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シドニーで南十字星を見る

2017.07.10/Mon/00:00:31

southen_cross20170709.jpg南半球には北半球では見ることができない、もしくは見ることが困難な星座が存在します。その中で「南十字星」は日本の多くの人が見たくても見られない星座の最たるものではないでしょうか。ここシドニーでは晴れていれば、南十字星を容易に見ることができます。
【南十字星】

実は「南十字星」という星はありません。「みなみじゅうじ座」(英語名 CRUX)のα星:アクルックス (Acrux)、β星:ミモザ (Mimosa)、γ星:ガクルックス (Gacrux)、δ星という4つの星が形作る四角形の対角線を十字型に見立て、その星座を日本では通称南十字星、英語圏では "Southern Cross" と呼んでいます。

北極星がほぼ天の北極に位置するのに対して、南十字星は、天の南極には位置していません。南十字星は天の南極からは天の南極に対して南緯約60°。つまり約30°ずれています。したがって南十字星は天の南極を中心に時計回りに徐々に回転して行きます(北半球では逆で、星空は反時計回りに回転します)。南十字星はここシドニーでは常に見やすい星座ですが、それが空に高く上り、見やすくなるのは午後6時から7時です。

この30°というのがポイントで、日本でも石垣島の緯度は北緯約24度なので、石垣島ならば、地球の自転(1日)の中で、最も南十字星の経度差が小さくなる数時間、南十字星が6°水平線から顔を出すことになります。その顔を出すときに太陽が出ていては星は見られないので、石垣島で南十字星が見られる季節は12月下旬から6月の末ごろまでだそうです。

【シドニーで南十字星を見る】

現在私は長期出張中で、シドニー北のハーバーブリッジを渡った所、「ノースシドニー」に滞在しています。6月中の滞在先は22Fのタワーマンションで、眺めは良かったのですが、そのバルコニーは北向き。残念ながら南十字星は見られませんでした。7月からはちょっと近所に引越ししました。タワーマンションではありませんが、眺めは負けず劣らず良い場所です。

IMGP1535_20170709225333f83.jpg

IMGP1651_201707092253584c0.jpg

さて、ここはバルコニーが南に面しているので南十字星が見られるはず。下準備として、シドニー天文台の「2017年7月の空」を印刷しておきました。そこで、夜空を見上げると、「南十字星」が見られました。

southen_cross20170709.jpg
(見やすくするため、画像を回転・拡大しています)

これが、本日(2017年7月9日)、午後8時のノースドニーで見た星空。南十字星はどこにあるかわかりますでしょうか。その中に写し込まれている星たちを消さないため、この写真だけは、リサイズせずに 4000x3000ピクセルのオリジナルサイズでアップロードしています。クリックすると大きな画像でご覧いただけます。

IMGP1691.jpg
撮影データ
項目データ
日時2017.7.9 20:03
カメラPENTAX Q10
撮影モードマニュアル
フォーカスマニュアル
使用レンズ01 Standard Prime
焦点距離(35mm換算)8.5mm(39mm)
ホワイトバランス晴れ
露出6 sec (F/1.9)
感度ISO 400
露出補正±0
オリジナルサイズ4000x3000
エフェクトなし(撮影後レベルレタッチ)


南十字星はここにあります。

IMGP1691a.jpg

南十字星を探すには明るい1等星、「ケンタウルス座のアルファ星、ベータ星」を使うのが容易です。その2つの星が見つかれば、その星の間隔の3つ分先に南十字星があります。

IMGP1691b.jpg

【ニセ十字】

このみなみじゅうじ座、単なる4つの星を十字に結んだものなので、周辺にもそれらしい十字が何個も見られます。その中で、本物のみなみじゅうじ座より大きく、それっぽいものが昔からあり「ニセ十字(False Cross)と呼ばれます。下の写真のなかに移っていますが、ニセ十字がどれかわかりますでしょうか。

IMGP1637_20170709225408fbf.jpg
撮影データ
項目データ
日時2017.7.8 18:44
カメラPENTAX Q10
撮影モードマニュアル
フォーカスマニュアル
使用レンズ02 Standard Zoom
焦点距離(35mm換算)5mm(23mm)
ホワイトバランス晴れ
露出30 sec (F/5)
感度ISO 100
露出補正±0
オリジナルサイズ4000x3000(2839 x 2129にトリミング)
エフェクトなし(撮影後レベルレタッチ)


その「ニセ十字」はここです。

IMGP1637a.jpg

【次回への抱負】

ここノースシドニーは市街地なので、夜中でもビルや市街照明が絶えることはありません。きれいに撮影できているように見えても、地面からの光で暗い星はかき消され、明るい星しか捉えられません。また、今日7月9日の月例は15夜(満月)。月の光も強力です。

今度は、月のない新月の日に、市街地の光に影響されない場所で満点の星を見てみたいところです。幸いここオーストラリアでは、日本と違い、シドニーから100kmも離れれば、人がほとんど住んでいない地帯に行くことができます。いつかそのような光害のない場所で満点の星空を見てみたいと考えています。



【関連ページ】
シドニーアート&科学博物館HP
シドニー天文台HP
シドニー天文台 Monthly Sky Guide
シドニー天文台「2017年7月の星空マップ(PDF)」
しばし、投稿拠点をシドニーに移します。
シドニーの自転車事情(走行環境編)
シドニーの自転車事情(駐輪編)

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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カテゴリ: 写真
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この記事に対するコメント

館長さま

南半球の星空のお話、とても興味深いです。
まだ、北半球しか見たことがないので。

プラネタリウム「メガスター」を制作した大平貴之さんは、
オーストラリアでの天体観測を
『想像を絶する星の数で、天の川が、そして南十字星が
 まるで手が届きそうなほど立体的に見えた』
と、表現していました。

http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/star/interview/interview03.html

きっと、宇宙と一体感を味わえるような光景なのでしょうね。

次回の星空のレポートも楽しみにしています。
URL | 江戸っ子 #HsFEWTko
2017/07/12 10:35 * 編集 *

Re: タイトルなし

江戸っ子さま:

コメントありがとうございました。よくオーストラリアは星空観賞の聖地
とか「満天の星空」とか言われていて、楽しみにしていました。

紹介してくれたページでの大平さんの言も、オーストラリアの
星空について圧倒的な賛辞でしたね。

しかし、残念ながら、ここノースシドニーの住居は、あまりに
都市に近い。特に今は月が大きいので、実はまだ
「感動的な星空」には巡り合っていないのが正直なところです。

いつか、この都市の光から離れ、漆黒の大地から本当の
満天の星空を見てみたいと思っています。
URL | 館長 #-
2017/07/12 21:52 * 編集 *

館長さま

昨日、面白そうな記事を見つけました。

▼ 国際宇宙ステーション、ストリートビューで搭乗可能に--グーグルの360度画像
https://japan.cnet.com/article/35104658/
URL | 江戸っ子 #HsFEWTko
2017/07/25 08:45 * 編集 *

Street view in ISS

江戸っ子さま:
教えていただいて、ありがとうございました。
早速見てみました(CNETの記事とメイキングのYouTubeもふくめ)。ストリートビューはまだ全部制覇していませんが、当然ながら最初に見に行ったのはJAXAの「きぼう」です。宇宙船に乗った気分になりました。いい時代になりましたね。
URL | 館長 #-
2017/07/25 19:43 * 編集 *
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