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チェーンの経年変化による伸びと交換

2013.11.04/Mon/23:51:07

IMGP3819.jpgチェーンの経年劣化による伸びが気になり、チェーンを新品に交換しました。シングルスピード用の KMC HV410 です。
【チェーンの伸びと副作用】

長く自転車に乗っていると、金属製とはいえチェーンは「伸びる」ということは知識としては知っていました。ただし、いろいろ調べてみると、あらたに以下のようなことがわかりました。

  • チェーンが伸びるのは「チェーンプレート」が伸びるのではなく、チェーン間を結合するコネクトピンが局所摩耗し、プレートが喰い込んだ結果チェーンが伸びる
  • そのためチェーンが伸びるとコマとコマの摺動、ひいては伝達抵抗が悪化する
  • コマとコマの間が伸びるため、外装変速機向けのチェーンの場合、変速性能が悪化する
  • 極度にチェーンが伸びると、ギアの偏摩耗や破損、チェーン外れの原因にもなる
  • 大径スプロケットよりも小径スプロケットの方がチェーンの伸びに対して、より大きく影響される
  • 一般にチェーンが0.5%~1.0%伸びたら交換するのが望ましい
参考: チェーンの伸び自転車探検

【チェーンとチェーン切りを購入】

私の所有している小径折りたたみ自転車では、チェーンが切れたりしたトラブルがなかったことと、内装変速機であるため、変速性能の劣化が顕著に発生せず、チェーンを交換しないまま長年利用し続けてきました。チェーンの伸びは認識していたものの、「チェーン張り」を利用して調節をしていたので、10年(10,000km)以上チェーンを交換していません。

しかし、上記のようなことを知ると心配になり、早速チェーンを交換することにしました。

購入したのはシングルスピード用の「KMC HV410 シルバー」。

IMGP3793.jpg

チェーンを交換するためには「チェーン切り」が必要です。そんなに頻繁に使うツールではないので、コンパクトで安価、それでいて利用実績も十分な、Captain Stag のコンパクトチェーン切り(Y-3111)を同時購入しました。

IMGP3789.jpg

このチェーン切り、グリップ部分が組み立て(ねじ込み)式で本当にコンパクトです。他の大型のものは、確かに使いやすいですが、この商品でもチェーンピンを押しこむには問題ありませんでした。

IMGP3791.jpg

【交換】

チェーンを外します。この自転車のチェーンのコマ数は94リンクでした。

IMGP3798.jpg

これは、外したコマのピンの様子です。確かにプレート接触部がかなり摩耗しています(ピンの左下部の光沢のある2本のスジ)。

IMGP3800.jpg
(右上ピンの左下部がピカピカに削られて摩耗している)

同じコマ数の新しいチェーンと外した古いチェーンの長さを比べてみました。こうしてみると古いチェーンはかなり伸びていたことが分かります(右側黒い方が古いチェーン)。

IMGP3802.jpg

長さを測ってみます。新しいチェーンは 117.9cm、古いチェーンは 119.3cm ありました。接合用の一コマを除いた93コマの長さの理論値は 1.27cm x 93 = 118.1cm。新しいチェーンの伸びは -0.16%、古いチェーンの伸びは +1.01% と計算できます。伸びは案外小幅に収まっていて一安心でしたが、チェーンを床に置いた状況であり、しっかりとテンションをかけて計測していないため、チェーンの伸びはもう少しあると考えられます。

IMGP3803.jpg

古いチェーンもKMC製。比較するために重量を測ってみました。古いチェーンは293g。

IMGP3804.jpg

新しいチェーンは299gと6g(+2%)程、古いものより重量がありました。

IMGP3805.jpg

恐らく仕様は同じものと考えられますが、設計上の違いか摩耗が進んで重量が軽くなったのかについては不明です。

【交換完了】

交換完了です。今までのチェーンの色が黒だったのに対し、今回購入したチェーンはシルバーなので、ちょっと外観が華やかになりました。

IMGP3808c.jpg

また、このチェーン、チェーンジョイントが付属しています。そのためチェーンの洗浄などのため、チェーン切りを使わずにチェーンを容易に取り外すことができます。

IMGP3810.jpg

【WAX タイプのチェーンルブを注油】

新しいチェーンにしたので、チェーンルブも WAX タイプの新しいものを利用してみました。コストパフォーマンスに定評のある AZ ブランドの「AZ チェーンルブ クリーン」です。

IMGP3815.jpg

色は黄色で粘度は低くサラサラです。ワックス成分が入っているということなので、その成分をチェーン内部に定着させるため、最初はこのように多めに注油してチェーンをゆっくり回転させてなじませ、その後はしばらく放置しておきます。

IMGP3817.jpg

【感想】

チェーンを新品にして、チェーンオイルもワックスタイプの粘度の低いものに変更しました。その結果、ペダリングが「しゃっきり」した感じが得られ、伝達効率も高まったような気がします。伝達効率については気のせいかも知れませんが、チェーンがきれいになり汚れにくくなったことは明らかな改善で、この点においてははっきりした効果が得られました。




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最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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