいます。クルマを停めるときはちゃんと駐車場に駐車し、駐車違反を喰らうことは避けたいものです。
【レッカー移動の際に使われるチョーク】
レッカー移動後、路面に文字が書かれていますが、そのチョーク、おそらく我々一般人が想像するチョークとは異なるはずです。黒板用のいわゆる白墨チョークで路面に文字を書いても、その文字は一雨降れば一瞬で消滅してしまうからです。警察官が路面に文字を書くために使うチョークは風雨に強い特別なものと考えていました。
しかし、レッカー移動後に警察官が路面にチョークで文字を書いている場面には遭遇することは何度がありましたが、その警察官に向かって「使っているチョーク見せて」とは口が裂けても言えません(笑)。そのため、私にとってそのチョークの正体は謎のままだったのですが、先日、その素朴な疑問が解消される機会がありました。
赤坂近辺の某交差点、ふと縁石の内側の植え込みを見ると、何やら怪しい物体が。これはひょっとして...!

探し求めていた駐車違反取締用チョークではないかっ!!!(大げさ)。

この状況では、このチョークは「廃棄されたもの」と見なせます。拝借してしまっても窃盗罪には問われなさそうです(実際には元あった場所に後日ちゃんと戻しました)。そこで、そのチョークの正体を見極めるため、拾って持ち帰りました。
【チョークの正体】
そのチョーク、直径はおよそ2.5cm。両端が使い込まれていたので、オリジナルの長さは不明です。「マーキングチョーク」という名前が見られます。

左端に「S」のような文字が見えますが、削れてしまって一部しか見えないため、全体像は不明です。肝心の素材ですが、明らかに黒板用の石灰質でできたチョークとは異なります。言ってみれば「油性の白色クレヨン」をもっと固くしたような材質です。触った感じ、ロウソクと感触は非常に似ていますが、ロウソクよりも若干固めでした。

裏側には製造メーカーの記載がありました。「科学装備研究所」。

東京都中野区にあり、警察捜査用備品を作っている特殊な会社です。警視庁御用達とか。
【書いてみた】
これを手にしたら、やはり実際書いてみたくなるもの。公道に書くのは気が引けたので、マンション敷地内のコンクリートに書いてみました。

うん、これはまさしくレッカー移動後に残される例のチョーク文字。これで疑問氷解。素朴な疑問が解消されました。
その後、このチョークは発見した場所にそっと返しておきました。
【関連ページ】
信号機の不具合を連絡してみた
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
カテゴリ: テクノロジー
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この記事に対するコメント
そのチョークをそっと返しておくあたり、館長さんの人柄が出ていますね。この記事、面白かったです。
URL | 初心者 #Z3.rquGo
2016/08/03 18:40 * 編集 *
2016/08/03 18:40 * 編集 *
Re: タイトルなし
初心者さま、コメントどうもありがとうございます。人柄が読めるほどの文体になったとしたら、物書きとしては一つ成長したということでしょうか…。恥ずかしいやらうれしいやら…。
> そのチョークをそっと返しておくあたり、館長さんの人柄が出ていますね。この記事、面白かったです。
URL | 館長 #-
2016/08/03 22:18 * 編集 *
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2016/08/03 22:18 * 編集 *
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