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超高級プロジェクター SONY LSPX-W1S を見てきた

2015.02.14/Sat/23:54:57

IMAG0290.jpg2015年1月29日にソニーが発表した壁面投影型超高級プロジェクター LSPX-W1S を銀座のソニービルに行って見てきました。
【LSPX-W1S とは】

このところ、ソニーについてはあまりいいニュースを聞きません。VAIO は本体から切り離して売却。スマートフォン事業は縮小。テレビ事業は未だに赤字で前途多難...。利益を出すためには、薄利多売か高付加価値か...。ソニーという企業は前者にはなじまない筈です。ところが、ソニーが事業ドメインとして残したテレビやパソコン、スマートフォン、音楽プレイヤーなど、大半は「コモディティー」になってしまいました。その結果、「儲けられるもの」がなくなってしまった状況に陥りました。

ソニーが生き残るためには、他社の追随を許さない「画期的なもの」が必要な筈ですが、そのような商品・サービスがソニーからは最近リリースされていない状況が続いていました。しかし、LSPX-W1S は、その「画期的なもの」の一つになり得る商品だと思います。

LSPX-W1S は壁に最大 147 インチの 4K映像を投射できるプロジェクターです。しかし、147インチの映像を投射できるプロジェクターであれば、世の中に多々存在します。LSPX-W1S のすごいところは、投射対象の壁からたった 17cm という至近距離の床に置くことができる、極めて住空間に自然に溶け込む洗練されたデザインのプロジェクターであることです。

20150214-01.jpg
(SONY LSPX-W1S プレスリリース資料より)

この形態であれば、プロジェクターをテーブルに置いたり、天井に吊ったりする必要がありません。あたかも家具のように壁際に置くことができます。

このようなプロジェクター、たしかにアイデアを出すことはできると思います。しかし、このプロジェクターを完成度を伴って作り上げることは非常に困難です。この設置方法を採ると、プロジェクターのレンズに対して、投射面(壁)は極めて上下非対称な位置関係になります。そのような大きな角度を持った壁面に対して、4K 画像を歪みなく、ピンボケなく、投影する技術難度は途方もなく大きいものと思われるからです。

4Kテレビを作る基本技術を持ち、さらに高い光学設計、実装技術を併せ持つ必要があります。この商品、久々の「ソニーらしい」商品だと思いました。ただし価格は税別 500万円!テレビに500万円出せる家庭は極めて限られるので、「大ヒット」にはならないのだと思いますが、欲しがる人は必ずいるはず。ソニーのブランドであれば、売れると思います。やはり、ソニーはこのような「すごい」といわれるようなものを作らねば...。

【感想】

実物をぜひ見たいと思って、先日銀座のソニービルに行ってきました。テレビ展示フロアの一角に「特設コーナー」が設けてあって、そこにそれはありました。システム全体の横幅は 2.7 m。つまり4畳半の横幅いっぱいを占める大型システムです。置き場所を選びますね。

IMAG0293.jpg

投射されていた映像は、147インチの最大幅の映像だった筈です。本体を壁にぴったりくっつけることもできますが、その場合、最大サイズが106インチになってしまいます。147インチで投射するためには、壁から約17cm離す必要があります。

ズーム機能も持っていて、画面を 66インチまで絞りこむことができます。こうすると投射画面の明るさが高まるので、部屋を明るくしても違和感なく見ることができるそうです。映画を見るなど、大画面の147インチに広げる場合は、周囲をやはり暗くする必要がありそうです。

ということで、専用コーナーでは照明が抑えられ、147インチを堪能できる環境で LSPX-W1S が設置されていました。

IMAG0294.jpg

水中のイルカが泳いでいる映像では、その青さ、滑らかさが印象的でした。

IMAG0288.jpg

斜めに大きな角度をつけて投射する特殊なプロジェクターであるため、映像の上部、下部、中央、周辺の映りの変化やフォーカスの甘さなどを気を付けて見てみましたが、画面のどの位置でも気になる変化や画質劣化は認められませんでした。このような芸当は、技術力の高い日本メーカーならではだろうと再認識しました。

IMAG0289.jpg

500万円という価格、確かに高いですが、この商品、一つ一つ職人が光学系の検査と調整を行い、設置先でも高水準のフォローをするという手厚いカスタムサービスが入った上での値段です。製品の部品代だけでは測れない付加価値が入っている価格と思えば納得もいきます。庶民には手が出ませんが、「これが欲しい」という人に対しては、そのプライスタグの説明ができる商品だと思いました。

このシステム、レンズやプロジェクター部分はこのようにそれほど大きくはありません。

IMAG0291.jpg

では、なぜ 2.4m も横幅があるかというと、スピーカーシステムと、AVラック部分を同一デザインで横にくっつけているからです。

20150214-02.jpg
(SONY LSPX-W1S プレスリリース資料より)

純粋なプロジェクター本体部の横幅は 1.1m ですが、こうして 2.7m にすれば 500万円の風格も出るというものです。

HONDA が水素ガスで走るゼロ・エミッション・カー「FCV クラリティー」を2008年にプロトタイプで作ったとき、価格は1億円は下らないというものでした。それが、7年後の2015年、トヨタは FCV 「MIRAI」を税込み7,236,000円で発売します。数年で10分の1以下になりました。この形式のプロジェクターも50万円で売り出されれば、出荷数も大きく跳ね上がることでしょう。

今後も、ソニーには他社や他国のメーカーが追随できないような独創的な商品を作り続けていってもらいたいと思います。

【関連ページ】
4K超短焦点プロジェクター『LSPX-W1S』プレスリリース
LSPX-W1S 公式商品ページ



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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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カテゴリ: 家電・時計
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