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ヘッドパーツのメンテナンス

2015.02.22/Sun/22:51:40

IMGP9581.jpgロードバイクを購入してから1年半。実はヘッドパーツのメンテナンスを行っていませんでした。休日の空いた時間で初めてのヘッドパーツのメンテナンスを行いました。

【自転車のヘッドパーツについて】

自転車のヘッドパーツは、ハンドルを保持する大事な部分ですが、ギアやチェーン、BBと違い、「駆動力」を伝達する部分ではありません。したがって、その部分のベアリングのグリスが切れたりして、摺動が多少固くなっても、それほど気になる部分ではありません。そのため、ヘッドパーツをこまめにメンテする人は少ないのではないでしょうか。

かくいう私も、ヘッドパーツのガタについては一度調整したことがありましたが、清掃してグリスアップするメンテナンスは実はこのロードバイクを買ってから行っていませんでした。この週末はある程度時間が取れたので、アヘッドステムの構造を実際に観察してみることも目的として、ヘッドパーツをばらしてグリスアップしてみました。

【アヘッドステムの分解】

Merida Ridelite 880 のヘッドパーツ部分です。ロードバイク定番のアヘッドステム(90mm)。仕様によれば、ヘッドパーツは「VP A68E2」という製品が使われているとのこと。この部分、ベアリング部が見えたり、油が垂れてきたりすることはなく、ハンドルが普通に動いてさえいれば、あまりメンテナンスするきっかけがないものです。

IMGP9564.jpg

ヘッドパーツのメンテナンスを行う場合、ハンドルが外れてしまいますので、組み直す際にブレーキやシフトワイヤーのくぐらせ方が分かるように、ハンドル部の写真を撮っておくと良いと思います。

IMGP9563.jpg

この部分を分解してフロントフォークを抜くことになるので、ブレーキワイヤーを外す必要があります。5mm の六角レンチでフロントブレーキのワイヤーを外します。

IMGP9566.jpg

ブレーキワイヤーを外したら、ステムのボルト(上下)を交互に緩めます。

IMGP9567.jpg

ステムのボルトを緩めたら、ヘッドパーツ上部のボルトを緩めます。このボルトはフロントフォークのパイプ(コラム)内部の「スターファングル・ナット」にねじ込むボルトで、このボルトは完全に抜いてしまう必要があります。

IMGP9569.jpg

上部ボルトを抜いて、トップキャップを取った段階。コラム内部のナットが見えます。スターファングル型ではありませんが、このような形状のナットでも「スターファングル・ナット」と呼ぶのでしょうか...。

IMGP9571.jpg

この段階で、ステムをフロントフォークコラムから抜くことができます。

IMGP9572.jpg

次に、ヘッドパーツのベアリング玉押し、上部カバー、テーパーナットを外します。

IMGP9575.jpg

すると上部ベアリングが露出します。上部ベアリングはそれほど汚れていないようです。

IMGP9576.jpg

この段階でフレームをゆっくりと上げてゆくと、フロントフォークがフレームから外れてゆきます。下部ベアリングが見えてきますが、これはさすがにグリスが真っ黒になっていて相当汚れていました。

IMGP9578.jpg

フロントフォークを完全に抜き、地面に倒しておきます。

IMGP9579.jpg

次に、上部ベアリング受けの部分をきれいに清掃します。さらに、下部ベアリング受けもきれいなウエスか何かで清掃します。フレームをひっくり返すと下部のベアリング受けが良く見えるのですが、そこまではやらず、手さぐりできれいに拭くことで済ませました。

IMGP9581_201502222209431a4.jpg

次に、取り出したベアリングをパーツクリーナーできれいに清掃します。

IMGP9582.jpg

その後、グリスをベアリングに注入します。使っているのは AZ のミニグリスガンです。安いにも関わらず、質感と使い勝手が非常に良いです。

IMGP9583.jpg

上下のベアリング、そしてベアリング受け(台座)にグリスアップを行い、ホコリや汚れを寄せ付けないために、ベアリング摺動部以外のグリスはきれいに拭き取った後、このようにフロントフォークを丁寧に差し込みます。ベアリングには、リテーナーが付いているため、「裏表」があります。これも、あらかじめ写真を撮るなどして間違えないようにする必要がありますね。

IMGP9584.jpg

あとは、ベアリングキャップ、ベアリング台座、テーパーナットを入れ、ステムをコラムに差し込みます。スペーサーを入れるのを忘れないようにしましょう。

IMGP9585.jpg

あとは、トップキャップを入れ、フロントフォークがガタつかないレベルまで、トップボルトを締めこみます。トップボルトは走行時のフロントフォークを保持する役目(設計)にはなっていません。あくまでフロントフォークを保持するのはステムの方です。トップボルトは締めすぎないようにします。ステムボルトを締めるときは、ハンドルとホイールの角度が正確に直角になるように気をつけ、角度を調整しつつ、徐々にしっかり締めこんでゆきます。

IMGP9569.jpg

できあがりです。

IMGP9588.jpg

今回ばらしてみると、下部ベアリングが相当汚れていたものの、特に機能不全に陥っている状況ではありませんでした。したがって、今回のメンテナンスで、ハンドリングが劇的に変わったわけではありません。しかし、1年半でこの程度汚れることが分かって、次のメンテナンスタイミングを把握することができました。今度のメンテナンスは半年後位ですね。

【関連ページ】
自転車ヘッド部のメンテナンス
ペダルのベアリングのメンテナンス
折りたたみ自転車前輪ハブのメンテナンス
アヘッドステムの高さを変えてみよう!(サイクルベースあさひ)



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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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